これ間に合うかな・・・・・・
翌日、穹が学校から帰ると非番のはやてとリインとアギトが来客の準備をしていた。以前頼まれたアインハルトのデバイスが完成した為、受け取りに来るらしい。
穹「それで、先輩のデバイスどうなったの?」
はやて「それは見てからお楽しみや♪」
デバイスの外装を作ったのはアギトである為、それ程心配はしていないが、デバイスが入っている箱から時折モソモソと何かが動いた様な音が聞こえて来てより一層気になって仕方がなかった。
程なくしてインターホンが鳴って出迎えるとアインハルトとノーヴェ、そして見知らぬ眼帯の小柄な女性がいた。
穹「先輩、ノーヴェさん、いらっしゃい。それと・・・・・」
チンク「ああ、こうして会うのは初めてだな。私はチンク・ナカジマ、お前の事は姉から聞いてる」
穹「八神穹です、立ち話もなんですしどうぞ。母さん達も待ってます」
リビングに通すと、三人の歓迎を受けてすぐデバイスの説明が行われた。リインがユニットベースを作り、はやてがAIシステムと事細かな微調整を行い、仕上げにアギトが外装を担当、まさに真正古代ベルカの特別機とも言うべき仕上がりになっていた。
アギト「あたしなりにモチーフやベースも考えてさ、ヴィヴィオやルールーに連絡してシュトゥラの歴史を調べて作ってみたんだ。」
はやて「そう、クラウス陛下って豹飼ってたって話を聞いてな」
アインハルト「あ・・・・・・はい、雪原豹はシュトゥラ地方では優秀な兵士でしたから、クラウス達も大切にしていました」
アギト「そんなわけでシュトゥラの雪原豹をモチーフに作ってみたんだ!」
ノーヴェ「え、動物型?」
チンク「あまり大きいと連れて歩くのが大変では・・・・・?」
ちなみに穹は箱のサイズと豹のイメージが合わずに首を傾げて、アインハルトは豹を従えてポーズを取る自分の姿をイメージして目を輝かせていた。
アギト「そのへんはノープロブレムだ!リインッ!」
リイン「はいです!」
リインはデバイスの入った箱を出してアインハルトの前に置く。自分のデバイスを得るという初めての感覚胸を躍らせながらアインハルトはゆっくりと蓋を開けるとそこには
豹柄の子猫が丸くなって眠っていた。
穹・アインハルト・ノーヴェ・チンク((((ーーーーーーーー猫?(にゃ?))))
アギト「えええっ!なんだ今の四人の心の声!?」
リイン「もしかしてイメージと違ってましたか?」
ノーヴェ「いやいやいや!」
アインハルト「いえ、そんな」
はやて「いや、ぬいぐるみ外装はちょっとしたおちゃめやったんやけど、性能はちゃんと折り紙つきやでー?」
すると周りの騒ぎを感じてか、子猫が目を覚まして、愛らしい鳴き声をあげた。
はやて「触れたげて、アインハルト」
アインハルトが子猫を持ち上げると、相応の重みと生きてる様な温かさを感じた。
アインハルト「こんなかわいらしい子を私が頂いてよろしいんでしょうか?」
アギト「もちろん!」
リイン「アインハルトの為に生み出した子ですから!」
はやて「マスター認証がまだやから・・・・・・よかったら名前もつけたげてな」
アインハルト「はい」
リイン「認証は庭でやるですよー」
アインハルトは子猫を見て、継承したクラウスの記憶の一端を思い出していた。飼っていた雪原豹の中に聖王オリヴィエが特に気に入っていたつがいがいた。
気の早いオリヴィエはいつも子が生まれる前から名前を考えていた。
しかし、クラウスとオリヴィエの最後の年、生まれて来る事ができなかった子がいた。
彼女はその子豹に二人の好きだった物語の主人公の名前を贈ろうとしていた。勇気を胸に、諦めずに進む小さな英雄、アインハルトはこの子猫にその名前を与えようと思った。
アインハルト「個体名称登録ーーーーあなたの名前は"アスティオン"、愛称は"ティオ"。アスティオン、セットアップ」
アインハルトはアスティオンを起動、大人モードになっていつものバリアジャケットに身を包んだ。
ノーヴェ「あれ?髪型が変わってねーか?」
アインハルト「あ、そういえば」
リイン「アスティオンが調整してくれたんですよ、きっと」
アギト「そっちの方がいいよって」
アインハルト「そうなんですか?」
にゃ~
はやて「さて、ほんならちょこちょこっと調整とかしよか?」
アインハルト「お願いします」
アインハルトが調整を行っている間、穹はノーヴェとの話があってガン=カタのトレーニングを見てもらっていた。
ノーヴェ「この前、コウヤとも話したんだけど、お前現状未所属なんだよな」
穹の銃撃を避けて間合いを詰めるとラッシュを仕掛ける。穹はバックステップで後退しながら隙を見てハイキックで反撃する。
穹「そうですね、八神道場はまあ実家ってだけですからね」
穹の蹴りを右腕でガードして左ストレートを打ち込む。穹は打ち込んだ蹴りの勢いでノーヴェの上を取って踵落としを放つ、ノーヴェは両腕でガードして弾き体勢の崩れた瞬間を狙って宙に投げ出された穹の腕を掴んでそのまま背負い投げで砂浜にたたき付けた。
穹「いっつつ・・・・・・・」
ノーヴェ「さて、そこでなんだが、ヴィヴィオ達で作ったチームにお前も来ないか?」
穹「チーム?」
ノーヴェ「ああ、コウヤも言ってたけど、大会に出る以上セコンドとか最低限の環境を整える必要あるからな。それに、友達同士のチームなら気も楽だろ?」
穹「まあ・・・・・・そうですね。みんなと同じチームですし悪い話じゃありませんね」
ノーヴェ「じゃあ明日から本格的に始めるぞ!ガン=カタにバイパーの特訓もあるから覚悟しとけよ(それに同じチームならヴィヴィオにも色々"チャンス"巡って来そうだしな)」
その日、はやてにも事情を話し、親の了解も貰って穹は正式にチームナカジマに所属することになった。
もし穹に鯖クラスつけるなら・・・・・・・殺し屋時代がアサシンで現在がアーチャーですかね
cv.イメージ内山昂輝のアーチャー・・・・・・・・あれ、某悲しいさんしか思い浮かばn(フェイルノート