リリカルなのはー聖王と魔弾の射手ー   作:ハマトラ

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本編盛り上がってきたところですが、ここでバレンタイン特別編をお送りします!
色んなオリキャラ視点でそれぞれのバレンタインを見てみましょう!

注意 今後本格的に登場予定のワールドトリガーキャラモデルのオリキャラも出ます




特別編 2月14日

コウヤの場合

 

「イズノヤ君…………こ、これ!」

 

クラスの女子生徒が緊張した面持ちでコウヤに可愛らしいラッピングのされた包みを渡すとすぐ教室から出て行った。

 

ヨウスケ「お~モテるな~弾バカ」

 

コウヤ「うるせーよ、槍バカ」

 

コウヤの鞄にはすでにいくつもの包みや箱が入れられていた。

 

ヨウスケ「羨ましいな~おい、まさか弟子の方もモテてるなんてオチねぇだろうな?」

 

コウヤ「んなこと………………」

 

穹も容姿はそれなりに悪くは無い、女子に色々貰ってる所が容易に想像出来た時……………

 

ハリー「キョウヤぁあああああ!!!!!!!」

 

下の階から砲撃番長の叫びが聞こえてきた。

 

コウヤ「また普通にバレバレな嘘に引っかかったか?」

 

ヨウスケ「今日も平和だなぁ~」

 

 

ケイの場合

 

ギンガ「ケイさん、いつもお疲れ様です」

 

ケイ「おう、ありがとさん」

 

108部隊は至って平和である。ただし、ギンガから貰ったか否かで闇討ちをするものも出てくるのが毎年恒例である。

 

「タチカゼ三尉がギンガさんからチョコ貰ったぞ!者共、かかれ!!!」

 

何やら統率のとれた一団が一斉にケイに襲いかかるが……………

 

ケイ「旋空弧月」

 

ケイの持つ弧月の二閃で一掃されたのは言うまでもない。

 

 

ソウジの場合

 

シロウ「ソウジさん、なんですか?それ」

 

ソウジ「あぁ、今朝貰った。八神とハラウオン、それとこれはランスターからだな」

 

「そういえば、今朝なのはさんがユウさんに『絶望を贈ります♪』とか言って収束魔法撃ってるの見ました。その後シグナムさんが『最高の闘争を贈ろう!』と言ってひたすら剣振り回しながら追いかけてました。」

 

白い悪魔の代名詞の収束魔法を受けて、しかもあの管理局でも言わずと知れた戦闘狂に追い回される。

ソウジは静かにユウに黙祷した。

 

ソウジ「………………明日、奴が生きてることを祈ろう」

 

 

 

 

穹の場合

 

 

リオ「穹、これあげる♪ってすごい量!」

 

リオが見た穹の机の上には様々な包みが置かれていた。 

意外かもしれないが、穹はクラスの女子からの人気は高い。

普段のクールな性格にたまに見せるツンデレ、さらによく猫と戯れる姿が目撃され、その時の愛らしさが普段とのギャップを生み、結果穹の知らぬ内今ではクラスでもかなりの人気が高くなっていた。

 

穹「正直、俺も困惑してる。どうしよ、姉さん達や壊姫からも貰ってるのに………」

 

壊姫、その名を聞いてリオもすぐ固まった。

 

リオ「………………大丈夫?変なの入れられてない?」

 

穹「とりあえず……………シャマル姉さんに詳しい成分を分析してもらってる」

 

穹はため息をついて頭を抱えた。あの自分に執着する壊姫のことだ、何を仕込んでいてもおかしくない。

因みに案の定、媚薬成分や催眠魔法が検出されたのは言うまでもない。

 

コロナ「穹君、私からも!」

 

コロナからもお菓子の入った包みを貰ったが、一人どうしても渡せずにいる少女がいた。

上級生からも人気が高く、一部から天使など呼ばれている少女、高町ヴィヴィオだ。

だが、同年代の男子にバレンタインに何かを渡すようなことは今まで無かった為、中々渡すタイミングがわからずにいた。

友達感覚で渡している二人が凄いと思ったのは、おそらく初めてかもしれない。

そんな様子を見たリオが図らずも助け舟を出した。

 

リオ「穹~ヴィヴィオも何か渡したいみたいだよ~」

 

ヴィヴィオ「ふぇっ!?」

 

穹「?……………どうした?」

 

穹がすぐヴィヴィオの近くに来る。ヴィヴィオの思考が混乱し、顔を真っ赤にしながら目を回す。

 

ヴィヴィオ「えっと……………あの…………こ、これ!!!!」

 

ヴィヴィオが勢いよく包みを持った両手を突き出す。しかしそれはボディブローとなって穹に突き刺さった。

 

穹「グハッ…………!!!!」

 

 

腹部にまともに受けた穹は教室の壁に勢いよく叩きつけられた。

 

コロナ「穹君!?」

 

リオ「どうしてこうなった………」

 

ヴィヴィオ「不幸な……………事故……」

 

その後、なんとか持ち直した穹はヴィヴィオから改めて包みを受け取った。

 

穹「とりあえずありがとう」

 

コロナ「ちょっとしたアクシデントあったけどね……」

 

リオ「で、クラス一番人気のヴィヴィオから貰った感想は?」

 

リオが悪戯っぽい笑みを浮かべて聞くと、穹はしばらく考えて…………

 

穹「一撃で……………耐久値の限界まで持っていかれた……………流石ヴィヴィオ」

 

リオ「それ打撃の感想!!!」

 

 

 

 

 

 

今日もミッドチルダは平和であった




ということでミッドチルダの平和なバレンタインデーをお送りしました!

え?約1名死にかけてる?
……………………彼は犠牲になったのです

では、次回からの本編もどうぞよろしくお願いします!

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