第二十四話「戦力増強……の準備」
side刻
『いるかい?刻君』
「なんだ」
『戦力がもっと必要だろう?』
「そう言えば今日言ってたな。もう寄越してくれるのか?」
『流石にそれは厳しいね。明日でどうだい?艤装も完成しているし、この時代のこともきちんと教えてある。即戦力さ』
「なるほど。誰が来るんだ?」
『特I型の吹雪型駆逐艦二番艦白雪、特III型の暁駆逐艦二番艦響、天龍型一番艦天龍及び二番艦龍田。水雷戦隊にしかならないけれど大分マシになるだろう?
そうだ、深海棲艦のコアも集めて置いてくれよ?新しい艤装の素材になる筈だ。』
確かにいつまでも駆逐一隻と言うのはどうも大変だ。だが
「回収用の道具も寄越せ」
道具が無いのに出来るわけ無い。
『そうだった。まだアレを渡してなかったのか。今データを君の端末に送った。後で確認して置いてくれ』
「なるほど。後で確認しとく。他の艦娘はまだなのか?」
『今も新しい艦娘を続々と建造中、或いは教育中だ。まだまだ沢山いるよ』
「建造ってなんなんだよ。何をするんだよ」
『うーん……まぁ、その辺はおいおい、ね?じゃあまた』
プツッ!
おい、切り方とか。もうちょっとあるだろうに。
くそっ。まぁ、とりあえず
"しれーかん、このぶひんですか?"
この『近接兵装艦戦搭載用アタッチメント』を完成させる必要があるのは明らかだ。
"助かる。後はこいつ。"
ギュイィィンと回転鋸で加工し、
カーンカーンカーンと嵌め込む。
"出来た。これで3つ完成だ"
両翼及び
最も、着けるための近接兵装が未完成だが……
榊から貰ったデータには、『
見た目はいわゆる大鎌神機の
近接兵装艦戦搭載用アタッチメントに喰手を接続し、喰手の舌に相当する位置(つまり捕喰形態の神機に置いて近接兵装が収まっていた位置)に近接兵装を接続する様になっている。
捕喰口の部分は、普段は近接兵装の付け根に折り畳まれ、大袈裟な装飾程度に収まるようだ。
"後はこの『
"ちょくせつとれないですもんねぇ"
"俺が海の上を吹雪の様に走り回れたならなぁ"
"えいごだとIf I could run on the sea like Hubuki. です?"
"多分その筈。いや、それは置いといてだ。九六も良い機体だが、次は
資源ならポケットマネーがあるが……"
"しんぱいにはおよびませんです。さいせっけいがきのうおわったところなんで、きょうあすは
ん?なんか今不穏な言葉が見えた気がしたが……
イカンイカン、
そんなアホな事を考えながら、
"しょくしゅのせいぞうにはいりましょうか!"
"だな。……しかしこいつら……航空力学に真っ向から喧嘩売らなきゃまずい気がする。まともに積むとなると……内部パイロンとかそんなんになるな。
うん。まんま戦後の方だな"
"ぞうそうのきのうをこわけにしてこいつらにつみます?"
その言葉を切っ掛けとして、急速に頭の中でイメージが固まって行く。
"……むしろ、こいつらを追加の加速ユニットとして見たらどうだ?
普段も口の形が残るのもだって都合が良い。口を噴射口とみなせば直感的に理解出来る!"
"こっちですすめてるつぎのこうきどうぞうそうのけいかくとあわせてみましょう。あっちはそくどをちょうせつできるうえ、せきりょくしきあっさくたいきほうとしてもつかえるすぐれものなのです!!"
……良い事とは重なるものだ。
アラガミと深海棲艦の跋扈するこの世界に、一群の、