リリカルなのはー聖王と魔弾の射手ー   作:ハマトラ

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作者のB級部隊隊長の印象

荒船隊 荒船 夢はターミネーター?量産計画

諏訪隊 諏訪 いつもなんか気の毒な人

那須隊 那須 裏の顔ドSっぽい?

鈴鳴第一 来馬 ミスター迫真の演技

東隊 東 学校の先生とか向いてそう

影浦隊 影浦 狂犬というより地獄の猟犬

二宮隊 二宮 解説やらせたら酷評しか言わなそう


第22話 八神穹④

穹がホルクを預けて2日が経った。 

右手の違和感も消えかけてはいるもののまだホルクがいないことに慣れることが出来なかったが、それも今日までである。

はやてからホルクが今日の夕方戻ってくると聞いたからだ。

 

リオ「………ていうか~…………今日も試験だよ~!大変だよ~!」

 

ヴィヴィオ「そうなんだよね~~!!」

 

穹「リオ、ヴィヴィオ、泣き言言っても仕方ないだろ?」

 

そんな中、穹達は一学期前期試験の真っ最中だった。

リオとヴィヴィオが泣き言を言っている中、穹は黙々と試験勉強していた。

普段と変わらないようで穹にも変化があった。

最近では最初の友達であるヴィヴィオ、リオ、コロナと過ごしている時間が楽しいと感じられるようになってきていた。

 

リオ「でも試験が終われば土日とあわせて四日間の試験休み!」

 

コロナ「うん!楽しい旅行が待ってるよ~」

 

ヴィヴィオ「宿泊先も遊び場ももう準備万端だって!」

 

リオ&コロナ「おお~」

 

穹「ふむ……」

 

そして穹が今気になっているのは、昨日ヴィヴィオに誘われた異世界旅行だった。

穹の師匠になるコウヤも来るらしく、シューターについて色々教えてもらえそうだった。

 

リオ「よーし!じゃあ楽しい試験休みを笑顔で迎えるためにッ!」

 

コロナ「目指せ100点満点!」

 

リオ&ヴィヴィオ「お~っ!」

 

ヴィヴィオ「ほら穹君も!お~っ!」

 

穹「お、お~………」

 

最近の悩みはヴィヴィオ達のテンションについていくことが中々出来ないことだったりしていた。

放課後、穹は真っ直ぐ帰宅した。

帰った穹を出迎えたのは意外にもコウヤだった、その次に後ろからリインがひょっこり顔を出した。

 

リイン「穹君おかえりです~♪」

 

穹「ただいま、リイン姉さん。でなんで師匠も?」

 

コウヤ「今日の内に基礎をちょっとだけ教えてやろうと思ってな……ってか師匠?」

 

穹「母さんがこれから色々教えてもらうんだから『師匠』って呼ばないと駄目だって……」

 

コウヤ「あの人はまったく………………まあいい、早く上がってこい。『待ってる』ぞ」

 

穹は急いで玄関を上がり、リビングに向かった。

そこには自分の愛機である指輪と、大切な家族がいた。

 

ホルク『久しいな、穹。といっても2日程しか経ってないがな』

 

穹「…………あぁ、おかえり。ホルク」

 

リイン「穹君、ホルクいなくて寂しがってたですよ~」

 

穹「なっ!!べ、別に寂しがってなんかないからっ!!」

 

コウヤ「穹、ツンデレ乙」

 

穹「師匠まで!?」

 

そんなやり取りの後、穹はコウヤに連れられて外に出て早速指輪を右手中指にはめ込んだ。

 

穹「ホルク、新しいはフォームを組み込まれて気分はどうだ?」

 

ホルク『フォーム追加以外にも、私の機能の改善も行われた。今なら多少指輪から離れても行動出来そうだ。』

 

穹「そうか、じゃあ早速行くぞホルク!セットアップ!!」

 

ホルク『心得た、set up』

 

ホルクが指輪に戻り、穹はバリアジャケットを装着した。

しかし、その手に銃は握られていなかった。

 

穹「シューターフォームか、早速……」

 

コウヤ「待てバカ!」

 

コウヤは早速シューターフォームを試そうとした穹に手刀を浴びせた。

脳天に受けた穹は痛みから悶えうずくまった。

 

コウヤ「いくつか注意事項がある。まず、最初の一週間は俺の許可なくシューターフォームは使うな。それとそのフォームにはリミッターがかけてある。今そのフォームで撃てるのはアステロイド(通常弾)だけだ。」

 

穹「え、なんで!?」

 

コウヤ「特殊弾は扱いが難しくなってくる、俺が大丈夫だと判断したら一つずつ解除してやる。まずはアステロイドでシューターに慣れろ」

 

穹「…………はい」

 

コウヤ「お前ならそう苦労はしないだろう。さて、じゃあ触りだけだが教えていくぞ!」

 

穹「はい!」

 

コウヤはバリアジャケットを装着して、手からキューブ状の魔力弾を生成し穹への最初の指導が始まった。

 

 

その頃時空管理局次元航行部第3オフィス、小柄な執務官の制服を着た男性がモニターに向かっていた。

 

??「あれ、ソウジ執務官?」

 

ソウジ「ん?ああ、ランスターか。随分慌ただしいな」

 

ソウジと呼ばれた執務官が振り向くと、オレンジ色の髪の女性執務官が資料片手に入ってきた。

ティアナ・ランスター執務官、かつてミッドチルダを襲った驚異に立ち向かった伝説の部隊に所属していた経歴を持ち小柄な執務官、ソウジ・カゼハヤにとっては2つ年下の後輩に当たる。

 

ティアナ「はい、近い内休みもらって友人や恩師の人達とオフトレがあるんですが、片づけなきゃいけない仕事が山積みで……」

 

ソウジ「そうか、恩師というと高町一尉か。せいぜいしごかれてこい。」

 

ティアナ「はい!そういえば、補佐の2人は?」

 

ソウジ「今は資料整理に行かせている。丁度、担当していた案件が片付いたところでな。」

 

ティアナ「流石ですね。そういえば聞きました?八神指令の………」

 

ソウジ「……………延々と二時間は聞かされた。養子とはいえ子供が出来たことが嬉しいのは分かるが………」

 

はやての名前が出た途端にどこか遠い目をするソウジにティアナは苦笑を浮かべた。

ちなみにティアナは三時間聞かされていたらしい。




簡易プロフィール

ケイ・タチカゼ(24)cv.イメージ 浪川大輔

所属 時空管理局108部隊

階級 三等陸尉

デバイス 汎用光剣型アームドデバイス『弧月』

スタイル 弧月二刀流

魔導師ランク 陸戦Sランク

魔力 SSS


モデル ワールドトリガーより太刀川慶

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