ハイスクールD×D 〜イレギュラーの乱入〜   作:しおから

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デートの予定入りまーっす!!悪いな、2人共。AV鑑賞会は来週になりそうだ。

 

 

 

兵藤に彼女が出来たと騒ぎになった後、滞り無く授業は進んだ。

そして、いつも通り何も起きないまま放課後になった。

 

「え?

今日は一緒に帰れないのかよ?」

 

「ああ、やることがあってさ。

悪いな兵藤。ここ数日は一緒に帰れそうにない。」

 

俺と兵藤、あとついでにアホ2人(松田・元浜)は、大体帰りに一緒になる。

男子生徒の少ないこの駒王学園では、部活に入っていない俺達が帰りの時間で一緒になるのは必然と言えた。

だから特別用事があったり、アイツらが何か俺に隠し事(十中八九はエロ関係)がある時以外は4人で帰っていた。

俺は一人で帰っていても女子がまとわりついてくるのでどっちでも良いんだが。

木場祐斗は毎日どうにも胡散臭い部活で帰りも遅くなるみたいで、最初から除外されている。

 

「そうなのか・・・・

まあ、俺には夕麻ちゃんがいるしな!

彼女サイコー!!」

 

急に叫ぶ兵藤をひっぱたく。

 

「大声を出すなよ、変人だと思われるぞ。

・・・・・あ、今更か。」

 

「今のはさらりと酷いぞ!

ちょっと傷ついたからな!!」

 

「安心しろ、傷は浅い。

と言うことで、じゃあな兵藤。」

 

「あ・・・・・おう、じゃあな!」

 

別に俺は用事があるわけじゃない。

では何故こんなことを言ったか。

理由は単純、兵藤の周りにくっついている彼女のことだ。

あいつは兵藤の中にある、赤いアレを狙っているように見える。

なんで俺に襲いかかってきたのかはわからないけどな。

ということで、兵藤と一緒に俺が下校しているのを見るとすぐに姿をバラして襲いかかってくるかもしれない。

そんなつまんねえことできるわけがない。

あいつには兵藤と一緒に踊ってもらわなきゃな。

 

欲を言えば、この化け物女が兵藤の中にあるものを引きずり出してくれれば嬉しいんだが、それは高望みというものだろう。

さて、何が起きてもいいように尾行して様子を伺うか。

 

 

 

校門から少し歩いたところに、化物女が立っていた。

 

「夕麻ちゃん!」

 

「一誠くん、学校お疲れさま。」

 

へえ、以外とカップルやってるじゃん。

兵藤に怪しまれないようにか?

いや、自身も楽しんでるな。

尽くしてくれる男の子を見るのは楽しいってか?

まあ、あいつの性癖なんぞ知らないけどな。

 

「さ、帰ろっか?」

 

「おう!」

 

何だろう、本当に一緒に帰らなくてよかった。

こんな空気をぶち壊すなんて、俺にはとてもできないね。

こっちも気まづいったらありゃしないぜ。

 

 

 

 

 

 

「お別れだね・・・・・」

 

学園を出てから始まった、甘ったるい空気を纏った会話は終わりを告げようとしていた。

 

「そうだな・・・・

でも、また明日会えるし!」

 

「そうだね・・・・・

ねえ、一誠くん・・・デート、しない?」

 

「デート?」

 

「うん、今度の日曜。・・・・・ダメ?」

 

「ダメなもんか!

いいに決まってるだろ!」

 

「よかった!じゃあね。」

 

「おう、また明日!」

 

 

今度の日曜、か・・・・

奴が日程を指定してきたということは、その日までは手を出さないだろう。

つまりは、その日になんらかのアクションを起こすつもりだということ。

俺のことに気づいてフェイントをかけてきた、なんてこともなさそうだ。

あんまり頭のいい奴だとも思えないし。

さて、次の日曜日まであと数日。

どうやって過ごそうか。

 

 

「あ、メロン味食う?」

 

「いただきます。」

 

そう言うと俺の持っていたソフトクリームを遠慮なく咥える白髪の女の子。

自分の分もまだ食べ終わっていないのに、食い意地張ってんな。

 

「先輩、今何か失礼なことを考えました?」

 

「いや、考えてないよ。」

 

さらりと嘘をつく俺。

こういうのは、疑われないようになんでもないように振る舞うのがポイントだ。

 

この子の名前は塔城(とうじょう) 小猫(こねこ)

いつも無表情で、何を考えているかわからない。

駒王学園の1年生、らしい。

 

こいつも兵藤を尾行していたようだ。

物陰から見張っていたところを捕まえ、一緒に行動することにした。

本人は見つからないようにと注意を払っていたようだが、中途半端な気配の隠し方で逆に目立っていたと言わざるを得ない。

ま、気配の消し方すらわからない女相手には丁度いいかもな。

 

捕まえ方だが、「パフェを奢る」とか言って話しかけたらホイホイとついてきた。

悪い人に連れて行かれそうで心配である。

もちろん、心配なのは誘拐()()()だ。

 

こいつからも、あの化け物女とは違う方向の異質な雰囲気がする。

いや、はっきりと言おう。

塔城子猫は人外だ。

 

木場祐斗。

アイツも同じような気配をしていたが。

うまく人間社会に溶け込んでいるな。

やはり、転生してよかった。

ニヤニヤとにやけそうになる顔を押さえつけて平然を取り繕う。

 

「先輩、用事ができたので帰ります。」

 

「ん?

ああ、気をつけて帰れよ、何かと物騒だからな、」

 

───この世界は。

 

「ありがとうございます。」

 

そう言って踵を返して歩き始める彼女。

行動が自由で、まさに猫って感じだ。

餌付けできれば、仲のいい関係が築けそうな気がする。

 

それにしても、アイツは何のために俺と同じように兵藤を尾行していたのか。

理由は単純。

あのオカルト宗教部?だったか?のお目付け役だろうな。

あの部に巣窟を作っている人外共も、世話焼きなようだ。

 

 

 

 

部長。

 

リアス・グレモリー。

学園内で呼ばれる、2大お姉さまのうちの1人。

紅い髪が特徴的で、まるでこの世のものとは思えないような整った容姿をしている。

人外。

 

 

副部長。

 

姫島 朱乃

2大お姉さまのうちの1人。

黒髪ロングが素敵な、巫女の家系のお色気美少女。

人外。

 

 

部員。

 

塔城 小猫

学園のマスコット的存在。

そっち方面の男子には大人気。

人外。

 

木場 祐斗

学園内で俺と張り合うイケメン。

その容姿からか、男友達は俺と同じく少ない。

人外。

 

 

 

これだけの人選。

この人外の組織が、駒王学園に蔓延っている。

 

ちなみに、人外の勢力はほかにもう一つあるのだが、まあそれは今説明する事でもないだろう。

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