友情、努力、勝利!!よりエロ、おっぱい、勝利!!な気がする   作:ニュイン

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煩わしい人の叫び、喧しい騒音。
それが何故か心地いいと感じる。
あぁ、自分は帰ってきたと実感する・・。


取り戻した喧騒

目が覚め、視界に入るのはいつも見慣れた天上だった。ていうか何かこれデジャブじゃねとか思ってると、腹の方に衝撃が走り恐る恐る見てみるとミッテルトが覆いかぶさっていた。

「心配したっすよ。何か夜中に帰ってきたと思ったら全身傷だらけだし、グレモリーはユウのおかげだとか意味わかんないこと言って帰るし。ウチ、ウチ・・」

何か相当、心配させたらしい。というよりこのままじゃまともに話もできないし、いい匂いがしてもう1人の俺も覚醒しそうなのでここは仕方なくミッテルトを落ち着かせて、昨日のことを話すしかないようだ。

そして、一通り説明が終わるとミッテルトが大きなため息をつきながらこちらを睨みつける。

「まぁ、大体のことはわかったっす。ていうかユウって筋金入りのお人好しっすよね」

 

「べ、別にいいだろ。俺がしたくてやったんだから、それにあのまま知らない振りもできないだろ?」

こういう言い方してると何か彼女に浮気がばれた彼氏みたいな感じだな。まぁ、彼女いない歴=年齢の俺が言うと悲しくなってくるけど・・。

「とりあえずは無事でよかったっすよ。でもウチが心配したのも事実、ユウには何か損害賠償を要求するっす」

損害賠償って。仕方ないここはご機嫌取りをするとしよう。

 

 

{商店街}

というわけで俺達がいるのは有名なスイーツ専門店。幸せそうな顔をしながらケーキを頬張るミッテルト、空になりかける俺の財布・・・プライスレス。あれだから別に泣いてなんてかな、ないんだからね///・・・自分で言ってて引いた。とか1人で脳内漫才をしているとミッテルトが口にクリームをつけながらこちらに話しかける。

「むぐむぐっ、ごくん。ユウ、これを食べ終わったら次は洋服を見に行くっすよ」

 

「ア、ウン。ワカッタ」

はははっ、もうどうにでもなぁ~れ。

次に来たのは洋服店。これがまた女の子に人気の所でかなり人がいるが男は俺ただ1人、場違いな感じが凄まじい。すると、肩を叩かれたのでそちらに目をやるとそこには更衣室から白いワンピースに身を包んだミッテルトが出てきた。

「ど、どうすか、似合うっすか?」

顔を赤らめながら上目使いで見てくる天使。やばい、やばすぎる。え、何がやばいって。そんなもん可愛いが天元突破してるからに決まってんだろ!!じゃなくて早く感想を言わないといけないな。

「結婚してください!!(あぁ、すごく似合ってるぜ)」

って違うわ、ボケ。何で心の中の声と本音が逆なんだよ、どうしようもねぇな俺。

「な、何言ってるっすか!まぁ、でもそれだけ似合ってるてことでいいっすけど・・」

 

「じゃ、じゃあそれ買ってくるから外で待っててくれっ!」

ふぅ~、危ない危ない。あのままあそこにいたら天に召されてた、てかミッテルトは元は天使だから白が似合って当然か。ん?これは・・。

 

 

{公園}

買い物も済ませ、家へと帰る途中で休憩がてらベンチで一休みしているとふとミッテルトが口を開く。

「ユウ、1つウチと約束して欲しいっす」

 

「なんだよ急に改まって」

隣へ顔を向けると、真剣な眼差しをした顔つきのミッテルト。

「多分、これから無茶をするなって言ってもどうせ聞かないだろうし、ユウはどうしようもないくらいのお人好しで、馬鹿で、スケベで、死んだ魚みたいな眼してて・・」

ん?何か最後の2つ余計じゃね。気のせいかな?

「だから・・・、最後は必ず家族のウチの所に帰ってきて・・」

耐えきれなかったのか何なのか、涙を流すミッテルト。あぁ、俺ってやつは本当に大馬鹿野郎だ。こんなに自分のことを想ってくれてる子がいるのに、心配させて泣かせて。今日1日のだって、空元気だったんだ。それを気づけなかった、何が家族だ、何が大切だそんなこともわからないで俺は・・。

「ミッテルト。これ・・・」

俺は先ほどの洋服店でワンピースと一緒に買った紅白のリボンをミッテルトに手渡す。

「何すか、これ?」

 

「約束するよ、今度は絶対ミッテルトを泣かせないって。だからそれは約束の印だ」

受け取ったリボンを大事そうに抱きしめると、おもむろに立ち上がりその場でくるりと回ったかと思えばこちらに向き直る。

「じゃあ、これをしてればユウはちゃんとウチの所に帰って来るっすよね」

 

「おう、ちゃんと帰るさ。家族の、ミッテルトの所に」

その答えに満足したのか、泣き顔から笑顔に変わるミッテルト。そうだ、もう2度と泣かせてなるものか。俺達は家族で、この子には笑顔が一番似合うのだから・・・。

 

 

{オカルト研究部}

翌日、久々に部室へミッテルトと一緒に行くとイッセーとアーシアが俺に向かってきた。

「ユウ!話は全部、部長から聞いたぜ。身体の調子はどうだ?」

 

「ユウさん、御身体の方は大丈夫ですか?」

 

「おう、イッセーとアーシアこの通り全快だぜ」

すると、たい焼きを食べていた塔城と本を読んでいた木場が話しかけてくる。

「意外としぶといですね、心配して損しました・・」

 

「まぁ、無事で何よりだよ」

 

「塔城ツンデレ乙、木場も心配かけたな」

ちょうど紅茶を淹れていた姫島がこちらに歩みよって来た。

「うふふ、部長を・・私の親友のリアスを助けていただきありがとうございましたわ」

 

「いや、そんな大したことじゃねぇよ。気にすんな」

そして、最後にリアスが俺に抱き着いてきた。

「無動君、いえユウ。本当にあの時はありがとう、感謝してもしきれないわ」

 

「あの時は俺が勝手にやったことだし、それにあの後大変だったんじゃねぇか?」

 

「別に、あの後お兄様が何とかしてくれたから問題はないわ」

お兄様って、あの男か。てことはかなりのお偉いさんなのか?というより疑問に思ったのがあったのでリアスに聞いてみることにした。

「てか、ユウってお前・・」

 

「ええ、いつまでも苗字で呼ぶのもなんだしそれにあなただって私のことリアスって呼んでるじゃない?」

そう言われればそうだった別段意識したわけじゃないがいつの間にか名前で呼んでいたらしい。そんな会話をしていると姫島が俺の腕を抱いてきた。

「あら、それでしたら私も朱乃と呼んでくれます?」

 

「なら、私も名前で・・」

 

「僕も祐斗って呼んでくれるかな?」

3人とも自分を名前で呼んでくれと言ってきた。今更かもしれないけどこれからは皆のことを名前で呼ぶことにしよう。などと考えているとミッテルトはアーシアに昨日買ったワンピースを自慢していて、イッセーはエロ本を木場は小説を読んでいて、小猫はたい焼きを頬張っていて、そして何故か喧嘩しているリアスと朱乃。どこか騒がしくて普通なら落ち着かないのに何故か心地いいとさえ思えてくる。もし、ここにリアスがいなかったら・・そんなことを考えるのは止めよう、何故ならこうしてきちんと大事なものを守れたのだから・・。

 




はい。というわけでまたもこの作品を読んで頂きありがとうございます。
いやー、ミッテルトは可愛い。この世の真理だね、異論は認める。
さて、次回はエクスカリバー編を予定しています。
また次もよろしくお願いします。
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