問題児たちと問題児を超えた問題児が異世界からくるそうですよ? 作:ちひろ(イオリ)
今回はちゃんと出てきますよ!
では本編どーぞ
「俺の名前?言いたくない」
「え?なんて言ったのかしら?」
「聞こえなかったのか?俺は言いたくないって言ったんだが?」
「………」
「俺は認めた奴以外に名前を教えたくはない」
「随分と勝手ね。普通は名乗られたら教えるものでしょう?」
「俺は普通じゃないし、お前らが勝手に名乗ったんだろ?そっちの方が勝手なんじゃないのか?」
「くっ」
「ハハ、もう止めとけお嬢様。そいつには勝てねぇよ」
「〜〜〜!」
心からケラケラと笑う逆廻十六夜
顔を真っ赤にしている九遠飛鳥
我関せず無関心を装う春日部耀
論破して嬉しそうな青年
そんな彼らを木陰から見ていた彼らを呼びたした者思う
(うわぁ………なんか問題児ばっかりみたいですねえ………)
召喚しておいてアレだが………彼らが協力する姿は、客観的に想像できそうにない。そう思い陰鬱そうに重いため息を吐くのだった
✽
十六夜は苛立たしげに言う
「で、呼び出されたはいいけどなんで誰もいねえんだよ。この状況だと、招待状に書かれていた箱庭とかいうものの説明をする人間が現れるもんじゃねえのか?」
「そうね。なんのs…「いたぞ」…なんで人が喋っているときに被せてくるのかしら?」
「十六夜で十分待った」
「…」キッ
「俺を睨むなよお嬢様。で、何なんだソイツ?」
「さあな」
「い、痛いのですよぉぉー!」
「「「うさ耳?」」」
「じゃあ説明して貰おうか」
「うう、わかりました」
「えい」
「フギャ!」
耀がうさ耳を力いっぱい引っ張った
「ち、ちょっとお待ちを!触るまでなら黙って受け入れますが、まさか初対面で遠慮無用に黒ウサギの素敵耳を引き抜きに掛かるとはどういう了見ですか!?」
「好奇心の為せる技」
「自由にも程があります!」
「へえ?このウサ耳って本物なのか?」
今度は十六夜が右から掴んで引っ張る
「………。じゃあ私も」
「ちょ、ちょっと待────!」
今度は飛鳥が左から。左右に力いっぱい引っ張られた黒ウサギは、言葉にならない悲鳴をあげ、その絶叫は近隣に木霊した
✽
「あ、あり得ない。あり得ないのですよ。まさか話を聞いてもらうために小一時間も消費してしまうとは。学級崩壊とはきっとこのような状況を言うに違いないのデス」
「いいからさっさと進めろ」
半ば本気の涙を浮かばせながらも、黒ウサギは話を聞いてもらえる状況を作ることに成功した。
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3人は黒ウサギの前の岸辺に座り込み、彼女の話を『聞くだけ聞こう』という程度には耳を傾けている。黒ウサギは気を取り直して咳払いをし、両手を広げて
「それではいいですか、御三人様。定例文で言いますよ?言いますよ?さあ、言います!ようこそ、〝箱庭の世界〟へ!我々は御三人様にギフトを与えられた者達だけが参加できる〈ギフトゲーム〉への参加資格をプレゼントさせていただこうかと召喚いたしました!」
主人公の名前出てきませんでしたねw
次はちゃんと出てきますよ!