「二宮隊長が南西方向で北添隊員と距離を置きながら、攻め続けている一方、別行動の犬飼、辻両隊員は現在玉狛の2名とMAP中央付近で向かい合っています」
スパイダーの量が多い先程の場所から少し移動し、MAPの中央付近の雪道。4名は互いに一定の距離を保ちながら向かい合っている。
二宮隊の2名は、スパイダーを気にしながら、空閑先輩中心に狙うように動いている。それに対し、玉狛の2名はというと、空閑先輩は二宮隊を交互に狙っていき、三雲先輩は空閑先輩が動きやすいよう、相手の踏み込みに合わせて離れた位置からアステロイドを放っている。そして、スパイダーを斬ったり、わざと足で少しだけ触れたりして取り外そうとする動きにも対応するのが今の三雲先輩の役割なようだ。
「ホントに雪での戦闘がこなれているわね、空閑くん」
空閑先輩は、右側から一歩踏み込んでくる辻先輩の足元に、スコーピオンを振り下ろし、雪を舞い上がらせて視界を防ぐ。そして、右足を軸にして左足先から出るスコーピオンを回し蹴りの要領で辻先輩の喉元まで届かせようとする。
しかし、これは2人が斬り合っている向かいの歩道からの射撃に阻まれ、蹴り上げる前に3歩下がる空閑先輩。
三雲先輩は、今出現しているシールドでは防げない角度に移動し、犬飼先輩に向けて2個のアステロイドを放射するも、盾の延長で防がれてしまう。
「辻隊員、撃ちあいの合間に距離を詰めていた」
この撃ちあいの間に辻先輩は、もう一度空閑先輩に踏み込んで突きを食らわせようとする。空閑先輩は、これを右のスコーピオンで滑らせるように下に剣先をずらしながら、2歩下がる。加えて空閑先輩は下がりながらも、左手のスコーピオンで辻先輩の足元を狙う。辻先輩は、足元の攻撃を避けながら、もう一歩踏み込んでくる。
「下がる空閑隊員にもう一太刀追撃が来る」
「そこで踏み込んだとしても、少し動けば…」
綾辻先輩の言葉に、スパイダーが張られていることを暗に示す風間さん。
ただ、辻先輩もそれは分かっていたようで…
「おっと。辻隊員もスパイダーの存在は分かっていたのか、もう一歩は踏み込まずに一旦下がる」
過度の追撃はせず、一歩下がる辻先輩。
「いや、本命は…」
その動きに風間さんが呟くのと同時に、辻先輩の動きが止まる。
「
「なるほど。さっきの足元へのスコーピオンは辻くんの動きを乱すためではなくて、積もっていた雪を取り除いて、下がった瞬間にスコーピオンが足を貫くようにするためだった、というわけね」
それに合わせて、アステロイドを放ってくるであろう犬飼先輩と空閑先輩の間に入り、そのアステロイドを防ぐ。
アステロイドが、レイガストを削っているなかで、空閑先輩は、動けない辻先輩に向かって、右から斬りつける。左足を狙い、もぐらの爪《モールクロー》の解除をさせることで数歩下がり頬に掠(かす)るものの、この攻撃の直撃を避ける辻先輩。
「まだ空閑隊員の追撃は終わらない」
下がる辻先輩に、空閑先輩は、踏み込んで右のスコーピオンで襲い掛かる。しかし、自分に向けられたハウンドをグラスホッパーで避ける必要が生じたため、これを断念。グラスホッパーで辻先輩の右斜め後ろに飛んでいくことで、これを避ける。
3人は、互いを頂点とした三角形を作るように距離を取る。三雲先輩は、空閑先輩と10メートル程先で、向かい合う位置にいる。
風間さんが、一連の攻撃を見て怪訝な顔をしている…おそらく、雨取さんの件だろう。
今4人がいるこの場所は、射線が通りにくい場所ではある。しかしあの砲撃ならば、射線なんてお構いなしで撃つことはできる。しかも今雨取さんがいる場所ならば、民家を壊しながら辻先輩に着弾、その勢いのまま犬飼先輩を狙うことだって十分に可能である。
辻先輩の足を封じたのであれば、わざわざ空閑先輩が狙わなくても、引きつけさせさえすれば問題なく当たる。
そうであるのにも関わらず、それを選択しないということは、やはり選択肢に入れられないと考えていいのかもしれない。それにスパイダーで引っかかって体勢崩したところを狙撃するという最初に思いつくであろう形を使ってないことも考えると、雨取さんが撃てないことは確定と考えていいかもしれない。まあ、どちらも東先生が怖いから撃たないだけで人を撃てないわけではないという理由で納得できてしまう…弟子補正がかかっていると言えないところが、先生の怖いところである。
あと考えられるとしたら、もう少し人数が増えてからの場を乱すための地形変更をスパイダーお構いなしに撃とうとしているかとかか。この場合、チームとして1対1のときは上位グループならば、当然意識も砲撃を向くし、そうなればスパイダーだけ壊して無意味ということになる。それを狙っており、今は撃たないだけ…4戦目まで撃たない理由としては弱いか。まあ、あれか。こういう時は撃てるって思っておいて損はないな、うん。
僕自身はそう思っているが、二宮隊2人の位置を見る限り、二宮さんが撃てないと伝えているだろうことも容易に想像できる。
スパイダーが地上にあるにも関わらず、ガンナーである犬飼先輩が、空閑先輩の攻撃を受けづらい民家の屋根からではなく地上で撃ち続けているのは、東先生の狙撃を気にしている証拠だ。そこまで気にしておいて、雨取さんの狙撃を気にしていないとは思えない。本当に気にしているのであれば、もう少し辻先輩との距離を置くはずだ。
そんなことを僕が考えているなか、三雲先輩の背後から2人の影が迫ってくる。
「奥寺隊員が、三雲隊長の背後から斬りかかる」
東隊が合流する。
「東隊の奇襲により、空閑隊員、三雲隊長はそれぞれ1対2の構図になった」
空閑先輩たち3名が向かい合う数メートル手前で、三雲先輩と東隊が同じような配置で向かい合うこととなる。
三雲先輩は路地に入って、とりあえずこの場から逃げ出そうと奥寺先輩の足元にアステロイドを放射。雪を舞い上がらせ、視界を防いだ隙に路地を通って、逃げていく。
それを追いかける東隊の2人。
「東隊は、三雲くんを仕留めるつもりみたいね」
「スパイダーを今以上に張ってくれるのであれば、グラスホッパーを持っているだろう東隊には有利に働く。しかしこれ以上張らないのであれば、三雲から仕留めた方がいいという判断だろう」
その動きを見て、加古さんと風間さんは述べる。
「乱戦にしていく、という選択もできそうですが…」
「グラスホッパーを持っていることに加え、スパイダーが地上に張ってあることで、東隊や空閑が有利に見える。だが…」
「片腕を落としたとはいえ、犬飼くんがまだ残ってる。ガンナーとグラスホッパーを使う相手との相性は1対1だったら、まだ分からないけど乱戦なら厳しいわ」
綾辻先輩の質問に答えていく、風間さんと加古さん。
「乱戦になったら、雨取隊員の大砲もありますからね。まだ条件が揃ってないんでしょう」
「なるほど」
綾辻先輩は首肯すると、東隊と三雲先輩の戦闘の解説に移っていく。
路地を通り、隣の雪道に出る東隊と三雲先輩。
「まずは、小荒井隊員がグラスホッパーで加速! 」
雪道で距離を置こうとした三雲先輩に対して、小荒井先輩は、三雲先輩の右側から一直線に急加速で接近。接近しながら、孤月を右から横に振り、三雲先輩の顔を真っ二つにしようとする。
三雲先輩は、レイガストを縦にしてそれを防御。しかし、勢いまでも殺しきれず左に数歩飛ばされてしまう。
「まだ、東隊の猛攻は続いていく」
孤月がレイガストを防いだ時に、上空に上がっていた奥寺先輩は、もう一度グラスホッパーを踏んで、三雲先輩の頭上に移動。三雲先輩がぐらついた体勢を戻そうとしたところを、孤月を振り下ろす。
「この隙に小荒井隊員が背後を取る」
それをレイガストで防御したことで、また数歩下がってしまう三雲先輩。
小荒井先輩は後ろに回りこんで、そのまま一直線に加速するために踏み台を発生させる。
「三雲隊長、ここでアステロイドを弾速最速にして小荒井隊長を狙う」
メイン、サブを同時に選択した瞬間を狙った感じか。でも…
「奥寺隊員がシールドを小荒井隊員の前に出現させる。小荒井隊員をカバー」
丸いシールドを発生させ、味方の援護をする奥寺先輩。それに対して、三雲先輩は1つ自分の体の死角に隠していたアステロイドを奥寺先輩に向けて放射。
「三雲くんも第3戦と比べるとだいぶ動きが良くなってきたわね」
命中率が上がっているアステロイドが、奥寺先輩の足を
「ただ…」
奥寺先輩は、浮遊していた足が雪道についてしまう。三雲先輩はそれを見て、奥寺先輩の
方に走っていき、レイガストを振り下ろす。
奥寺先輩は、それを
小荒井先輩は三雲先輩の背後から、肩から左腕を狙うようにして孤月を振り上げる。
「背後からの攻撃は塀を削るのみで、三雲隊長には当たらない」
三雲先輩がこれを避けたことで、路地を形成している左の民家の塀が壊れ上空に上がっていく
空閑先輩含む3名が戦っているエリアでは、スパイダーが張ってある塀ごとを壊すためにメテオラが放射してくることで煙幕もともに生じ、辺り1面を覆う …おそらく二宮隊の2人は、影浦先輩の合流を利用して空閑先輩の足止めを終えようとしていた。そうなると、メテオラ放射も予想していただろうから無傷で切り抜けられるだろう。
また、南西ではメテオラが放射された位置に向けて、そちらの方を向きアステロイドを飛ばしていく。ユズルも雨取さんも、二宮さんの位置を考えて逃げている途中。
その様子を改めて確認して、加古さんは僕の方を見る…どうやら言っていいらしい。
「今、東隊の行動を気にしている人はいない」
路地に押し込まれた奥寺先輩は、スパイダーに引っかかり、転んでいく。三雲先輩は、その様子を見ながら、アステロイドを左手で生成。そのまま、4つの光が数メートル先の奥寺先輩に放たれる。
「要するに…」
東先生がスコープを覗いている姿が画面に映る。
狙うは、削り取った塀から狙える三雲先輩の首。
「東隊長がどこから撃ったか、分かる人はいない」
イーグレットの弾が横から三雲先輩の首を通り過ぎる。
「三雲隊長が落とされるなか、中央付近では二宮隊2人が空閑隊員との戦闘を切り上げ、隊長の援護のためか南下していく」
三雲先輩が落ちた光が上空に上がっていくなか、綾辻先輩は、現時点の状況を説明する。
「空閑隊員は影浦隊長との戦闘を開始。下がりながら応戦している」
「影浦くんとの斬り合いが厳しいというのもあるだろうけど、乱戦に持ち込みたいといのもあるんじゃないかしら。さっき二階堂くんも言ったけど大砲の選択肢もある。今なら二宮隊と追いつけなくないわ。それに空閑くんは分からないけど東隊も、二宮隊と合流して乱戦狙いみたいだし」
鞭のように
加古さんの言葉に頷いた後、綾辻先輩は解説を続けていく。
「影浦隊長の絶え間ない攻撃を、2つのスコーピオンで
踏み込みをせず、右へ左へ動いていく一本のスコーピオンを、2つのスコーピオンを使って空中で衝突させていく…というか、影浦先輩不敵な笑み浮かべないでくださいよ。完璧悪党ですよ、その顔。
「影浦隊長、大きく踏み込んだ! 」
左足を前にだし、心臓を貫こうとする鞭。右のスコーピオンを滑らせ、方向を変えようとするが、急な方向転換をされ、すり抜けていくスコーピオン。そのまま首元に狙いを変え、下から伸びていく。それに対して、左のスコーピオンをその方向に向けた空閑先輩は…
「ほう」
「へぇ」
角度をつけた多少伸ばしたスコーピオンで、寸でのところで方向を変えていく。
頬からトリオンが漏れている空閑先輩の映像を見ながら、短く呟く風間さんと嬉しそうに呟く加古さん。そして、空閑先輩とともに画面に映っているのは…
口元ってそこまで上がるのかとこちらが驚くくらいの笑みを浮かべている影浦先輩の姿である。
「空閑隊員は、ここでグラスホッパーを使用。急加速で、後ろに下がっていく。影浦隊長もそれを追いかける」
グラスホッパーを踏んで南下していく空閑先輩。その先は…
「東隊、二宮隊と合流。乱戦になった」
アタッカー5名とガンナー1名が向かいあう。
場所は、スパイダーが数本確認できる中央より少し離れた位置。
影浦先輩、辻先輩、犬飼先輩で正三角形を作るように向かい合い、奥寺先輩はそれとは少し離れた位置にいる。それに対し、小荒井先輩、空閑先輩は宙を舞う。
「最初に仕掛けるのは、東隊 小荒井隊員」
小荒井先輩が上空から、辻先輩を斬りにかかる。
それを孤月で
奥寺先輩は、その瞬間に近づいて、孤月を振り下ろす。その動きに対して、その方向に鞭を伸ばしていく影浦先輩。
それを避けていく2人。
避けた犬飼先輩の背後が、わずかに光る。
「絵馬隊員のアイビスが撃つ。犬飼隊員は、集中シールドを出現させるも撃ち抜かれる」
犬飼先輩が落ちる。
「東隊や空閑は言わなくても分かるだろうが、影浦にとってもスパイダーは北添のメテオラで対処できるから心配ないが、犬飼を生き延びさせるのは後々厄介だ」
「小荒井くんたちは、この乱戦に持ち込めれば犬飼くんが最初に狙われることは分かっていたのね。だから空閑くんが来るまで足止めしていた」
「二宮隊としても逃げたかったとは思いますけど、この足場じゃ素早い動きは無理ですからね」
風間さんの言葉に補足する加古さんと僕。
場が大きく動いたことで、各隊の射程持ちが動き始める。
「玉狛の砲撃が鳴り響く」
まずは、大砲である。
その砲撃は、民家を崩壊させ、奥寺先輩と小荒井先輩のみになっていた空中組の方をめがけて飛んでいく…やはり撃てたのか。でもそしたら先程の2対2のときすでに撃ってるか。
…どちらにせよこの距離なら、先生の射程圏内だ。
「東隊長、弾道を自分の射撃でずらしていく」
その弾は関係ない方向へ移動し、着弾する。
それに驚いた表情をしてすぐに、建物から飛び降りる雨取さん。次の東先生からの攻撃は、グラスホッパー組そしてスパイダー封じの北添先輩のメテオラもきたことにより、そちらを向かざるしかなく、雨取さんが東先生から逃げる隙を与えてしまう…直撃は避けた。ただ先生ももしかすると思っていることかもしれないだけど、この煙幕中だと小荒井先輩も奥寺先輩も厳しいかもしれない。
今だからこそ南側は射程圏内だけど、最初は射程圏内的にも、始めから二宮さんが近くにいて自分の場所把握がされるという意味でも北添先輩狙えなかっただろうし、北添先輩をここまで放置するのも仕方ないし。あとは、バックワーム外してこれから居場所ばれること覚悟でツインスナイプ!! とか?
…ないな、うん、ない。
脳内佐鳥先輩がツインスナイプ言い続けているなか、雨取さんはというと、自主的な
「あちらの煙幕が発生し、次々とアタッカーが落ちていく一方、こちらでは雨取隊員と二宮隊長が向かい合う」
その理由は、位置が知られたことにより近くの道から曲がってきた二宮さんが合流したからである。
「性格わりー」
「そうね」
無言でポケットから両手を出し、アステロイドで雨取さんを落とした後、ユズルのいる方角に移動していく二宮さんを見て、僕が思わずそう口にすると加古さんが同意してくれる。
「二宮は、玉狛がバックワームを着た時点で大砲の警戒はしていただろう。辻や犬飼が最初の合流の際、最短経路を通らず互いに南下していったのも、雨取がいそうなところを確認して自分達がいるエリアにいないことを確認するため」
僕と加古さんの言葉に、呆れながら解説を始める風間さん。
風間さんが話し始めたことで、加古さんと僕も話始める。
「ゾエくんの逃げ道をハウンドで無理やり決定させておいて、自分はある程度の距離を保って違う道を通って行く。そうして自分は好きな方向に移動する。実際ゾエくんは今南の方向に移動しちゃってるし」
「しかも、たまに自分の位置を分からせるためだけの弾を撃って、それに従ってユズルと雨取さんを移動させて自分の獲りやすい位置に移動させていく。雨取さんは違う方角にいる可能性もありましたが、各隊の戦闘場所と射線が通りにくいこのMAPということを考慮すると真反対ということはありえなくはないですが、考えにくい」
雨取さんを落としてすぐに北添先輩がいる建物にアステロイドを放ち、建物を崩壊させる。
「それに、バックワームを着ているのがいやらしいですよね。影浦隊には、弾の位置で把握させといて、そこにいると思わせることで、戦闘員にレーダーの確認もさせず、オペレータにも場所に対しての疑問を抱かせずに気づいたら後ろにということもできる。そして、玉狛の判断材料さえもバックワームを着ていることで、弾の位置からの把握しかできない」
雪道へ落ちていった北添先輩が、そのまま雪に尻もちをついて着地。二宮さんがそこに近いていく。
「そうやっていつの間にか場を支配していく。流石はNo.1シューターと言ったところか」
雪に倒れたまま笑顔の北添先輩。見上げた先にはポケットに手を突っ込んだ二宮さんと、特徴ある形をしたキューブの数々。
ピースつきの笑顔で最後のくだりを綾辻先輩に奪われる僕とともに、北添先輩が落ちていく…後はユズルだけである。
南側がそういう状況のなか、MAPのとある道では…
「影浦隊と玉狛第二のエースが再び対決を始めた」
スコーピオンが空中で斬り結び、削り合っていく。しかし剣速は影浦先輩の方が速く、右手で往(い)なしたら、右腕にスコーピオンが当たり、左手で
「ここで、空閑隊員が左腕を振り上げる」
左のスコーピオンがあちらの鞭ほどではないが曲線を描き、左から首を掻っ攫おうとする。しかしこれは短めに形成したスコーピオンで、下に振り落とされる。
「攻撃を凌いだ影浦隊長が踏み込んで、十字に斬りつける」
右足で踏み込んで鞭を素早く振り、十字の斬撃のように相手を刈り取る。数歩下がりながら両手のスコーピオンで方向を変えていったことで足に当たるだけで済む。
「もう一歩踏み込む影浦隊長」
次の一歩で影浦隊長の手元が光ったのと同時に、空閑先輩の左腕が落ちる。
そんななか、空閑先輩と影浦先輩が斬り合いをしている背後からハウンドが放物線上に豪雨の如く降り注ぐ。
「二宮隊長のフルアタックハウンド! 火力差で押し切ってきた」
「貪欲」
グラスホッパー二段で、二宮先輩に近づいていく空閑先輩。見事にハウンドは避け、最後は影浦先輩の鞭と同様のスコーピオンで削り取ろうとするが、アステロイドで刈られてしまう。
「試合は、もう終わりね。東さんは完全に撤退モードだわ」
光が上空に上がった後は、狙える駒がいなくなったことで時間切れとなる。
結果
二宮隊 4点(千佳、ゾエ、ユズル、遊真)
その他一緒となっております。
後、次国近さん回です。
おそらく来年に。
以下長いです。
…で総評の件なんですけど、本誌読んでないんでよく分からないんですけど風間さんのくだりが関わってきそうなんで、それ読んでから加筆させてもらいます。
まあ、困ったときは菊地原だして
「色々頑張ったみたいだけど、結局空閑いないと何もできないんだね」
という強制イベントを発生させればどうにかなるんじゃないかなと思っています…我ながら適当だな(笑)
本当は、建物のなかでスパイダー、おさ無双となるはずだったんだけどな…二宮隊がほぼ全員バックワームのなかで、着ないのはおかしいし。
着なきゃ遊真で、釣ってができたんですけど、やつら急に着始めるから…。
以上
修より作者の課題が増えた第4戦でした。