友情、努力、勝利!!よりエロ、おっぱい、勝利!!な気がする   作:ニュイン

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どこかで一頭の蝶が羽ばたいた。
それは、些細な事。
やがてそれは途轍もなく大きな嵐を生むことになる・・。







※今回の冒頭はイッセーsideからです。


ふとしたきっかけ

どうも、こんにちわ。兵藤一誠です。唐突ですが皆さん、おっぱいのことどう思いますか?俺はこの世において正義と悪があるならおっぱいは両方を兼ね備えた神の遺物だと思うんですよ。だっておっぱいは、時に癒し、時に育み、そして大海のように包み込んでくれたと思ったら、男をこれでもかというほどに誘惑してくるんですよ!?つまり俺が言いたいのは・・。

「あ~。おっぱい、地面から生えてこないかな~?」

 

「イッセー先輩。馬鹿なこと言ってないでこの空気何とかして下さい」

俺が思わず皆がいる部室で心の声を口にしてしまったところ小猫ちゃんが小声でツッコミをいれてくる。それも仕方ないことかもしれない。ほんの数十分前にユウが昨日の一件で部屋に閉じ籠っているギャスパーを1人で説得に行き、見事に連れ出してきたのである。それだけならいいが何と対面に座りジャ〇プを読んでいるユウのその隣にいるギャスパーがユウの腕を抱きながら一緒にジャ〇プを読んでいるのだ。

「いいか、ギャスパー。このジャ〇プは俺の魂と言っても過言じゃないくらいの代物だ」

 

「それじゃあ、これを全部読めば僕もユウ先輩のようになれるんですね!」

 

「俺は今週号はもう読んだが、お前の為にもう一度読んでやるからな」

そう言って、ユウはギャスパーとの距離を詰めるが何かもう息がかかりそうなくらい近づいている。そもそも部室に帰って来た時から可笑しかったんだよ!?2人とも手をつないで入ってくるわ、俺がギャスパーに話しかけるとびくびくしてるのにユウと話す時は笑顔で話すし。

「あら、2人とも随分仲良くなったのね?」

 

「うん。仲がいいのは実に素晴らしいな。それにしてもさすがユウだな」

俺の近くで黒いオーラを出している部長と朱乃さんとは裏腹にゼノヴィアはこの空気の中、普通のことを言えるのってすごいよ。ここは俺が何とかしなくては・・。

「な、なぁユウ。あのさ・・」

 

「あ、悪い。メール来たみたいだ」

すると、ユウが携帯を取り出し何か連絡の確認をした後、おもむろに立ち上がり用事が出来たとのことでミッテルトとギャスパーの3人で帰っていった。

「この空気を何とかしてから帰れよー!!」

俺の悲痛な叫びは部室に虚しく響き、あれはどういうことなのかと部長達に追及を受ける羽目になった。

 

{イッセーside out}

 

 

 

 

{ミッテルトside アンティーク店『Between time』}

ウチは今、ギャスパーの神器についてユウがある人物に相談していて何とかなるのかもしれないとのことで目的の場所へとやって来たが、何かとてつもなく胡散臭いところである。店内の照明はわざとなのかとても暗く、客が1人もいない。そして、ウチが店内を不思議そうに見渡していると奥の方から声が聞こえたのでそっちに眼を向けると店員らしき人が近づいてきた。

「いらっしゃい、ユウさん。今日は連れの人もいるの?」

 

「こんにちわ暦さん。でも今回も月さんに用があって来たんだ」

 

「お母さんならいつものトコにいるからそっちに行ってくれる?」

目的の人物は別の場所にいるらしいのでユウの後をついて行くウチとギャスパー。でも、ここに来て一番びっくりしたのがいつもはぶっきらぼうに話すユウがコヨミと呼んだあの店員に対して、年相応の少年のような口調で話していたことだ。どこかチクチクと痛む胸を気にしながら歩いていると頑丈そうな扉の前に着いていた。

「開いてるから入ってきな」

 

「いつも、そうやって開けといてよ!?」

文句を言いながら部屋の中へ入っていくユウの後に続いて入るウチとギャスパー。そこで出会った人物がこれから先ウチがとてもお世話になるとは思いもよらなかった。

「でだ。まぁ、前々から聞いてたハーフヴァンパイアの小僧ってこいつかい?」

 

「そう。何かしらでギャスパーの神器が暴走しないように予防できればなって思って月さんに相談したんだよ」

突然、ユエという人がギャスパーの顔を徐に掴み、眼を覗き込んだのである。気が付くとさっきまでウチとユウの間に座ってたギャスパーが部屋の隅に移動していたので、また神器が発動してしまったようだ。

「なるほど。その女装っ子の神器、”魔眼”の系統だね」

 

「何とかなるかな、月さん?」

 

「まぁ、時間をくれれば力を抑える物を作れるさ」

何てことはないという風に答えるその姿を見てウチとギャスパーは驚く。それもそうだ、時間を止められて驚かない上にギャスパーの神器がどうにかできると言ったのだから。

「あ、あの。本当に何とかなるんですか?」

 

「なるさね。アンタの場合それは魔眼のソレと似てるからね」

 

「あ、ありがとうございます。よろしくお願いします!!」

ギャスパーはこれで無闇に他人を止めなくて済むと喜んでいた。でも、ウチはこの人物がどういう人間なのかイマイチわからず信用できずにいたのでユウに聞いてみた。

「ユウ。一体この人間は何なんすか?」

 

「あぁ、説明するの忘れてたな。簡単に言うと元祓い屋だよ」

ユウの説明によると、祓い屋とは悪魔祓いと同じだが根本的なところが違い、悪魔祓いはその名の通り悪魔を祓う人物を指すのに対し、この祓い屋は”人ならざる者”を滅するのを生業としているらしい。

「でも、ユウ。その”人ならざる者”っていうのは何なんすか?」

 

「それはまぁ、言葉通りだよ」

何故か、言葉を濁す言い方なので気にはなったがギャスパーの神器を抑える物は時間がかかるということなのでまた後日伺うことになった。そして帰り際にユエという人に呼び止められる。

「アンタ、もしかしてユウが言っていたミッテルトかい?」

 

「そうっすけど、何かあるんすか?」

そう聞き返すと、彼女から透明な勾玉らしき物を渡された。

「これは一体何すか?」

 

「もし、ユウが”赤黒い”モノに包まれたらそれをユウに使うこと。今のユウはかなり不安定だからね」

”赤黒い”モノという意味が少し不気味だったが、後々この勾玉がユウを助けるカギになるとは今のウチは知るはずもなかった。

 




どうも、ニュインです。
今回は短い内容ですみません。
次回はちょっと朱乃さんを前面に出そうかなと考えております。
では、次もまた読んでくれたら幸いです。
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