友情、努力、勝利!!よりエロ、おっぱい、勝利!!な気がする   作:ニュイン

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1度目は偶然、2度目は必然、3度目は奇跡、では4度目は・・・


譲れない思い

昨日の夜、依頼をしに依頼主の所へ行くと、悪魔祓いのフリードに襲われた俺とイッセー。事の顛末をグレモリーに報告すると、フリードとアーシアは堕天使の下にいるはぐれ悪魔祓いとわかる。自分の力不足でアーシアを救えなかったイッセーは自らを鍛え、アーシアを救うことを決意。トレーニングするために俺と公園にやってきたわけだが・・

「ぐぅおおぉお、へぶっ」

気合だけは十分だが2回懸垂しただけで地面に倒れる。

「おいイッセー、全然ダメじゃねぇか」

 

「それは俺もわかってるよ。こんなんじゃアーシアを助けられないってのは・・」

悔しさにそして自分の不甲斐無さに明らかに落ち込むイッセー。

「イッセーさん、ユウさん?」

そんな本人とは裏腹に問題のアーシアがそこにはいた。

 

 

{噴水広場}

「何で、公園にいたんだ?」

疑問に思った俺はアーシアに質問する。

「それはその・・休憩時間だったので気分転換に散歩をしていたらイッセーさんとユウさんがいたので、それで・・」

明らかに何か隠しているアーシア。それを感じ取ったのかイッセーが遊びに誘い、休憩としてここにやってきたわけで。

「いやー、かなり遊んだな。」

身体を解すため伸びをするイッセー。

「痛っ!懸垂の時にどっか痛めたかな?」

 

「どんだけ貧弱なんだよ、お前は」

 

「あ、あのよろしければ私が治して差し上げますよ?」

そう言い、イッセーの近くに移動するアーシア。

「え、でも悪いよそんなの・・」

 

「いえ、私がしたいからするんです」

 

「そっか、ならお願いしようかな。へへへっ」

たくっ、嬉しそうにしやがって・・。仕方ないここは俺が一芝居うつか・。

「あーっと、俺あっちに上手いアイス売ってるとこ知ってるから2人の分も買ってくるわ」

 

「ちょ、ユウ!?」

安心しろイッセー、お前が上手くやるのを祈ってるぜ!

 

 

 

 

 

 

 

 

さて、今頃お2人さんはっと。な!?あの黒い羽根グレモリーが言っていた堕天使じゃねぇか!2人が危ない!

「イッセー、アーシア!」

 

「ここは通さないっすよ」

俺の前に立ちふさがるもう1人の堕天使。ってコイツは・・

「ミ、ミッテルト?何でお前が・・ていうか堕天使?」

 

「そうっす。ウチは堕天使レイナーレ姉様に仕える堕天使っす」

そんな、信じられない。あのミッテルトが堕天使だったなんて・・。

「ミッテルト。その男は邪魔だからお願いね、アーシアを逃がした罰はそれで無しにしてあげるわ」

レイナーレはそう言うと、イッセーとアーシアに光の矢を投げる。

「頼む、ミッテルトそこをどいてくれ!」

 

「それはできないお願いっすね。アンタはここで大人しくしてるっすよ」

ミッテルトも光の矢を出し、俺を牽制する。くそ、このままじゃ・・

「ぐわぁああぁあ」

レイナーレが投擲した光の矢で吹き飛ばされるイッセー。

「な!?イッセー!」

 

「目的は達成したは、今夜、儀式が終われば・・うふふ。ミッテルト!もういいわ帰るわよ」

 

「わかったっす、レイナーレ姉様。じゃあ、これっきりっす人間」

アーシアを連れ、2人はどこかへ消えていった。

 

 

{オカルト研究部}

アーシアを連れ去られ途方に暮れるイッセーと共に部室に来た俺達。だが、イッセーはアーシアをたった1人でも助けに行くと言い、それはグレモリーに却下される。しばらくするとグレモリーは姫島とどこかへ行ってしまう・・。

「ユウ、俺はやっぱりアーシアを助けに行く!たとえこの命に代えても!」

決意の表情で教会へ向かおうとするイッセー。

「僕も行くよ、兵藤君」

 

「私も一応心配なので行きます・・」

 

「木場、小猫ちゃん・・」

木場は剣を携え、塔城は念入りに体を解しながらイッセーに歩み寄る。

「・・木場、塔城。悪いけどイッセーを頼むわ」

 

「ユウはどうするんだ?」

 

「俺は俺で助けなきゃいけない馬鹿がいるんでなそっちに行くよ」

それぞれの思いをはせ、部室を後にする。

 

 

{ミッテルトside}

ウチは今日、朝からアーシアを逃がした。何故逃がしたかというと以前怪我をしたウチを治してくれたのがきっかけで、仲良くなり意気投合。アーシアはここにいるべき人間ではないほど優しすぎて純粋だった。そう、まるであの温かい人間のような・・。でもそれは無駄に終わった。所詮、自分1人が抵抗したところで変えられる運命などありはしない。儀式が終わるまでこの教会の森の奥にきたわけだ、少しでもアーシアの悲痛な声を聞かないように・・。そんなことを思っているとこちらに近づいてくる人影があった。

「よう、ここにいたのか。結構探したんだぜ、ミッテルト」

今一番会いたくなくて、一番会いたい人間がそこにはいた。

 

{ミッテルトside out}

 

 

{ユウside}

俺はイッセー達と別れ、教会とは違う方に来ていた。

「俺の予想だとここら辺にいると思うんだけどな・・」

あいつは、ミッテルトは優しい奴だ。アーシアにひどいことをする奴に見えない、だから教会とは別の所にいるはず、そして教会からあまり遠くへ離れていないここだと踏んだんだが。そう考えながら森の中を歩いていると見慣れたゴスロリ少女を見つけた。

「よう、ここにいたのか。結構探したんだぜ、ミッテルト」

こちらへ振り向くミッテルト。

「どうしたんすか人間。何かウチに用っすか?」

 

「あぁ、お前を助けに来た」

 

「助けに来た?は、何すかそれ。余計なお世話っすよ」

 

「そうか?じゃあ何であの時アーシアを連れ去る時辛そうな顔してたんだよ」

ミッテルトは俯き押し黙る。

「本当はこんなことしたくないんじゃないか」

 

「・・れ・・」

俺は言葉を続ける。

「お前は優しい奴だから、今朝アーシアを助けようと逃がした」

あいつに語りかける。

「・・まれ・・」

俺はあいつに近づきながら言う。

「そして今も罪悪感からこんなところにいる、違うか?」

 

「黙れっ!!アンタに・・アンタなんかにウチの何がわかるんすか!!」

まるでそれは心の叫び。

「さぁな。でも、あの時の話が今の状況と無関係ってわけじゃなさそうだしな」

その時俯いていた顔が上がる。

「じゃあ、何すか。その話を聞いたからアンタはここに来たっていうんすか?」

 

「そうだ。お前を鳥籠から出しにきたってわけだ」

何故かミッテルトは腹を押さえ高らかに笑う。

「あははははっ。お生憎様、そんなの必要ないっす」

 

「じゃあ、何で泣いてるんだよ?」

 

「泣いてる?ウチが?そんなわけないじゃないっすか」

見た目では普通に見える。だが、確かに泣いている。アイツの心は今も涙を流している。

「お前って馬鹿だな。もっと簡単に考えればいいんだよ」

俺は問いかける。アイツの心に。

「馬鹿ってなんすか!?ウチだって、ホントはこんなことしたくないっすよ!でも、仕方ないじゃないっすか。ウチは堕天使で、それに敵だって沢山いる」

今にも泣きそうな顔を隠すため、また顔を俯かせる。

「関係ねぇよ。笑顔でクレープ頬張ってる方がお前らしい」

 

「無理っすよ、ウチはここを離れたらどこにも居場所が無いんすから・・」

もう隠さなかった。嘘偽りのない本心の言葉。

「わかった、なら俺がお前の居場所になってやる」

そして顔を上げたあいつはクシャクシャの顔をさせながらこちらを見つめる。

「なんすかそれ・・プロポーズか何かっすか」

 

「プロポーズでも何でもいい。どうだ?」

それからどれくらいの時間がたっただろうか。数時間?それとも数秒?俺にとってはあいつからの返事が来るまでの間、とても長く感じた。

「ウチをいいなりにしたいんだったら力づくで言わせたらどうっすか?」

ミッテルトの手には光の矢が出現する。

「この・・頑固頭が・・」

俺も護符を準備していつでも対応できる態勢に入る。

「それはこっちのセリフっす。しつこい男は嫌われるっすよ?」

それから互いに口を閉じ、距離を測る。正直俺の方が圧倒的に不利でしかない。あの力を使えば簡単だが、それじゃ意味がない。覚悟を決めるしかない、そう思った瞬間ミッテルトがこちらに飛び掛かってきた。

「はぁぁああぁあああ」

光の矢を槍のようにしてこちらに突き出す。俺はそれを何もせずただ腹で受け止めた。

「がふっ」

血が逆流し、口内に溜まった血を吐きだす。

「な、何で?どうして?」

何が何だかわからない。そう言いたげに後ずさるミッテルト。

「い、言っただろ・・。お、俺はお前の、い、居場所になる、って・・」

やばい、スゲー痛い。痛すぎて逆に意識がはっきりする。

「じゃあ、それは・・」

ミッテルトは俺の右手を指差す。

「これは、ただの、がはっ。か、紙切れさ・・」

 

「!?」

信じられないという表情でこちらを見つめる。

だ、ダメだもう、立っていられない。そしてその場に崩れ落ちる。

「ちょ!!しっかりするっすよ、人間!!」

 

「安心しろ。俺はお前を裏切らない、1人にしない。だから、俺を信じろ」

 

「ホント馬鹿っす。馬鹿も馬鹿、大馬鹿っす」

雨かと思ったそれは、ミッテルトが流す涙だった。あぁ、ちきしょう、泣かすつもりはなかったんだけどなぁ。でも、笑ってるからいいか。なぁ、師匠?俺、今度はちゃんとやれたかな?

その日の夜はあの時と同じ雲1つない満月の夜だった。




はい、というわけで今回もこんな作品を読んでいただきありがとうございます。
前話を読んで下さった人で地の文がほとんどなくて読みづらいという指摘があり、こんな作品を読んで、しかも感想をいただき感謝感激で久々に嬉しくて泣きました。これからも何か気づいた点、ここをこうした方がいいんじゃないか等がありましたら気兼ねなくお願いします。そもそもこんな作品を読んでくれる人がいるかどうか・・・。
そんなことはさておきまた次回よろしくお願いします。
これから仕事が忙しくなるのでもしかしたら更新が遅れるかも?
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