元隊長の鎮守府運営記録   作:ゆすくうけに@Aki

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擬音語とか苦手な人ごめんなさい。後今回あっという間でした。密度の濃い戦闘シーンに期待していた方がいたら、すみません。


第十七話「はじめての『実戦』!」

side吹雪

〜鎮守府正面海域〜

 

『そうだな、以降、ここを「鎮守府正面海域」と呼称しよう』

 

「なんですか?いきなり」

 

『なんとなくな。毎度毎度「鎮守府南何千メートルから云々かんぬんとか書いてられねーよ』

 

時間は大切ですから、確かにそう言った省略は必要ですね。ただ、

 

「戦闘中に言わないで下さい‼︎ 」」

 

ドォン‼︎

 

また敵の駆逐艦が撃ってました。敵が単体なのが救いですが……

 

ドボォォン!

 

あと狙いが荒いのも。

 

「はぁ……なんでこうなったんでしょう」

 

 

 

side刻

〜執務室、30分程前〜

 

『敵艦発見!いっけぇ! 』

 

ビンゴ。ただ、レーダーの反応が思ったより悪い。俺より吹雪が先に見つけるとはな。

 

BGMは……お?『昼戦』?これにするか

 

♪〜♪〜♪♪♪♪ ♪♪♪〜♪♪♪

 

『って、司令官なんで曲なんかかけてるんですか⁉︎ 』

 

「なんだよ、アンチBGM派か? 」

 

『アンチも何も、戦闘中ですよ⁉︎ 』

 

うーん、じゃあこれか?

 

BGM 血の導き

 

『だから戦闘中ですよ‼︎ 』』

 

「戦闘の醍醐味と言えば切って避けて撃ってBGMを鼻歌で歌うことだろ」

 

戦闘中だからBGMをかけているってのに、どうしたんだ?

 

『少なくとも私はそんなこと聞いたことありませんが……シエルさんはどうなんですか? 』

 

「だってよ、シエル」

 

『私はBGMがない方が戦闘のリズムを逃すので…… 』

 

だよなぁ……

 

「それより吹雪」

 

そう言えば大事な事を忘れていた。

 

『なんですか?』

 

声が不機嫌だ。そんなに怒るなよ。理由はわからんが。

 

「撃たなくて良いのか?」

 

『……あ』

 

"こちらちんじゅふれーだーたい。しれいかん、おうとうねがいます"

 

"こちら司令官。どうした?"

 

"こちられーだーたい、てきのくちくかんがふぶきちゃんにきづきました。おそらく、ほうげきにはいるかと"

 

"敵の数は? "

 

"くちくかんいっせきのみです"

 

「きこえ……てなかったよな。吹雪、敵がお前に気づいた。砲撃戦を開始しろ。ただし、敵は駆逐艦1隻のみだ。落ち着いて狙え」

 

『はぁ………こちら吹雪、了解しました』

 

うまくやれよ……?

 

 

 

side吹雪〜時間は現在に戻る〜

 

「相対速度良し、距離良し、方位良し、照準……良し!主砲、いっけぇ‼︎ 」」

 

ドドォン‼︎

 

"きょうさ!しょうじゅんはあってます!"

 

"てきくちくかん、はっぽう! "

 

「この距離なら当たりません、もう1発、いっけぇ‼︎ 」

 

"ぜんしゅほうにれんしゃ、てぇ‼︎ "

 

ドドォン‼︎ ドドォン‼︎ ドドォン‼︎

 

「そろそろ来ます、右回避! 」

 

"あかぷらすごじゅう、みどりぷらすにじゅう! "

 

"ふくしょうします、あかぷらすごじゅう、みどりぷらすにじゅう!よーそろー! "

 

ドボォン!

 

良し、上手く避けられます。

 

「♪〜♪〜♪♪♪♪ ♪♪♪〜♪♪♪

って、何で私は鼻歌を歌っているんでしょうか? 」

 

『まぁ、そうなるな。何、別に俺も最初はBGMがある理由が分からなかった。別に恥ずかしいことじゃ無い』

 

「司令官は黙ってて下さい」

 

『あ、はい……』

 

全く、今のはちょっとした油断です

 

大体、♪〜戦闘中に、♪〜♪ ♪♪♪曲を流すなんて♪〜♪♪ ♪〜♪♪♪ ♪♪♪〜♪♪ ♪〜結構いいセンスだと思いますよ?私は

 

"だんちゃーく、いま!"

 

私が撃った弾が敵駆逐艦を穿つ。

 

ドォン‼︎ ズドォン‼︎ ズドォン‼︎

 

やや遅れて爆発音

 

ズドォン‼︎

 

小さなキノコ雲が上がると同時に、敵駆逐艦が沈む。

 

「思ったより、あっという間でしたね」

 

『まぁ、駆逐艦だしな。その代わり、下手したらおまえもアレ位あっという間だぞ? 』

 

「……気をつけます」

 

まぁなんにせよ、これで今回の目的は果たしました。母港……というか母艦?に帰りましょう。

 

side刻in執務室

 

ふーん、動きも命中率も悪く無い、さて、帰投させるか

 

……?

 

レーダー画面が晴れて行く……

 

まさか

 

「シエル、吹雪の周りに敵は⁉︎ 」」

 

『今反応がありました、敵は、グボロ・グボロ基本種です。幸い、反応が弱いことから考えて一般の個体よりも弱いかと』

 

まずいな……

 

「吹雪、近くに敵の反応があった。急いで帰れ。念の為対アラガミ戦闘用意を並行して行え」

 

『え……?アラガミ?』

 

「まさか、アラガミを知らないのか?」

 

『え、ええ。妖精さん達に聞いてみます』

 

しまった。深海棲艦を排除したせいでアラガミが寄ってきたのか……迂闊だった。

 

"しれいかん! "

 

"何だ? "

 

"じつは…… "

 

なるほど、悪い事ってのは重なるもんなんだな。

 

俺は恐ろしい報告を聞く羽目になった……




敵は深海棲艦だけでは無い……!
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