その後さらに、遠坂から聖杯戦争について教えられた。
簡単に言うと聖杯は願いを一人だけ叶えるもので、それを手にするため選ばれた7人の魔術師が行っている争いだそうだ。
でまず始めるには、魔術師の7人選ばれて、令呪を3つ聖杯からもらう。それにより、それぞれのクラスにあったサーヴァントが英霊から選ばれ、それからランダムにマスターが召喚させる。例外はあるそうだけど。で令呪はサーヴァントを3回だけ絶対服従させるものだそうだ。
今度はサーヴァントについて教えられた。
簡単に言うと使い魔のようなものらしく、サーヴァントは剣士のセイバー、槍兵のランサー、弓兵のアーチャー、騎手兵のライダー、魔術師のキャスター、狂戦士のバーサーカー、暗殺者のアサシンの7つらしい。サーヴァントは主に英雄が死後に英霊化したもので聖杯が召喚した7人の人達らしい。霊体と実体を持つもので使い分けて生活していくらしい。それぞれには宝具があって真名を解放することによって本来の力を発揮できるようだ。
これ以上は教会にいる監督者に聞けとのこと。
「ところで、セイバーは不完全な状態でこちらにきたみたいね?」遠坂が探ってきた。「えぇ、全快には程遠く、シロウはマスターとして半人前のようで魔力の供給もままなりません。」
シロウとセイバーが呼んでいるのはマスターよりシロウのほうがいいそうで、…喜んでいいのか嘆くべきか。
「いやちょっとまてよ、魔術師としては一人前だが魔力譲渡が全くと言っていいほどできないんだよ。」実際に魔力を1パーセントほど解放しながら言う。
「え!驚いたわ、今まで半人前と思っていたのがここまで来るなんて。まぁ私の半分以下だけどね。」嫌味を含みながら言う。
どうやら遠坂もだが他の魔術師は魔術回路から流れている分しか認識できていないのだろう、半分以上はあると思うな。
「遠坂は魔術のエキスパートなんだろ?じゃあ魔力譲渡とか教えてくれないか?」出来ないものは人に教わろう。「悪い気はしないけどあいにく、これから私たち敵同士なのよ?」「そんなこと言わずにさ、手伝ってください、授業料だって払いますから」こちらはお金をかけます。
「お金で釣ったって何も出てこないんだからね!で、でも仕方ないわね、あんたがそんなに言うのならやってあげないこともないわ。」もうすぐ落ちそうです。
ここぞとばかりに攻め立てる「教えてくれたらお金はもちろん、俺と桜が作った夕飯とでかい風呂もある、なんだったら泊まっていってもいいぞ!」これでどうだ!
「し、仕方ないわね、じゃあやるわよ。授業についてこれなくても置いていくからね?」意外に素直だった。
あ、そうだった。遠坂に魔力の使い方を教えてもらったから。
テンテケテーン。忘れてたけど主人公は魔法を使えるようになった!
まず初めに使ったのは、再生魔法。
再生魔法といえども、今使うのは庭とか物置とかを元の状態に戻すもので初歩の初歩。初歩でも頑張ったら遠坂がやっていたこともできる。
余談だが、これ自体の習得が難しいため初歩でも困難である。
で被害は、庭がメチャクチャになっているのと、物置の扉が全損と中も酷い、ランサーと戦った家の中も刃物とかの傷はないがまるで強盗がはいったかのように荒れていた。
「遠坂達は休んどいて、情報を得るためにセイバー、話し合いでもしといてくれ。…それじゃあまず初めに庭からだな。」中よりも外からやることにしました。
「え?聖杯戦争でできた傷跡とかは監督者が直してくれるのよ?わざわざ自分でやる必要はないのよ?」それは、遠坂の言い訳で、流石に他人に自分家まで掃除されるのは嫌だろう。
この時ちゃんと見ておけばよかったものを、疲れていたのかもしれないが、それは言い訳に過ぎない。…うん、本当に見とけば良かったよ。
まず魔力を魔力で書き換えます。それから再生魔法を使う。するとどうでしょうあっという間に…元に戻らない。
え?なんで?ちゃんと魔法は起動して
やらかした!よく見るとこれ、かなり歪だが魔法陣になってしまっている!さっきの地面に流れた魔力で起動してしまったようだ。ランサーとの戦闘でできたようで、これは普通ありえない。いや奇跡といってもいいくらいだ。
これだけ広いからパッとやろうと結構魔力を作ったのがやばい。この魔法陣暴走してやがる。
魔法陣は暴走すると勝手に必要最低限まで自分で書いてしまい、しかもそれが何を書くのかわかったものではない。
瞬く間に完成して魔法陣が起動する。
完成した魔法陣の効力を見る。…どうやらここに強いものを召喚、というよりも転移させる魔法みたいだ。…それも上空に。
上を見上げるがいない?すると少女の「きゃっ」という声とともに何かでかいものが家に落ちた。
えー?せっかく庭をかたずけようと思ったのに、家壊してしまったよ。なんかズドーンって音なったぞ。
あ、やばい、まだ家には遠坂とセイバーがいるんだった、こんなことよりもまずは救出だろ。
するとバキバキ、ドーンって音が聞こえるとセイバーが剣を振るいながら遠坂を脇に抱えて救出していた。なんで剣?「セイバー、なんで剣なんて振り回しているんだ?」「私が逃げるためと、未だ情報を得られていないためで、遠坂 凛が守る為にはこうするしかありませんでした。」でその通り道を見ると家にぽっかり穴が空いてました。おかしくないか?庭を直そうと思ったらまた家が壊れたんだけど。…しかも面倒なものまで増えてるし。
すると遠坂が怒こっているのか「あんたなにしてんのよ!魔力がいきなり感知したかと思えば、いきなり天井から何か降ってきたし、家が壊れるわ、なんなのよ!もうアーチャー、帰るわよ!もうここに用事はないんだし!」アーチャーが霊体から実体化してこちらを睨んでから、ふん。と言って消えた。帰っちゃったよ遠坂達。
で「さっき降ってきたのはなんなんだよ。」「わかりません。ですが何か嫌な感じがします。」セイバーもか、こっちも長年の勘にビンビン反応している。
さっき少女の声がしたよな?なんか「きゃっ」て。これは助けに行かなくて…「ズドーン」また家が壊れたよオヤジ…。監督者に任せようかなぁ、家の片付け。
家から飛んで出てきたのは2メートル以上の黒い筋肉隆々のヒトというよりも化け物と、その肩に担がれているあのアルビノの少女がいた。
「何なのよあれ!いきなり転移させられるし!ここどこなのよ!」足をバタバタさせながら言っている。どうやら言葉遣いを荒げるほど怒っているみたいだ、すいませんでした。
「さっそくバーサーカークラスのサーヴァントが来ましたね。」セイバーが言った。それ、俺が原因です。
バーサーカーの肩から降りてから、きょろきょろして俺を見つけると「あっ、お兄ちゃん久しぶり、学校にいた時とで2回目だね。うーんと、あれ?まだお兄ちゃんには私の名前を言ってなかったっけ?私の名前はイリヤスフィール・フォン・アインツベルン。イリヤって呼んでね。」スカートの端を持ってお辞儀する。こちらも同じように胸に手を押さえてお辞儀をする、「あ、うん。衛宮 士郎です。」
「アインツベルン…」セイバーはどうやら知っているようだ。
なんでお兄ちゃんなんだ?全くもってわからない、今日初めてあったのにな。いや違うこれじゃない、魔術の世界を切嗣はあまり教えてくれなかったからな、話についていけなさそう。
うーん。サーヴァントのあいつは見たことがあるんだがな…。誰だっけ?
あ。こんな時の絶対記憶能力じゃないか。で調べてみると…。
凄まじい偶然がここにもあったわ、とりあえず言いたい。「え?なんでヘラクレスなの?」
この言葉でここの空気が固まった。
セイバーが「シロウはバーサーカーの真名を知っているのですか?」知っているもなにもねぇ…。
「まだ何もしていないのになんで分かっちゃったの?お兄ちゃん?」イリヤが驚いてる。
「え?だってヘラクレスは俺の息子だけど?」さらっと言った。
またまた空気が固まる。
「む、息子ですか?」セイバーが恐る恐る聞いてきた。「だって俺、生前にゼウスだったからな。」ゼウスは全知全能の神だからスキルとして絶対記憶能力があったんだ。
転生するには一度死ななければいけないのだが、じゃあなんでここにいるのかと言うと、神が「なかなか死なないからもうこのまま異世界に送るのじゃ。」ということで違う世界に送られたのだ。
が、そこはあまり神をよく思っていないところで、神殺しの武器とかが沢山ある物騒な世界だった。で、気が付いたら全身に神殺しの剣やら槍やら刺さっていて、抵抗してケラウノスを使ってその世界を丸ごと壊したのだが、そのまま死んでしまったんだよ。…あの時は痛かったな。
それは置いといて
イリヤが信じられないのかバーサーカー、いやヘラクレスに聞く。…うん普通はそうだろうな。するとヘラクレスは一回頷いた。どうやらそうだと気付かされたらしい。
するとヘラクレスはイリヤの前に出て斧のようなものを構えた。どうやら俺とやるつもりらしい、無意識の内に性格反転魔法を自分に使ってしまったらしく、性格と言葉がゼウスの頃のように少し荒くなってしまったらしい。「親にはかなわ無いぞ、さっさとかかってこい!」
聖杯戦争?なんだっけ?
ここに史上最高の親子ゲンカがはじまる!