友情、努力、勝利!!よりエロ、おっぱい、勝利!!な気がする   作:ニュイン

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愛する者がいる。
それは言い表すことが出来ないほどの幸せ・・。
少女は静かに噛みしめる。


安心する温もり

やあ、皆のアイドル無動裕也だよ!キラッ☆

・・・うん、気持ち悪いね。すみません、テンション上げないとやってられないからついね・・。

昨日は朝からヴァーリとかいうイケメンの超絶イケメン(大事な事なので2回)の白龍皇に絡まれるは、ミッテルトと同棲なんてうらやまけしからん!みたいなことでyes、ロリータno touch紳士会に1日中追いかけまわされるしで散々な1日だったし。それに今日はなんと駒王学園の公開授業ということで自分たちの授業風景を家族に見てもらおうというイベントで少々憂鬱な今日この頃なのだ。

「はぁ~、リア充爆発しねぇかな?」

もう何度目かもわからないような溜息と呪詛を吐きつつミッテルトの作った味噌汁を啜る。うん、やっぱり味噌汁はわかめと豆腐が一番だねと美味しい朝食に舌鼓をうっていると対面から視線を感じたので目をやるとミッテルトが苦虫を噛み潰したような顔でこちらを睨んでいた。

「ユウ、せっかくのご飯が不味くなる様な事を言いながら食べるのやめてくれるっすか?」

 

「仕方ねぇだろ?イケメンに絡まれるは今日は公開授業だし、イケメンに絡まれるし・・」

 

「顔が良いってだけでそこまで・・」

そう言い溜息を1つ吐き、ミッテルトは再び朝食を再開する。

いやさ、だってイケメンだよ!?何なのあの顔面偏差値がメーター振り切ってるアイツは!もし俺がス〇ウ〇ーで戦闘能力(顔面)を測ったら一瞬で壊れるくらいの美形は!?くそ、やっぱりイケメンは撲滅するしかないな。だって、古事記にもそう記されてるし(錯乱)と考えながら食事を済ませ学園に行こうとした時ミッテルトに声をかけられる。

「そういえば、ユウ。公開授業とか言ってたっすけどウチらはどうするんすか?」

 

「あぁ、そのことか・・それなら大丈夫だ。それと今日は俺、学園を休むから悪いけどミッテルトだけで行ってくれるか?」

 

「ちょ、ユウどういうことっすか!?ちょっと!!」

後ろでミッテルトが叫ぶが俺には今日やらなければならないことがあるので頼んでいた物を取りにある場所へと向かった。

 

 

{アンティーク店『Between time』}

俺はいつも護符等の作成素材とかで世話になっているアンティーク店に来ているが相変わらず客はいないし、まだ朝だってのに店の中は夕方みたいに薄暗く不気味な雰囲気が漂っている。うわー、やっぱり趣味が悪いよなこの店、何て思いながら突っ立ていると入口からやや右奥のカウンターから声をかけられる。

「あれ、ユウさんじゃないですか。この時間は学園じゃないの?それともいつものですか?」

 

「いや、今日は別件で来たんだよ。悪いけど暦さんあの人はいるかな?」

 

「それなら奥の作業場にいますよ。まったく、お母さんたらもう5日も出て来ないんだから」

呆れ顔で言うこの人はこのアンティーク店の受付嬢の朝倉 暦さん(アサクラ コヨミ)実質この店の稼ぎ頭にして看板娘である。

「ありがとう。じゃ、暦さんまた今度」

あいさつもそれなりに俺は目的の人物に会うために店のさらに奥へと進む。すると、どこか重厚感漂う鉄で出来た扉が目の前に見える。そこで俺は霊力を練り扉の取っ手に手をかけると、どこからか声が聞こえてくる。

『合言葉を唱えよ』

少し機械じみたそれを聞くとまたあの恥ずかしい言葉を言わなくてはいけないかと思うと眩暈がする。俺はこめかみを揉みながら頭の痛みを多少なりとも和らげ言葉を紡ぐ。

「ミルミルミルミル、スパイラル~」

 

『コード認証。ロックを解除します』

鍵が開いたので部屋に入ると、部屋の中はありとあらゆる本の山と一目では用途が分からない部品やらが散乱していてその中心にいる人物に俺は声をかける。

「月さん、いつも言ってるけどあの合言葉何とかなんねぇのかよ?」

 

「うるっさいわね、尻の穴の小さい男だこと。だから未だに童貞なのよ」

こちらを見向きもせずに罵倒してきたこの人がこの店のマスターにして暦さんの母親、朝倉 月さん(アサクラ ユエ)。そして、俺が住んでる家を貸してくれてもいる。

「は、はぁあぁあ。べ、別にど、ど、童貞じゃねぇし」

 

「どもりながら言うとこが証拠だよ。で、あたしに用ってことは素材を取りに来たんじゃないんだろう?」

ちくしょう、俺だって好きで童貞こじらせてるわけじゃないし。ただ、本気を出してないだけだから!つか俺を本気にさせたらすごいからね!!

「はぁ、とりあえず月さん。頼んでたの出来てる?」

 

「あぁ、あれか。ちょうど完成したとこだよ、ちょっと待ってな」

月さんはそう言い残しまた、あの難攻不落の山の中に姿を消した。つか、いい加減掃除しろよ!ここ何かカビ臭いんだよ!天才って何で私生活がズボラなんだよ、師匠もそうだったし。

「ほら、頼まれてたブツだよ。受け取ったらさっさと帰りな、あたしは忙しいんだから」

山の方から投げ渡された物を受け取り俺は店を後にした。

 

{ユウside out}

 

 

{ミッテルト side}

今ウチは英語の授業が公開授業ということで内心憂鬱である。少なくともユウさえ居てくれたら良かったのに今朝になって学校を休むとか言うし。もう、何なんすかあの馬鹿は!!それにしても兵藤の両親がアーシアをカメラで撮影している。自分の息子は撮らなくていいんすかね?といってもウチには親と呼べる者はいないし・・べ、別に羨ましくなんて・・ないっすから・・。

「ミッテルトさん、大丈夫ですか?どこか具合でも悪いんですか」

 

「大丈夫っすよ、アーシア。多分、今日風邪で休んだユウが心配になっただけっすよ」

 

「そうですか・・。それならいいんですけど」

アーシアに言われて気づく。ウチはそんなに辛そうな顔をしてたってことか。何か昔のウチに今の顔を見られたら笑われるかも。と思っていると突然教室の扉が開き後ろから慌てた風な声が聞こえる。

「やっべ、もう公開授業始まってんのかよ。あ、すいませんそこ通してくださ~い」

何か初老でスーツ姿のおじいさんがウチのとこまで来てカメラを構えてきた。って、え!?つかこの人誰っすか、ウチは全然知らないっすよ!!

「おお、さすが月さん。要望以上の出来だな」

 

「も、もしかしてミッテルトさんのご家族の方ですか?」

 

「ん?そうだぞ、何言ってるんだアーシア当たり前・・あ・・」

何故かしまったという表情のおじいさん。あれ?この死んだ魚みたいな眼に初対面のはずのアーシアを知っているってことは・・。

 

 

{放課後}

全ての授業が終わりグレモリー達も親が来ているとのことで今日の部活は無しということになり家へと帰っているがその帰り道、ウチは隣で項垂れる人物に問いただす。

「ユウ。ウチに何か言いたいことがあるんじゃないっすか?」

 

「それは・・その。・・すいませんしたっー!」

それはもう額が地面に着くのではないかというほどの勢いで土下座をするユウ。ウチはそれを横目で見つつカメラを操作してデータを見るとやっぱりというかウチが写っている。

「まさか、こんなことのために学校を休んで加えてカメラまで買って何がしたかったんすか?」

ウチは今も土下座をしているユウに心底怒っているという感じで聞くと、顔は俯いたままだがぽつり、ぽつりと語り始めた。

「俺はただ、家族としてミッテルトの晴れ姿をだな。えっと、何かこう記録に残しておこうとか考えて・・それで・・」

いつもこれだ。自分のことは二の次で相手のことばかり心配するお人好し。以前ユウに聞いた話で「俺にはもう、家族って呼べるのはいないんだよ。あ、でも今はミッテルトが居るからそんなことはないか」何て悲しそうな顔で笑いながら言っていたのに。

 

「俺はさ、中学から経験してるから親のいない公開授業が辛いってこと。だからミッテルトにはそんな思いさせたくなかったし、何たって俺達は家族だろ?」

何すか、何なんすかホント。満面の笑顔でそんなこと言われたらもう文句の1つも言えないじゃない。ホント、ユウはお人好しで、馬鹿で、スケベで、死んだ魚みたいな眼してて・・。

「・・・もういいっすよ。とりあえず早く帰って夜ご飯の準備するっすよ」

 

「お、おう。てか、そんなに引っ張るなよ!ミッテルト」

ウチはユウの手を引いて我が家へと続く道を再び歩き始める。ウチにとって大切な家族でそして、大切な・・・いや、まだこの胸にある想いは閉まっていよう。今はこの繋いだ手から伝わる、彼の温もりを感じながら味わう心地よさに酔いしれながら・・。




どうもニュインです。
更新が遅れてしまい申し訳ありません。
いや、swも仕事、土日も仕事で休みが無かったもので・・。
これからは週一くらいで投稿できるよう頑張りますので次回もよろしくお願いします。
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