「次は娯楽ブロックですよ!司令官!」
テンション上がってんな、娯楽ブロックなら仕方無いが
「例えばどんなのが」
「良くぞ聞いてくれましたッ‼︎」
前言撤回、やっぱり異常だ
「まず何があるかから説明しましょうまず娯楽ブロックはバーと売店と遊戯場に別れてましてバーはまだ閉まってますが給糧技官の方がいらっしゃらなくてももう道具も材料もあるので気にする事はありませんよ好きなものを言ってくださいあでも軽い食事にしてくださいねおねがいしましたよ次に売店はお土産とか消耗品とか
「そんな早口で喋るなよ句読点入れたか後最後の奇跡も魔法もってなんだあれは!」
「さあ……?」
まあ良い、とりあえず見てみるか
ドアをくぐると、そこは『遊戯場』だった。
いや、語弊があるな。
そこは、『休憩スペース』でも、『遊戯室』でもなく、まさしく『遊戯場』だった。
その広さは、試射場程、いや、それ以上か?
とにかく、広く、様々なものが置いてあった。
それらは決して、旧世代の温泉にあったと言う『微妙に古いゲーム』等ではなく、ついこの間、ゲームセンター跡地と思われる場所から『発見』されたもの、有志によって昨日『作成』されたものなど、兎に角たくさんあった。
「こんなにどっから持ってきた?」
「榊さんのツテだそうです」
なるほど、確かにあの狐なら納得だ。やると言えばやる『スゴみ』があるからな。
閑話休題
「とりあえず次行くか」
「ちょっと待って下さい、ここで遊んで行かないんですか⁉︎」
「何言ってやがる、ここには後で好きなだけ……まではいかないかもだが、自由時間にまた来れるだろう。まずは色々な施設を見ていくべきだろう?」
「それはそうなんですが……」
「早くしろよ、おいてくぞ?」
「なんか司令官、結婚しても家庭を顧みない仕事人間になりそうですね……」
酷い言いようだな、別に勤務時間外なら良いと言っているだろう。
「ほら、さっさと行かないと自由時間が案内で潰れるぞ」
「うう……わかりましたよ、案内すればいいんでしょう⁉︎」
これはまずったか?
「さぁて動力ブロックに着きましたよ‼︎ここが最後なのでちゃっちゃと終わらせてしまいましょう‼︎」
遊戯場がラストから2番目だったらしい。
「あまりちゃっちゃと終わらせられても困るんだが?」
「それは大丈夫です、そもそもここは妖精さん達が図面を用意してくれていますから」
ヘぇ〜、そう言えば前のフライアは動力炉見たこと無かったな。あっちと同じとは思えないが、核融合炉なら大して変わらんだろう。
「ちょっと見せてくれ」
(例によって設計図等は省略)
・フライアMARK2動力炉諸元
メイン動力炉
縦 20メートル
横 20メートル
高さ 15メートル
平均出力 百万kw
電流 交流
型式 極東80式
(1号機から8号機まで同じ仕様)
バッテリー
1立方メートル当たり1kAh
(船体各所に設置)
試製火力発電機
平均出力 10w
「特に変わったところは無いな」
「そもそも動力炉に新技術なんて冒険は流石にしないかと」
「それもそうだな」
そんなこんなで私室の前まで戻ってきた。これは段ボール配送システムを作るべきか?
「じゃ、これで鎮守府探検は終わりってことか?」
「はい、これで終わりです。
じゃあ司令官、早速遊戯場行きましょうよ!」
はしゃぐ吹雪。しかし、現実は非情だ。
「今何時だと思ってやがる」
「ええと、午後10時で」
「子供はもう寝る時間だぞ?遊戯場は明日な。
じゃ、また明日」
そう言って私室に入り、寝間着を選んで(と言っても5つしか無いが)、布団を敷いて寝る。ベッドは極東の時点で撤去してある。
「ふぅ……これで起きたら極東だったりして」
なんとなく冗談をいうものの、聞いているのは自分だけ。
「さて、おやすみなさーい」
誰に言うとなく、就寝の挨拶を言って、俺は眠りについた。
「司令官⁉︎もしかして寝ちゃいました⁉︎………そんなぁぁぁぁ‼︎」
その後大淀に聞いたところ、遊戯場に行けなかった事を嘆く吹雪の声は軽巡フロアの大淀の私室にまで響いたそうだ。
これで鎮守府探検編は終わり。
次回更新はしばらく後になりそうです。
さて、イベントの準備でも頑張るかね