リリカルなのはー聖王と魔弾の射手ー   作:ハマトラ

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風間さんモデルキャラ本編登場回です

ソウジ・カゼハヤ(22)cv.イメージ 緑川光

所属:時空管理局次元航行部隊

役職:執務官

デバイス:汎用光剣型アームドデバイス『スコーピオン』

スタイル:隠密型補助魔法併用ステルス戦闘

魔導師ランク:陸戦Sランク

魔力:S

悩み:よく学生(中学生くらい)と間違われること
フェイトにたまに子供扱いされること

モデル:ワールドトリガーより風間蒼也


第23話 ソウジ・カゼハヤ

執務官のオフィスから一人の執務官が出てきた。

この黒い短髪の少年と見間違う身長の男性の名はソウジ・カゼハヤ。

時空管理局の中でも指折りの実力者である彼の真骨頂は隠密型補助魔法『カメレオン』によるステルス戦闘である。

彼はこの『カメレオン』を用いることで、諜報、潜入は元より多くの凶悪な次元犯罪者達を捕まえてきた。

そんな彼の立ち回りを見てかいつしかソウジと彼が『カメレオン』によるステルス戦闘を教えた二人の執務官補佐は『アサシン』と呼ばれるようになっていた。

 

はやて「あ、ソウ君今帰り?」

 

後ろから呼ばれて振り向くと、同年代ですでに指令となった知人八神はやてがいた。

 

ソウジ「八神?ああ、担当していた案件も片付いたからな。それでどうした?先に言っておくが、息子自慢なら聞かんぞ」

 

はやて「ちゃうよ~!久しぶりに家で夕飯食べへん?フェイトちゃんが心配しとったよ、ソウ君この頃まともなの食べてへんてな。自分じゃ警戒されるからて私が頼まれたんよ」

 

ソウジ「ハラウオンか、警戒されるようなことするからだ。会う度に頭を撫でてきたり、抱きかかえようとしたり、俺は子供か」

 

はやて「だからて『カメレオン』使って逃げるのはどうかと思うで?」

 

ソウジにとってフェイトは天敵としか言えなかった。

普通に逃げても彼女のスピードからは逃げられない、そこでソウジはフェイトが近づく度に『カメレオン』を使って視界から消えて逃げていた。

 

ソウジ「それを言ったらお前の所の騎士はどうだ?この前もユウを追いかけてオフィス破壊したらしいじゃないか、そこを使っていたランスターがおかげで仕事が遅れたと俺に泣きついてきたぞ。」

 

はやて「…………ホンマにすみません!」

 

ソウジ「丁度、資料整理していた所だから良かったがな。食事だが、そうだな。役職柄、体調を崩すわけにもいかん。ありがたくいただこう。」

 

ソウジははやてについて八神家に向かった。

八神家の近くに来たところで浜辺に2つの影が見えた。

高校生くらいの青年と小学生くらいの少年が管理局でも試作段階のシューターを撃ち合っていた。

 

ソウジ「あいつは確か………嘱託で試作シューターのテスターの一人だったな。イズノヤと言ったか、もう一人のは………」

 

はやて「あの子が穹、私の息子や。コウ君は穹の師匠なんよ」

 

 

 

コウヤ「ほら、まだ行くぜ!メテオラ!!」

 

穹「メテオラの対処は…………なるべく遠目から落とすこと!アステロイド!!」

 

穹の両手からキューブ状の魔力弾が生成され、キューブは細かく分裂し、コウヤのメテオラを撃ち抜く。

メテオラは穹を巻き込むことなく爆発するが、爆煙を目隠しに穹の死角からコウヤのバイパーが襲いかかった。

穹は気付くのが遅れ、数発被弾してしまった。

 

コウヤ「両攻撃(フルアタック)の時は無防備になるから、最初の内は仕掛け警戒していつでも防げるようにしておけ。常に考えることを止めるなよ、もう一度来い!」

 

穹「はい!」

 

 

 

家の前で車が止まり、ソウジは穹の訓練を見ていた。

 

ソウジ「お前の息子には見えない程、真っ直ぐな感じだな。」

 

はやて「ソウ君、今のちょっと私傷ついたで」

 

ソウジ「だが、筋はいい。将来はやはり管理局か?」

 

はやて「それを決めるのは穹自身や、けど執務官はやめてほしいな。あの子は、もう危険なことせんでええんや」

 

そうしていると、穹とコウヤが訓練を終えてこちらに向かっていた。

 

穹「あ、母さんおかえり。その人は?」

 

ソウジ「俺はソウジ、執務官だ。夕食に誘われてな。お前のことは八神から(嫌という程)聞いている。」

 

穹「八神穹、です。よろしくお願いします」

 

はやて「それじゃ、私は準備するから穹はシャワー浴びておいで。コウ君もどうや?」

 

コウヤ「そうしたいんですけど、この後知り合いの槍バカとスパーの約束あるんでまた今度で」

 

はやて「そうか?ならしゃあないか」

 

穹「師匠、今日はありがとうございました!」

 

コウヤ「おう、試験赤点取ったらメテオラぶち込んでやるから覚悟しとけよ~」

 

コウヤはそんな冗談を言って、知り合いの所へ向かった。

はやてもコウヤを見送ると夕食の準備の為に家に入っていった。

 

ソウジ「……穹」

 

穹「………?」

 

ソウジ「お前が八神に引き取られるまで、どんな生活をしていたかは敢えて問うまい。だが、これだけは言える。………………………良い親と、家族と会えたな。」

 

穹「…………はい、母さんにも、姉さん達にも、友達にも、感謝しきれない程沢山のものを貰いました。母さんに引き取られて、本当に良かったって思います。」

 

穹とソウジは家に入る。

ソウジはどうやらヴィータと主に抱える悩みについてで話が合うらしくリビングで色々と語り合っていたのは言うまでもない。




ワールドトリガーキャラモデルですが、スバルの先輩でレイジさんモデルキャラ追加予定しています。

ちなみに風間さんモデルキャラを執務官にしたのは、風間隊=エリート部隊=執務官って思ったからです。
その内、ソウジとフェイトの絡みも書いてみたいですね~

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