目線の先数十メートルに瞬間移動出来るホルクの補助魔法
ただし障害物の透過は出来ない
ワールドトリガーの空閑の黒トリガーの印をベースに補助トリガーのテレポーターを作ってみました
穹は目前の監視カメラを破壊しながら廊下を走っていた。
ホルク『…………穹、何かが凄い速さでこちらに向かっている』
穹「大方、金色の死神辺りだろう。バリアジャケットを解除するわけにもいかない。ホルク、バッグワーム」
ホルク『心得た、バッグワーム起動』
穹のバリアジャケットに緑がかったマントが現れた、そしてその影響はすぐに追跡しているフェイトに現れた。
『target lost』
フェイト「え!?」
視覚化されたレーダーから穹の魔力反応が消えてしまった。
穹「今頃、慌ててる頃だろうな」
ホルク『だが、バッグワームは微量だが魔力を消費し続ける。あまり長時間は無理だ』
穹「わかってる、なるべく早く………!!!!」
何かが迫る気配に気付いた穹は咄嗟に急停止して屈むとバッグワームの端を切り裂いて黄色い刃が通り過ぎた。
穹「…………レーダーからは俺の反応消えたはずなんだけど?」
フェイト「そうね、だから反応の消えた地点から君が通る可能性のあるルートを虱潰しに探したの!」
視線の先には、金色の死神……もとい金色の閃光、フェイト・T・ハラウオンが愛機片手に立ちふさがっていた。
ホルク『穹、厄介なことに彼女の塞いでいるルートが出口に通じているらしい』
穹「おいおい、冗談だろ?」
フェイト「さてそれじゃあ穹君、お話聞かせてもらえるかな?」
穹「悪いけど、こっちは話すことないんでね。あまり柄じゃないが、強行突破させてもらう!」
穹の手にオートライフルが現れると構えて、フェイトに向けて火を噴いた。
フェイトは冷静に防護魔法で防ぐ。
フェイト(一昨日はスナイパーライフルを使っていたけど、銃系統全般が使えるのかな?けど、防げない威力じゃないし隙を見て懐に入れば………)
穹「……と、思うだろ?」
穹が銃身のスイッチを切り替えると今度は撃った魔力弾が防護魔法を避けるように軌道を変えてフェイトに襲いかかった。
フェイト「(!!!曲がる魔力弾!?)ザンバーフォーム!!」
フェイトのバリアジャケットが変化し、襲い来る魔力弾を全て切り落とした。
しかし、目の前には穹の姿はなかった。
穹は曲がる魔力弾を囮に使い、フェイトが対応している隙にフェイトの脇を通り抜けていた。
穹はうまくフェイトの追跡を振り切って出口に向かっていた。
ホルク『穹、そこの角を曲がれば出口のエントランスだ』
穹「了解、もう見え………」
穹の言葉が途切れる、そして視線が出口に向かう。
出口の手前に人影があった、白いバリアジャケット、赤い宝石の付いた杖、特徴的な茶髪、穹の頬を自然と汗が伝う。
なのは「フェイトちゃんから逃げ延びたんだね、でももうここまでだよ。」
管理局が誇るエース・オブ・エース、高町なのはが出口の手前に陣取っていた。
穹「勘弁してくれよ、死神の次は白い悪魔かよ……」
実はオリキャラ、ワールドトリガーキャラから作ろうと思うんですが候補が多くて決まらないんですよね~
空閑と迅さん以外で次誰出そうかな……