リリカルなのはー聖王と魔弾の射手ー   作:ハマトラ

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監獄塔復刻来ましたね~・・・・・・・・空の境界コラボが先じゃね?

最近スランプ気味なのでしばらく短めになるかもです・・・・・・・・


第55話 チームナカジマ②

翌日、穹達はトレーニングの疲れから眠気と格闘しながら授業を受けていた。

ちなみに授業は歴史だったが担任も事情を知っているのでそこまで怒られることは無かった。本人曰く、自分も魔法競技に出たことがあるので気持ちが解るとの事。

 

ホルク『穹、先程からパラメータが不安定だぞ?覚醒状態と睡眠状態を繰り返している』

 

穹「だ、大丈夫だ・・・・・・・問題ない・・・・・」

 

ブランゼル『マスター?寝ながらノートに幾何学模様を書いてますよ?』

 

コロナ「だ~いじょ~ぶ~」

 

リオ「にゃはは・・・・・・今日もバルバトス狩り~・・・・・♪」

 

ソルフェージュ『マスター、それはもう終わっていますよ?』

 

ヴィヴィオ「・・・・・・・・zzz」

 

クリス『!!・・・・・・・!!!!』(訳:起きて下さい~)

 

 

穹は気力で寝落ちながらも意識を保っているが、コロナはうとうとしながら英霊を召喚しそうな紋様を書いていて、ヴィヴィオとリオは完全に夢の中だった。

ちなみにこれを好機とみた三馬鹿が穹に襲い掛かるも寝ながらの警戒の術を心得ている穹に意味など無く、鉛弾付与の追尾弾で全身重石だらけにされて瞬く間に地に伏していた。

 

「それじゃあお疲れのところ可哀相ですが八神君、古代ベルカにおいて強大な力を秘め、後にレリック認定された古代のデバイスの名称は?」

 

穹「"ブラックデバイス"・・・・・・・レリック認定されるデバイスの殆どが、外装が黒い為そう呼ばれ・・・・・・他にもレリックデバイスなどいくつかの名称が・・・・・存在します。その構造・・・・性能・・・・・全てにおいてオーバーテクノロジーで・・・・・管理局の技術部が解析に尽力するも・・・・・未だ謎だらけのデバイス、です・・・・・」

 

「はい、眠気に負けずよく出来ました!現在、管理局でも3つのブラックデバイスを保管し多くの技術者が解析に乗り出していますが、先程八神君が言った通り、解析が進まず未だに謎だらけのデバイスですね。補足しますとーーーーー」

 

穹はそこまで覚えているものの、最終的に眠気に負けて起きた時には授業は終わっていた。

 

 

 

 

そして放課後、いつもの面子で集合して合同トレーニングを行うことになっていた。ちなみに集まった全員の目がアインハルトのデバイスのティオに向いている。

 

アインハルト「えっと・・・・・・・この子が、私のデバイスのティオです。正式名称はアスティオン」

 

にゃ~

 

ヴィヴィオ・リオ・コロナ「可愛い~!!」

 

ティオは当然愛らしい見た目から女子達には人気だった。一応豹のはずだが、女子達に撫でられているところはどう見ても子猫だった。

 

ノーヴェ「はいはい、モフるのは後にしろ~、練習始めるぞ~」

 

ノーヴェの号令で惜しみながら集合し、基礎練習に取り掛かった。

 

 

 

 

 

基礎練習の後、各自の個人トレーニングで解散となり、穹はチンクに連れられて自然公園の奥に来ていた。

 

チンク「さて、今日はバイパー(変化弾)のトレーニングだ。こいつの特徴は弾道を自由に設定出来ることだ」

 

チンクが手を翳すと、キューブが出現し、4つに分割してそれぞれ上下左右に曲がって穹のすぐ近くに着弾する。

穹は当てる気が無いのはわかっていたので避けることはしなかった。

 

チンク「これはさっきの様にあらかじめ弾道パターンを設定して撃てるが、イメージで弾道を設定して撃つことが出来る。つまり試合、戦闘の最中にリアルタイムで弾道を引くんだ。難易度は高いが、その分弾道不規則になり読まれにくくなる。私もまだ完璧では無いが・・・・」

 

チンクが再びキューブを出すと16分割して撃つ。弾は意思を持った様に不規則に動いて、穹の立つ位置から離れた木に着弾した。

 

チンク「やはりまだ粗いな。とりあえず、お前にはこの弾道を引くトレーニングを行ってもらう。課題は、そうだな・・・・・・・・この魔力でコーティングした空き缶、これにひたすらバイパーを当て続け、空中に10分滞空させること、これが最初の課題だ。出来たら少しずつ時間を延ばしていくぞ!」

 

穹「はい!」

 

穹はキューブを両手に出して細細かく分割すると、投げられた空き缶に向けてひたすらバイパーを撃ち続けた。

 

 

 

 

しかし、思っていた以上に難しく、この日穹は半分の5分滞空させることで精一杯だった。

 




裏話
シスター見習いのキリエ

カリム「今日から見習いでシスターになるキリエです。皆さん、仲良くしてあげて下さいね」

キリエ「き、キリエ・・・・・・・です」←元々が人見知りする性格でカリムの後ろに隠れてしまう


カリム「この子のお世話はシャンテに一任します。お願いしますね」

シャンテ「は~い♪よしキリエ!まずはバレにくいサボり方をだな・・・・・・」

キリエ「え・・・・・・・あ、あぅ・・・・・・・」

シャッハ「シャンテ、黒い旗と蛇、どちらがいいですか?」←黒い笑み

シャンテ「すんません冗談ですどちらも勘弁して下さいお願いします」


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