10月22日、一部設定(?)と矛盾があったので修正しました
「と言う訳で、ここ執務室から『鎮守府探検ツアー』スタートです‼︎」
「おう!」
「まず、ここ執務室から説明しますね。
ここ執務室は、司令官が指揮をする場所です。今はまだ殺風景ですが、邪魔にならない程度なら私物も置けますし功績に応じてポイントが支給されるのでそれを使って注文も出来ますよ‼︎」
「俺はまず窓がある事に驚いたがな。要はここがこの鎮守府の要なんだろ?だったら不味くないか?それと、そもそも執務をするための机が無い気がするんだが?」
「フライア(仮)の艦橋ですからね。CICは今のところ無いそうですよ。『机が用意出来なくて済まない。しばらくはそのダンボールを机の代わりに使ってくれ』だ、そうです。なんで用意出来なかったんでしょう。冷蔵庫とかあるのに……」
と、榊が書いたらしき紙を見せながら吹雪は言った。
……ダンボール。古来より数多の潜入員の命を救ってきた道具。俺も幾度と無く救われた内の一人だ。俺もダンボールを信頼し、ダンボールも俺を信頼した。それこそ、1964年のソ連のジャングル、グロズニィグラードで。1974年のコスタリカ各地で。1995年の南アフリカ奥地、アウターヘブンで。1999年の中東、ザンジバーランドで。2005年のアリューシャン列島、シャドーモセスで。2007年のマンハッタン沖、米海兵隊の偽装タンカーで。2009年の同じくマンハッタン沖、ビッグ・シェルで。そして2014年の世界中で。なんども俺を救って来たダンボール。机として使うにはもったい無い奴だ。だがまぁ、机が無いならしょうがない。功績を挙げたらまず机だな。
っと、頭が飛んでる。そうそう、なんで机が無くて冷蔵庫があるんだ。ここで飯を食えと?寂し過ぎるぞ。そもそも食器棚がねぇ。どうしろと。
「ターミナルは無いのか?」
「ターミナル?駅ですか⁇すみません、ちょっと良く分かりません。」
ターミナルを知らない。そうか、2015までの知識(知識として知っているだけなのか、それとも実感を伴っているのかはわからないが。)しか無いのか。
「ターミナルってのは、旧世代で言うところの「パソコン」みたいなもんだな。パネルが感圧式になっていて、タッチ操作もできる。各支部の本サーバに入っているデータが、その人物に与えられた権限の範囲内なら閲覧出来る。
俺は極東支部では最終的に殆ど開示されてたな。ちなみに閲覧出来るデータはお堅い物ばかりじゃなく、むしろ旧世代の娯楽映像やら音楽やら、有志が回収、復元、或いは再現したゲームやらなんやらもあるし、VRシステム用のisoファイルなんかもある。そう言えばしばらく前に機能が色々追加されて、接続するだけで偏食因子の補給もできる様になったりもしたな。偏食因子ってわかるか?」
「ええ、そこは私達にもとても関係する事なので。」
「それはこっちに来てから勉強した?」
「はい」
「まぁ良い、それよりここの案内を続けてくれ」
「はい、では、まずこの鎮守府にはどんな施設があるのかから説明しますね!
まず私達がいるこの執務室のある『司令部ブロック』、ここは軍艦としてのフライアの中では『艦橋』に当たりますね。
次に艤装や装備の『開発・量産』を行う『工廠・修理渠ブロック』、ここはさらに『研究・開発エリア』と『量産・建造エリア』、『修理・治療エリア』に分かれています。
『研究・開発エリア』は深海棲艦の研究・解析や新兵器の開発などを、『量産・建造エリア』は艦娘の艤装や妖精さんの建造、艤装のパーツや装備の量産などを、『修理・治療エリア』は戦闘で破壊されたり故障したりした艤装や装備を修理し、怪我を負った艦娘達の治療を行うところです。
そして次が『居住ブロック』です。ここは艦娘達が住むところですね。一部屋に1〜6人程が住む予定ですが今は人数が少なすぎるので3部屋しか使われていませんね。ちなみに各艦種毎に階層が分かれていまして、下から順に『第1〜第3駆逐艦フロア』『第1、第2軽巡フロア』『重巡フロア』『戦艦・航空戦艦フロア』『軽空母・正規空母フロア』『潜水・その他特殊艦種フロア』の9つがあります。ちなみに提督の私室は執務室から直結エレベーターでも行けますよ。
後は『娯楽ブロック』、『倉庫ブロック』その他『動力ブロック』等色々ありますね」
「ならまず、近いところから案内してくれ」
「では居住ブロックからですね?あ、私室に置く私物は持ってきてください」
主人公ダンボール好きすぎだろう