本編とは時系列が違いますが、一応繋がってます。
ただ、幾つかの警告タグに引っかかる為に、枝分け致しました。
ご注意ください。
本編が戦闘無いからこっちで楽しんでいってね!
一00式重爆撃脚。通称「呑龍」。
龍を呑む、と名付けられたが、その由来は勇ましさとは裏腹に、「子育て呑龍」から来るとされた戦闘脚。
そのディティールは、扶桑の戦闘脚にしては大変大型で、「重爆撃」の名前の通りとも言える。
その重爆撃脚、呑龍装者は当然扶桑の者だ。
中央から分けた黒い髪を眉と、肩の辺りで切りそろえ、細く切れ長の目もまた黒い。頭に小さな羽根を、腰より尾羽を。
扶桑陸軍の戰衣装の白と紅。何も遮ることのない陽光を受け、その色はより色合いを増す。
時は1940年、6月。ベルギガ上空200km西、高度5000メートル。
巡航速度、約350km。この時代のストライカーユニットにしては鈍足。だが、それは空中戦を前提としたユニットならば、だ。
重爆撃を主任務にしている以上、その速度に文句を言うのは筋違い。尤も、ソレを駆る魔女には不満などない。
他国の重爆撃脚に対し、ペイロード(積載量)に劣る代りに、少々最大速力に勝る。また、扶桑の常か、航続距離も長い。扶桑にしては相当短いのだが、それも重爆撃と云う性質故に、積載量で自重が増しているのだから致し方ない。
武装は利き手であろう右手に一門の機関銃。腰の左右と後ろに各一門、計三門。背中に交差させるように二門。左の方から掛けられ、左の脇に保持された四角く黒い投下爆弾一個。計六門の火砲と、一個の爆弾。重爆撃にしては火砲が多く、爆弾の類が少ない。
この装備の選択の意図が判りづらい。数を揃えても、単騎で扱える量ではないのだ。
利き手の機関銃は二式拾參粍機関砲。扶桑陸軍の標準装備である。そのほかの機関銃は7.92mm弾装填の一式機関銃。大口径の主力火砲と、小径の副砲と云ったところか。
これが戦闘車両や戦艦のような大型兵器であれば、人員を動員してその機銃を全て使えるだろうに。
そんな呑龍の魔女の他に、一人の空戦よう戦闘脚が護衛に付いていた。
同じ扶桑陸軍のその魔女もまた、同じような衣装を纏っている。短く切りそろえた髪は、やはり扶桑の人間なのだろう。呑龍の魔女同様に黒い。同様にその頭部と腰にも羽根がある。
ユニットは一式「隼」。名の通り靭やかで、速度に重きを置いたユニット。また、扶桑の理念なのか、やはり格闘戦に向いている。装備は扶桑の魔女の標準的な装い。扶桑刀を背に、左肩には二式機関銃。何の変哲もない、扶桑魔女らしい装備。
その二機の組み合わせ。それは理に適った布陣であろう。
隼の魔女は、その護衛対象と同速力故に、本来の加速性能を発揮することなく、遊覧飛行のようにまったりと追随していた。
「ねぇ、『金鳳花』。もう少しでベルギガだけど……今回の任務、どう思う?」
隼の魔女が問う。問うた相手はもちろん呑龍の魔女。「金鳳花」と呼ばれた呑龍の魔女は、その閉じているのか開いているのか遠目で判断出来ない糸目で隼の魔女を見る。
それも僅かに数瞬。すぐに視線を前に向け、巡航速度を維持しながら飛び続ける。
「『紫蘭』。軍の思惑なんて、私は知らないし、知りたくもない。
ただ、二人で生きて、生き抜いて――こんな無茶苦茶な世の中を終わらせたい」
真直ぐ前を見つめる『金鳳花』。そんな相棒を呆れたように、鼻腔から少しばかり強い息を吐き、口の端を釣り上げ肩を竦める『紫蘭』。
変わった名前だが、これは二人のコールサイン。二人は本来存在しない遊撃部隊の人間だった。ごく少数の人員による強襲作戦。秘密裏に行われたソレを知るのは、扶桑陸軍将校の一部のみ。端から「死んでこい」とでも言うような命令。そして、名前すら奪われた二人の魔女。
二人は親友であり、戦友であり、互いに運命を預けた伴侶だ。
『金鳳花(きんぽうげ)』――黄色の五つの花弁を持つ花の名。その花に想いを寄せ、言葉を贈る。花言葉は『栄光』。そして――『中傷』。相反する意味を持つ花。
『紫蘭(しらん)』――紫色の細い花弁のラン科の花。扶桑原種のその花は、古来より人々の生活に添って生きていた。故に、その花に込められた想いは『互を忘れず』。そして――『薄れゆく愛』。
そんな二面性を喩えられた二人。大空に舞う可憐な『花』。
互いに、この戦いに生き延びても先が無い。金鳳花も紫蘭ももう直に二十だ。最後の戦いに大輪の花を咲かせるのは決定事項だが、そのまま散るつもりは無い。
軍部ではもう先のない二人が生きて帰るとは思ってもいないだろう。
ブリタニア主導のガリア撤退作戦。通称「ダイナモ作戦」。
この作戦で助かる人命の数は数えきれず、そして――
「――人知れず死に逝く魔女に、最大限の恩賞を、ね」
二人に与えられた任務は、ベルギガ北部、北海沿岸部のオーステンデよりダンケルクに向かい、パ・ド・カレー襲撃のネウロイへ向けての強襲だった。
鉱物資源が豊富な地形への侵攻が目立つネウロイの特性。それを考えると、ベルギガ北西部への侵攻はそれほど規模は大きくはない。南東部の鉱山は既に落ちていて、侵攻経路の予測ではガリアへ直行する可能性が高い。さらに言えば、ネウロイは水を嫌うのか、川越えをすることも少ない。オーステンデは運河が南東に向かい大きく伸びているので、ガリア側はネウロイの出現率は低いと思われている。
だが、それでも少なからずネウロイはいるだろうし、そもそもからして、たった二名での強襲など自殺行為にしか思えない。
彼女たちは、そんな「死に逝く魔女」として選ばれ、多くの人命の礎とされるのだ。
ならば、その任務に於いて、脱走すら考えられて当然だ。例え志願制だとしても、臆病風に吹かれ、敵前逃亡すら起こり得る。危険な任務、生きて帰る可能性など端から度外視したソレ。そんな任務に就かせようと言うのだ、恩賞も無く人心を得る事など不可能。
「紫蘭は、何故こんな任務に?」
金鳳花の疑問は当然だ。死ね、と暗に言われた任務に、何故バカ正直に付き合うのか。恩賞は「叶えられる範囲での願望の実現」だ。人が叶えられる範囲ならば、大凡全てが叶う。命と等価で買う「夢」。「夢」を買う為に――命を捨てろ、と。
「……ふ、そんなの、ヒトに言える訳ないじゃない。
――それに、貴女一人にするなんて出来ないし、他の誰でも貴方には付いて行けない。私だから、貴女と翔べるし、貴女の守れるもの」
柔和な笑を浮かべ、金鳳花に返す紫蘭。傍に寄り添い、その唯一無手の左腕を取る。優しく両手で包み、胸に抱く。
それに惚けてしまう金鳳花。愛おしそうに頬に添える紫蘭にされるがままだ。
元より細い目を、より細め。眉尻を下げた金鳳花。
優しく愛おしげに腕を抱く紫蘭。
ベルギガは直ぐそこだった。
ベルギガ国境付近。上空6000m。
そこで二つの華が舞う。
最大速度、約5000mphを以て直進する大輪の鳳花。
その周囲に寄り添うように舞う、靭やかな紫艶の雌花。
激戦区とされる戦線に比べれば、数は少ないとは云え、その周囲を囲む敵性体の数は凄まじい。そんな中を二人の魔女は翔んでいた。
金鳳花は、その名の由来ともなった固有魔法を展開する。
淡い黄色に近い光を身に纏い、それに触れた各部にマウントされていた小銃が翼を広げるように、個々にその銃口を周囲に向ける。そう、まるでそれは『金鳳花』の五指の黄色い花びらの様に。
念動系魔法の一種、周囲の物体を意のままに操る術。一見便利に見えるソレはしかし、効果範囲が非常に小さく、また複数を操るには精々二限行動(ダブルアクション)が限界だ。
しかし、そのアクションが「引き金を引く」「銃身の固定」だけならば?
そう、今、金鳳花はたった一人でその単騎にあるまじき複数の銃砲による、ワンマンアーミーと化していた。
一つ一つは小さな火力とはいえ、本命の爆弾と二式機関銃を温存しながら、シールドも張らずに戦線を強引に推し進めるなら――これほど有用な能力もない。
だが、それとて自由に銃口の向きを変えるのは難しく、多方向に目が無い人間にはその銃弾を確実に当てることは不可能だった。
つまり、あくまでこれは周囲に対する防火線。対空砲火に他ならない。
命中率は著しく悪い。だからこそ、威力は低いが軽量の小銃なのだが。
そんな金鳳花を守るように、弱点の背後を守るのが紫蘭の役目だった。
近接用の刀と、拾參粍の機関銃。周囲を常に哨戒しつつ会敵殲滅。旋回性能の高さと、金鳳花の背後から再び周囲に戻れるだけの加速力がある一式隼。
このコンビは「無敵」だ。すくなくとも、二人にとってはそれが事実で、普遍で、絶対だ。
ダンケルク上空に到達するまでに、実に二桁の敵機を落として来た。コアを持たない小型を含めたらどれくらいになるのやら。
それだけ撃墜しているのに関わらず、目標に近付くに連れ、敵性体の数は増えていく一方。肌を焼く敵機の火砲に肌を焼かれる回数も増えてきた。
白い戰衣装は、所々裂け、血の滲んだ赤に変わってゆく。
赤いベルトは、その赤を血の朱に染め上げ、より艶やかに色を濃くする。
息も乱れ、珠の汗が乱れ散る。減衰の始まっているシールドを突き破る火砲に怯える心も麻痺してしまっていた。
中型の飛行ネウロイを発見。周囲の小型を殲滅し、自由を得た五つの銃砲を一斉に向ける。両手で構えた二式と合わせ、六つもの砲撃による一斉射撃。大空を劈く炸裂音が、一人の奏者の指揮で、オーケストラを奏でる。
勇ましい軍歌。僅か数秒に濃縮された騷しい唄声は、魔力を持たない者が近寄れば、それだけで鼓膜を一瞬で破裂させるだろう。
鼓膜も魔力も持たないネウロイなど、表皮を抉られ、焼かれ、数秒の拷問に曝された挙句、ヒトの心臓の様に赤いコアを剥き出しに暴かれ、抵抗することなく砕かれるのが宿命。
感情を持っているのか、痛覚を持っているのか――そんなことは人類には分らない。だが、もし、自分がネウロイなら、服を裂かれ、肌を抉られ、心臓を剥き出しにされる数秒など、とても正気を保って居られる自信がない。そう紫蘭は思う。
周囲のネウロイの殲滅の成功し、束の間の安息を以て最後の弾倉交換を行う金鳳花。
本来なら両手を振って喜ぼうその一時ですら、二人は無言である。
命が何時果てるとも知れない戦場。味方は互いにとって一人。金鳳花にとっては紫蘭。紫蘭にとっては金鳳花。他には居ない。
ならば、この安息は、次の戦火への準備期間に過ぎない。
計六つもの銃砲への弾倉交換を終え、金鳳花は再び加速する。その背後をついて行く紫蘭。
二人の使い魔特性により強化された視力が、下方に多数の陸戦ネウロイを発見する。
その黒い躯により、高空から一望すると、地表が黒一色に見えてしまう。
そんななかに一体、他のどれよりも大きな個体を発見する。
そこから小型が複数排出されるのを見付け、最後の目標に決定する。
恐らくは小型の母体(マザー)。最早、気力も魔力も尽きかけた自分には丁度良い締めだ、と金鳳花は考えていた。
ならば、ここまで付き添ってくれた相棒に謝意を。
「紫蘭。ここまで本当にありがとう」
顔にも幾つもの傷を作り、凄惨な笑みを浮かべる金鳳花。
そんな金鳳花の視線を受け、紫蘭は硬直する。
「あとは私一人でいい。貴女は帰りなさい」
そう、死ぬのは一人でいい。常に付き添ってくれた、自身の片翼とも言える彼女と共に逝けないのは少々心残りだが、それよりも彼女が生きていてくれることの方が嬉しい。金鳳花にとって、彼女は大切なヒトなのだから。
そんな金鳳花の言葉に、辛そうに視線を反らせ、俯く紫蘭。
刀と銃を持つ手も、白くなるほど強く握り締め、双肩を固く窄めていた。
俯く顔に、僅かに見えた唇は、硬く掬ばれ震えている。
「それじゃ、ね。貴女と戦えて、嬉しかった」
――生きて――
言葉にせずとも、心でソレを伝える。生きていて欲しい、それが最後の願い。
もう、振り返らない。あとはこの命と、ここまで抱えてきた特殊榴弾が込められた爆弾を――あの母体にくれてやるだけだ。
「……バカ」
そんな背に、小さな声が掛かる。胸に小さく突き刺さるソレを無視し、心を閉ざして前だけを見て翔ぶ。
ちょっとでも気を緩めてしまえば、瞳の端から溢れ出そうになる涙を堪え、眼下に巣喰う害虫を殲滅に向かう。
こちらに気付いたネウロイが、火砲を向け迎撃に掛かる。
速力も、旋回性能も零式艦上戦闘脚や、一式戦闘脚隼に劣る一00式重爆撃脚呑龍。シールドも減衰していて、その火砲を躱すのも一苦労だ。
地表に近付くに連れ、撃たれる砲火の線は増え、次第に金鳳花の体を掠めて行くようになってくる。
最初は右頬。辛うじてシールドで威力が弱まり、撫でる程度で済んだ。
次いで左太腿。赤のベルトを焼き切り、白い素肌を朱く染める。
そして左目。眼球が焼け、激痛に獣の様な啼き声を上げてしまう。もう左目では何も見えまい。残った右目も、痛みに耐え切れず溢れた涙で視界が歪んできている。
一際太い砲火は右腕を銃諸共薙ぎ払う。五体の一部を丸ごと失う強烈な喪失感。このまま死んでしまおうか、と考えてしまう程の衝撃。それでも裡に巣喰う喪失感すら上回る決意が、その戦意を、幽かに残った気力を、無くしたかに思えた魔力を高める。
言葉にならない咆哮を、その口から吐き続ける。もう、女性として見れる容貌ではないだろうと頭の隅に思いながら、他の全ては敵の殲滅で思考が埋まっている。
弟子のような、もう一人の妹のような少女に教えた特殊兵装の投下方法。左脇に抱えたソレは、試作クラスター爆弾。20mmもの小型弾頭を複数その内部に敷き詰めて、一定時間後に展開、一斉に散蒔く。必要高度1000m。もう直にそれは投下される。
そんな時に限って、上手く事は運ばないのだ。
右腕を薙ぎ払った火砲よりも、さらに太い火砲が迫る。最早、兵装に全魔力を注ぎ込み、シールドを張れもしない。ならば死んでもこれを投下してやろう、そう思った瞬間。その視界に見慣れた顔が映り込む。
ネウロイの火砲をその背に張ったシールドで受け、笑顔で泣いている紫蘭の顔。
数秒か数分か数時間か――極限の精神状態で、死の淵に居ると見えると云う走馬灯。
ゆっくりと、ゆっくりと、ゆっくりと――
もうやめて、早く彼女を開放して!
そう声にならない声で叫んでも、引き伸ばされた時間は無情に紫蘭を焼く姿を映し続ける。
なけなしの力で紫蘭が僅かに金鳳花の体を反らす。ほんの僅か、だがそれが金鳳花の命を救う。
やがてシールドが耐え切れずに霧散し、紫蘭の体を貫く。四散する紫蘭の躯。最後まで笑顔だった容貌すらその火砲と血の赤が染め上げる。
そんな紫蘭を引き寄せようと残った左腕を伸ばす。精々掴めたのは刀を握った紫蘭の右手だけだった。
此処に来て、遂に至った「絶望」。最後の望みすら憎き敵は叶えてくれないのか。
「おのれ、おのれ――おのれぇ……ッ!」
獣じみた咆哮に、獣じみた思考に身を委ね、特殊兵装筐の側面――その開放栓を紫蘭の手を握ったまま強打する。
まるで、金鳳花と紫蘭の二人でその堰を破壊し、全てを押し流す暴流を呼び起こすかのように。
解き放たれたそのチカラは、龍を呑む大顎のように、幾重もの牙を剥いて襲いかかる。
暴雨のように母体に降り注ぎ、それに飽き足らず小型のネウロイすら巻き添えにして喰らい尽くす。
執念がそうしたのか、母体を抉る子弾が予想以上にその体表を抉って行く。
そこへ残った機銃を全て向けて最後の掃射。機銃の咆哮と金鳳花の咆哮が重なり、怨嗟の呪歌が執拗に喰い千切る。
弾薬が切れるまで打ち続けた先に、漸くその母体のコアが露出した。
しかし、最早弾薬も尽き、残った魔力もどれほどのモノか……
それでも降下をやめない。もう声も枯れ、怨敵を睨む右目だけが言葉を放っているように見える有様。
それでも、それでも――
降下し続ける。その視線は一点。コアだけだ。
「――――――」
最後に残った武器は、己の裡を満たす怒りと――
――その左手に持つ紫蘭の手が握る扶桑刀だけだ。
1940年、6月。
ガリア地方がネウロイの手に完全に落ちる。
だが、幾人かの人命の喪失と引き換えに、幾万人もの人命をブリタニアに退避させることに成功する。
その作戦、「ダイナモ」の資料の中に幾許か記載された名前がある。
「金鳳花」「紫蘭」
二つの名は、共に扶桑での花の名であることが分かる。
しかし、その詳細は不明だ。精々分かるのはコールサインであることと、その花言葉。
それはしかし、結局何を意味していたのか……
何れ、このことも人々の記憶から消えて行くのだろう。
1941年。扶桑のとある陸軍基地にて、一人の魔女がストライカーユニットを身に纏い、大空に飛立たんとしていた。
扶桑陸軍正式採用の偵察専用ユニット。一00式司令部偵察脚。通称「百偵」。
長い黒髪を首筋と先端付近で無造作に結っている少女。
それを見守る整備員と思われる少女が居る。
中央から左右に分けた黒髪を、眉と肩口で切り揃えた少女。細いその目を百偵の魔女に向けていた。
その視線は強ばっており、口元も強く結んでいる。
まるで、何かに怯えているように。
ゆっくり息を吸い、そして吐く。
それで気分を入れ替えたのか、パッと見た限りでは、先程の様子など露ほども見せない。
ケラケラと笑いながら、百偵の魔女に近寄り、その肩を思いっきり叩いた。
それに顔を顰める百偵の魔女。そんな魔女に擦り寄って抱き寄せる。馬鹿みたいに笑いながら、頬ずりして――
初めは鬱陶しげに思っていた魔女。突き放そうと思い、その腕に触れたとき――
彼女の腕が表情と裏腹に、微かに震え、強張っているのに気付いた――
まぁ、色々伏せてるけど丸分かりな部分アルヨネー
本当は「ちょっと俺TUEEEEE書いてみよう」とか思って書いたんですよ。
でも、私にはそんな才能が無く、気が付いたら「なんかストフリみたいなクセに超弱ぇ」になってました。あれ?なんで?
現実感とか考えてたら、無双するには弾薬不足(携帯量的な)。
魔力とかどんだけあればいいんだよ!! とか。
……補給も出来ない所に吹っ飛ばされたら、無双出来ても長続きしない現実。そんな話