友情、努力、勝利!!よりエロ、おっぱい、勝利!!な気がする   作:ニュイン

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少年は思い出す。
自分の生きる目的と存在理由。
それはいつしか彼を蝕むことになる。


彼の抱えるもの

今日も今日とてジャ〇プを読みながら登校していると、向こうからイッセーとアーシアが走ってやって来た。

「おっぱお、ユウ」

 

「おはようございます、ユウさん」

 

「はいはい、おはよーさん」

2人と合流して一緒に登校するのも何か久しぶりな気がする。まぁ、ここのところドタバタしてたから仕方ないと言えば仕方ないけど・・。

「そういえばイッセー、左手は大丈夫か?」

 

「おう、ユウとアーシアのおかげで日常生活は問題ないぜ」

 

「そんな大したことはしてないですよ」

そう言って左腕を軽く回して大丈夫というアピールをするイッセーと顔を赤らめながら謙遜するアーシア。イッセーはライザーとの戦いで赤龍帝に自らの左手を差し出し、禁手したがそのあとはドラゴンの手が戻らないとか何とかだったが俺の護符による呪式、術式の応用とアーシアの治癒の力でなんとか普通の生活を送れる形にしたわけだが。とそんなこんなで学園につき教室に入るやいなや馬鹿2人がやってくる。

「おい、イッセーそれにユウ。お前らアーシアちゃんと一緒に登校なんて羨ましいぞ」

 

「そうだぞ、俺も美少女と一緒に登校したいのに・・」

 

「な、何だよいきなり。どうしたんだ松田、元浜?」

泣きながら俺達に迫るメガネとハゲ。なんかここまでくると哀れというかかわいそうというか・・。

「それにお前らリアス先輩や姫島先輩とも仲良くしやがって!」

 

「あまつさえ、学園のマスコットである小猫ちゃんまでも・・・。どんな手を使ったんだ?白状しろ!てかお願いします教えてくださ~い」

 

「だから、落ち着けってお前ら!?」

どんな手って言われても今言った連中、全員悪魔だし、仕方ないとしか言いようがないしな・・。まぁ、俺にはラブリーマイフォーリンエンジェルミッテルトたんがいるから問題ないけどな。

すると、向こうからさっきまでアーシアと話していた女子生徒が1人やって来た。

「何なに~、またあんたらはいつものエロトークしてるの?」

こいつは、桐生藍華。俺ら変態四天王と呼ばれているのにもかかわらず女子にしては俺達を嫌わず普通に接してくる希有なやつである。

「おう、桐生。てか俺とイッセーをこいつらズッコケコンビと一緒にしないでくれよ」

 

「おい、ユウ。ズッコケとは酷いぞお前」

 

「そうだぞ。貴様とて魔法使いの道へまっしぐらな童貞のくせに」

 

「よろしい、ならば戦争だ。かかってこい」

なんて馬鹿なことをしているとあっという間に放課後になり、今回はオカ研の定例会議ということでイッセーの家でやることになった。

 

 

{イッセーの部屋}

 

「じゃあ、今月の契約件数を発表するわ。朱乃11件、小猫10件、祐斗8件、アーシア3件、そしてイッセー、ユウペア0件」

 

「面目ないです・・」

それも仕方ないのである。何故なら依頼主の所へ行けばチャイムを鳴らして来る悪魔がどこにいるんだ等と言われる始末。契約なんて取れるわけがないのである・・。そんなこんなで定例会議をしているとイッセーのお母さんがやってきてイッセーの子供の頃のアルバムを持ってきて皆で見ることになった。

「これが小さい時のイッセーなのね」

 

「とっても可愛いです、イッセーさん!」

女子は女子で大いに盛り上がっている様子。ふと、祐斗の方に目をやると険しい顔をしていた。

「どうした、祐斗?」

 

「いや、家族っていいものだなって思ってね・・」

 

「木場、そういえばお前の家族って・・」

そう、イッセーが祐斗に家族について聞こうとした時、祐斗がさらに顔を険しくさせた。何事かと思い、もしかしてイッセーが全裸で写っているのか等と考えながらアルバムを覗き込むとそこにはイッセーと一緒に遊ぶ子が写っていた。

「ねぇ、イッセー君。この剣に見覚えはあるかい?」

 

「いや、何しろ昔のことだしちょっと・・」

注意深くみると確かに2人の後ろには剣が飾ってあり他には何も特別変わったところはないように見える。俺は祐斗が剣を扱うからただ気になっただけだろうと安易に考えていた・・。

 

 

{住宅街}

 

夜になり、依頼者から悪魔召喚の呼び出しがあったので俺とイッセーは目的のマンションまで自転車で向かっている途中である。しかし、今夜も契約が取れなければ新人のアーシアまで抜かれてしまい、リアスからお仕置きがあるかもしれないので気を引き締める。そして、チャイムを鳴らし待っていると依頼主であるおっさんが出てきた。

「こんちわっす。悪魔を召喚した方ですか?魔法陣で現れないでチャイムを鳴らしたのには並々ならぬ諸事情ってやつで・・・」

 

「あぁ、君達がそうか・・。まぁ、入ってくれよ」

というわけで、中に入ったわいいが何だこのソファーものすごく柔らかくて思わずトランポリンしたくなってくるぞ。なんて思ってるとおっさんは酒を持ってやって来た。

「まぁ、やってくれ」

 

「いや、俺達はまだ未成年なんでお酒はちょっと・・」

 

「何だ、酒の相手をしてほしかったんだが。仕方ない氷水でいいか?」

そして、おっさんの酒の肴代わりに何故魔法陣ではなく自転車で来たのかということ、人間である俺が悪魔と一緒にこんなことをしていることを話した。

「はっはっはっは。魔力が弱くて魔法陣が発動しないうえ、そっちは人間なのに悪魔を助けるとはね。いやー楽しい酒の時間だった、で対価は何だ魂か?」

 

「いえ、お酒に付き合った対価がそれじゃ釣り合わないですよ・・」

そこでおっさんは、高価そうな絵を対価として差し出したがさすがに一度断りはしたが他に対価として適当に見繕えるものがこれしかないとのことで有難く絵をいただいていくことにした。そして、依頼を終え帰る途中リアスから連絡があり、はぐれ悪魔の討伐依頼が来たので急遽、廃工場に集まることになった。

 

 

{廃工場}

 

「ユウ、イッセーこっちよ」

すると、俺達以外のオカ研メンバーがもう集まっていた。こっち2人は自転車だから仕方ないけどなんだかなぁ・・。

「はぐれ悪魔はここにいるのか?」

 

「ええ、今夜中に討伐しろとの命令が来たの。それだけ危険な存在ってことよ、・・・中で戦うのは不利ね。アーシアは後方待機、私と朱乃は外で待ち構えるからユウ達は敵を外へ誘き寄せてちょうだい」

 

「わかった。行くぞ、イッセー、小猫、祐斗!」

そして、工場内に入りしばらくするとはぐれ悪魔が襲いかかってきた。イッセーは赤龍帝の籠手を発動し、俺は護符で身体強化する。

「《符術》”心氣高揚”」

 

「祐斗先輩、お願いします!・・。祐斗先輩・・?」

小猫が祐斗に呼びかけるが心ここに非ずといった感じだ。そうこうしているうちにはぐれ悪魔の攻撃でダメージを負う小猫。それを見たイッセーは今まで蓄えた力を変換し敵に突っ込む。

「この、これでも食らいやがれっドラゴンショット!くっそ、パワーアップ不足か・・。てか何やってんだよイケメン!」

イッセーが祐斗に対して怒号を飛ばすと我に返った祐斗ははぐれ悪魔に切りかかるが避けられ着地の際に転んでしまう。そこに、はぐれ悪魔が噛み付こうと祐斗へ馬乗りになる。

「チッ、《符術》”風魔旋風”」

護符で風を起こし、はぐれ悪魔を祐斗から引きはがす。そしてすかさず小猫がアッパーを叩き込み外へ放り出す。

「うふふ、いらっしゃいませ」

やっぱり、恍惚とした顔で雷撃を浴びせる朱乃。はぐれ悪魔よりこいつの方が何倍も怖いんですけど・・。

「主の元から逃げ、己の欲求を満たすため暴れまわった罪、万死に値するわ。この私、グレモリー侯爵の名をもってあなたを消し飛ばしてあげる!」

そして、追い打ちといわんばかりの勢いでリアスが止めを刺し一件落着。というわけではなくどこか様子が変だった祐斗はリアスからお説教を受けている。

「どうしたというの?今日はいつものあなたらしくなかったわ、それに一歩間違えば誰かが危険な目にあったのよ!?」

 

「すいません。ただ、調子が良くなかっただけです、今日はこれで失礼します」

さすがに、これはホントにおかしいので祐斗を追いかけ呼び止める。

「おい、祐斗。どうしたんだよ?リアスにあんな態度までして、何か変だぞお前?」

 

「君には関係ない」

 

「関係なくねぇだろうが、俺達は仲間だろ!?何か悩みとかあったら聞くぜ?」

やっとこっちを向いたと思ったが、祐斗の目を見て驚愕した。

「仲間?君は羨ましいよ、そんなことを言えて。僕はね思い出したんだよ、生きる意味を、聖剣エクスカリバーを全て破壊し皆の復讐をするというね」

俺はその場を去る祐斗の背を見送ることしかできなかった。まさか後にあの出来事への予兆とはこの時の俺は知る由もなかった・・・。

 




はい。というわけで今回もこの作品を読んで頂きありがとうございます。
よろしければまた次回もよろしくお願いします。
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