友情、努力、勝利!!よりエロ、おっぱい、勝利!!な気がする   作:ニュイン

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少年は新たに決意する。
この思い、確かな絆を胸に前に進む。
もう僕は迷わない、仲間を・・そして信じてくれる人の為に。



暖かな光

俺達は学園に着くとシトリーとその眷属たちは町に被害が及ばないように学園を覆う結界を張り巡らせる。そこに生徒会副会長が現れ、紫藤が無事のことを知る。だが、一番気がかりなのは祐斗とゼノヴィアの2人だ、多分無事だと思うが。

「リアス、あなたのお兄様。魔王サーゼクス様に助けをお呼びしたら?」

 

「迷惑はかけれないわ。これは私達でなんとかするもの」

シトリーがリアスへ救援を要請した方がいいのでは?と気に掛けるがリアスは断固として拒否する。だがそこへ、朱乃がリアスへ声をかける。

「申し訳ありませんわ、部長。私から魔王様へ打診しておきましたわ」

 

「朱乃!あなた何を勝手に・・」

 

「・・・リアス。相手は堕天使の幹部、一筋縄ではいかないでしょう。ここはお力を借りませんと」

朱乃はリアスを心配してのこと。やっぱり2人は親友なんだと改めて実感する。

「はぁ~、仕方ないわね。お兄様が来るのはおよそ一時間くらいでしょうし、それまで私達で足止め・・いえ、倒すつもりでいきましょうか」

そして、俺達は学園内部へと歩を進めた。

 

 

{駒王学園内部}

 

リアスの作戦ではイッセーは赤龍帝の力を溜め皆に譲渡させるサポート役、俺はその護衛。それまでの間、リアス達はつかず離れずの攻防を強いられるわけだ。だけど俺達は負けるわけにはいかない、大切なものを守るために皆でまたいつも通りに日常を過ごすため・・。

「ふー、やっと来たか俺は待ちくたびれたぞ」

校庭に出ると、そこにはコカビエルが何か玉座のようなものに腰かけていた。

「コカビエルっ!!」

皆が臨戦態勢に入り、何時でも戦う準備を整える。だが、コカビエルは不敵な笑みを作ると残念そうな声で言った。

「何だ、サーゼクスやセラフォルーはまだ来ないのか?・・まぁ、お前たちでも余興くらいにはなるか」

次の瞬間、地面から火柱が上がったと思うと三つ首の獣が姿を現す。

「俺のペットだ。少しは楽しませてくれよ?」

 

「地獄の番犬ケルベロスですって!地上になんてものを!」

リアスが苦虫を噛み潰したような顔で言う。地獄の番犬・・名前からしてヤバいのは確かだ。

「行くわよ、朱乃それと小猫!」

リアスと朱乃、そして小猫がケルベロスと戦い始める。俺はイッセーを護衛するためとはいえ加勢は出来ない。禁忌符術を使えばいけるが残り一枚という現状では仕方ない、確かに禁忌符術は通常より威力もあるが作るのに時間や労力がかかる為に大量には用意できないのである。

「きゃあっ!!」

後方から来たケルベロスにアーシアが襲われそうになっていた。俺は護符を取り出し発動する。

「《符術》”座位転身”」

イッセーとアーシアと共に別の場所へと瞬間的に移動する。だがしかしケルベロスの数が多いのかすぐに囲まれピンチになる。

「くっそ、後少しで譲渡できるのに・・」

イッセーは悔しそうに嘆きながら歯を食いしばる。そこへケルベロスが牙を剥き出しにして襲いかかって来るが突然一刀両断され、何事だと周りを見渡すとゼノヴィアと祐斗の姿があった。

「加勢に来たぞ」

 

「ゴメン、遅くなってしまった」

魔のものに絶大な威力を発揮する聖剣使い。そして頼もしい仲間が来てくれた。そうこうしている内にイッセーの倍加が完了し、リアスと朱乃に譲渡すると次々にケルベロスを倒していく。

「ふん、少しはやるようだな。面白い、面白いではないか」

コカビエルが玉座から離れ、俺達と対峙する。だが突然、眩い光が辺り一面に広がり何事かと思い目をやるとそこには聖剣があった。

「説明してやろう、聖剣を統合しその時に発生した力でこの町を破壊する術を組んだというわけさ」

くそ、このままじゃホントにこの町が壊されちまう・・。何とかしようとしたした時、祐斗が前へと出る。

「僕は聖剣計画の生き残り・・いや正確にはお前に殺された。だが今日、死んでいった仲間たちの敵をここで討たせてもらう!!」

 

「そうか、1人脱走したものがいると聞いたが・・まぁいい、フリード!」

 

「はいなー。さぁて、この新生エクスカリバーちゃんの切れ味試させてもらいましょうかね」

祐斗とフリードが剣を交えるがやはり相手はエクスカリバーを4本もの力を集合させているからか祐斗はフリードに弾き飛ばされてしまう。そこに祐斗へとバルパーが近づく。

「いやぁ、君には感謝しているよ。おかげで私の研究は完成した。それがこれだ」

バルパーは懐から1つの結晶を取り出す。

「君達被験者は聖剣を扱えるまでの因子はなかった、だから私はその因子だけを抜き取り結晶化させたのだ。ま、最後の1つになってしまったがな」

 

「なら・・ならその因子を抜き取るだけなら僕たちを殺す必要はなかったじゃないか!!」

いつもの祐斗とは思えないくらいの激情、だがバルパーはさも可笑しそうに笑いながら話を続ける。

「はっはっは。お前らは私の実験材料にすぎなかっただけ、用済みになったのだから廃棄処分するのは当然だろう?」

 

「そ、そんな。実験材料・・廃棄・・」

祐斗の手から血が滴り、唇からは一筋の血が流れる。当然だ、当事者でない俺でも怒りで頭がどうにかなりそうなのだから。

「ほれ、お前にくれてやろう。それよりも高品質なものを量産できる所まで来ているからな」

バルパーは祐斗の方へ結晶を投げる。祐斗は結晶を拾い上げると大事そうに抱き込み涙を流す。

「僕はずっと思っていた、生きていていいのか?僕の他に生きて夢を叶えたい子はいたんじゃないか?だから僕は・・」

ふと、結晶が輝きその光は人型になったと思ったら祐斗の周りを漂い始めた。

(いいんだよ) (気にしないで) (大丈夫だから) (安心して) (僕たちの心は) (いつだって皆と)

「一緒・・」

祐斗がそう呟いた瞬間、光が身体の中へと入っていく。気づくと俺は泣いていた、それもそのはずだ。だってこんなにも暖かな想いの光なのだから。

「僕は間違っていた。同志達は復讐なんか望んでいなかった、だがもう2度と僕たちのような思いをする人を産み出さない為にお前を倒す!!」

そして祐斗は剣を1つ出現させ、天へと掲げる。

「皆の願いを、想いを今ここに形に成す。魔剣創造!」

すると、祐斗の持っていた剣が形を変える。イッセーの籠手から声がし、祐斗は至ったと、神器が禁手へと昇華したと。

「聖魔剣。聖と魔が融合した僕と同志たちの想いの剣だ!!」

 

「グレモリーの騎士。加勢しよう」

ゼノヴィアが祐斗の隣へと並ぶと徐に空間から何か剣を取り出す。

「これは聖剣デュランダル。私が隙を作るから君はあの剣を壊すんだ」

そして、ゼノヴィアがフリードへ斬りかかり注意をそらすと祐斗が一気に距離を詰め、エクスカリバーを叩き壊しフリードを気絶させた。

「やったよ皆、僕たちの想いはエクスカリバーを越えたよ。・・さて、バルパー次はお前だ」

祐斗はバルパーに剣を構える。が、上から降ってきた光の槍がバルパーを貫き消滅させた。

「くっくっくっく。なかなかの余興だったな、さて茶番も終わりにするか」

コカビエルが空から地へと降り立つ。俺達の顔を一度見渡すと笑みを浮かべ1つの提案を言い放つ。

「貴様らにチャンスをやろうではないか。もし、俺に傷を負わせたのならこの町の崩壊だけは無しにしてやろう、どうだ?」

 

「てめぇ、ふざけんのもいい加減に」

イッセーがコカビエルに立ち向かおうとしたところリアスが制止させる。

「イッセー、やりましょう。もう時間がないのは確か。コカビエル、その提案を受けるわ」

そして、イッセーは力を溜め始め、俺は護符でイッセーをサポートする。

「《符術》”龍脈奮起”」

護符で力の奔流をイッセーの強化に上乗せさせ、さらに倍加させる。

「ユウ、ありがとな。・・部長、準備できました!」

イッセーはリアスに力を譲渡し、リアスはコカビエルに対して滅びの力を放ちそして、その加勢に朱乃も雷を浴びせる。

「はっはっは、いいぞサーゼクスの妹。そして、バラキエルの娘よ!!」

 

「私の前で・・・あの男の名を、口にするな!!」

一瞬、力は均衡していたが次第に押され吹き飛ばされてしまう。

「バラキエル。堕天使の幹部の1人だったはず・・」

ゼノヴィアがぽつりとさっきコカビエルが言っていた言葉を説明する。朱乃のは顔を怒りに染めていた。まさか、朱乃が堕天使の・・なんてな・・。

「くっくっくっく。だが、貴様らもよく戦うものだな、神など先の三つ巴戦争で魔王と共にとっくに死んでいるというのに」

すると、コカビエルがとんでもないことを言い放った。神が死んでいた・・そんな衝撃なことをあっさりと。

「そ、そんな・・嘘、ですよね」

 

「あ、ありえない。じゃあ私は今まで何を・・」

アーシアとゼノヴィアは茫然自失。他の者たちも同様の様子だ。

「まぁ、ミカエルが神の代行としてやっているわけだが、それにシステムさえ動いていれば悪魔祓い等もある程度は機能するしな」

それをきっかけにアーシアはその場で気絶する。ゼノヴィアも地面へと崩れ落ちる形だ。この場にいる全員が神の不在で打ちひしがれ立っていることさえ困難な状況。

だが、たった1人コカビエルに立ち向かう者がいた。

「そんなの・・関係あるかよ・・」

 

「ほう、関係ないか。なかなか面白いな人間、ならそのわけを聞こうじゃないか?」

コカビエルへ歩を進めていた俺は立ち止まりポツリ、ポツリと言葉を紡ぐ。

「神様がいなくてもこうして世界は成り立ってる。それに俺は神様なんて一度たりとも信じたことなんてねぇよ」

 

「くっくっくっく。なら人間、貴様は一体何を信じているというんだ?」

俺は一度、呼吸を整えるとコカビエルにそして皆に聞こえるように叫ぶ。

「そんなの決まってる。大切なものとの絆であり、思い出だ!」

 

「ふん、ならば見せてみろ。その大切なものとやらを」

コカビエルは一度、距離をあけると巨大な光の槍を作り出す。俺は懐から護符を1枚取り出す。

「《禁忌符術》”血脈鳴動”」

最後の1枚である禁忌符術用の護符を発動させ、身体の血液を高速に循環させ血管には薄く霊力の膜を張り巡らせ無理やり身体強化する。

「はっはっはっは。いいぞ、実に俺を楽しませる人間だな貴様は」

コカビエルは先ほど作り出した光の槍を、俺目掛けて投げてくる。俺は腰を落とし、右拳を弓の弦のように引き構える。

「《巫流拳術》”崩月一閃”」

拳を光の槍に向け放ち、軌道をずらしてコカビエルを見上げると至極嬉しそうな顔をしていた。

「面白い、面白いぞ人間!もっとだ、もっと俺を楽しませろ!」

 

「そんなに面白いか?」

その時、結界を破って侵入してくる者がいた。

「白い龍!赤に惹かれたか!?だが邪魔立ては・・ぐわあぁああっぁああぁああ」

なんとコカビエルが口を開いた瞬間、白い奴は一瞬にしてコカビエルを倒してしまった。

「さて、アザゼルにお前を連れてくるように頼まれていてね・・後、あの神父にも話を聞かなくてはな・・」

白い奴はコカビエルとフリードを抱え去ろうとした時ふと声が聞こえた。

『無視か、白いの?』

これはイッセーの籠手からか?ということは赤龍帝か・・。

『生きていたか、赤いの』

今度は白い奴の翼から声が聞こえる。

『まぁ、この状況だまた機会があるさ。なぁアルビオン?』

 

『ふっ。そうだな、ではまた会おうドライグ』

そして、今度は白い奴が俺に話しかけてくる。

「人間の君は名を何ていうのかな?」

 

「無動裕也だ、お前は「お前は一体何なんだよ!?」

質問しようとしたところでイッセーが割り込んできた。だが、アイツはイッセーを無視して身を翻す。

「無動裕也・・。確かに覚えた、今度会うのが楽しみだよ。そして、俺の宿敵君はもう少し強くなってから俺に質問することだ」

そう言い放って奴はどこかへ飛んで行ってしまった。




はい。またまたこの作品を読んでくださりありがとうございます。
これにてエクスカリバー編は終了。
そして、次回は後日談という感じを予定しています。
というわけで、また次回もよろしくお願いします。
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