今年も護悧 刻君と艦娘達の物語をよろしくお願い致します。
今回ネタ多め。……引用の範囲内に収まってるよな……?
side刻@艦橋上ヘリポート
ババババババババ
ヘリが降りてくる。大型の輸送ヘリか……
ちょっと待て。
このヘリポートにこいつ収まるのか…?
待て待て。絶対無理これ無理ダメ無理やめろ止めろダメだ!
ん?ロープ?
ああ。ラペリング(?)か。びっくりした……
と、その時
しゅるり
しゅるり
と、男性10人中8人が振り向くであろう美人な女性達や、男性女性関係無く、神機使い10人中5人は護りたいと思う(残り5人の内3人は見惚れる)だろう少女達がロープを伝って降りて来た。
なるほど、こりゃ本部の
最初に降りて来たのは、眼帯をして犬耳?見たいな浮遊パーツを付けた紫っぽい黒髪の……年齢は分からん。女性?少女?な、そんな感じの人。
「天龍型1番艦、天龍だ。
駆逐艦を束ねて、殴り込みの水雷戦隊を率いるぜ。
相棒は、同型艦の龍田だ。
こいつ共々、よろしく頼むぜ」
天龍型……旧式だがそれ故に信頼性もある。頼りになりそうだ。
次は、天龍よりもう少し紫っぽい黒髪の、天使の輪っかっぽいナニモノかを頭の上に浮かべている、何故かシエルに少しだけ似た気配を感じる、先ほどの天龍と同じくらい年齢に見える人。
「軽巡洋艦、天龍型2番艦の龍田よ。
生まれは佐世保なの。
ある意味ここに来るのは里帰りよ〜
私?私は潜水艦が、ちょっと鬼門だわ~
天龍ちゃん共々、よろしくお願いね?」
なるほど……2番艦の龍田か。
性能が近い艦同士で組ませるのが良いだろうし、妥当なところだな。
次は、天龍と同じく眼帯をかけた、セーラー服着た男勝りな感じがする女性?少女?……そうだ。ハイティーンだ。先の天龍型2人組と同じくハイティーンと言う表現がぴったりはまるくらいの年齢の女の人。
しかし、へそ出すなよ寒いだろここ旧世紀で言う高層ビルの屋上くらいの高さだぞ
「5500トン型の軽巡洋艦、球磨型の木曾だ。よろしくな。
やれ、滑走台だ、カタパルトだ、そんなもんはいらねえな。
戦いは敵の懐に飛び込んでやるもんよ。なあ?」
木曾……5番艦か。確か重雷装巡洋艦の改装計画があった……んだっけ?
しかし、航空兵力を軽視するこの言いよう。一応ヘリと固定翼機のウィングマーク付きな俺としては気に入らんな……
ところで1〜4番艦はどうした
次は……?
あれ、降りてこない。
ヘリを見ると黒髪に水兵帽を被ったセーラー服の少女(これは見るからに少女と断言できる年齢だ)が降りようとしている……が、中々降りない。
骨伝導イヤホン(フェンリルのヘリは全て核融合炉を動力とするため騒音が凄い。そのため騒音の中でも会話できるように搭乗員と乗客は
『暁ちゃん危ないのです!』
口のタイミングから、中の別の奴だな
『このくらいの高さ、レディなら簡単よ!』
口のタイミングから、今降りようとしているのが「暁」らしい。
……探査機?
『縄梯子を降ろすので、そっちで降りて下さい!』
これはヘリパイだ。いつもお世話になってました。
操縦教えてくれたのもこの人だし。
『だから大丈夫だってうわあぁぁ!』
「危ねぇよあの馬鹿!」
暁が落ちた!ロープ掴んで無い!
ええとこの状況では……そうだ。
ロープを右手と両足で掴んで上に登りながら左腕を伸ばし、叫ぶ
「掴まれェェェ!」
イヤホンをとスロートマイクの周波数が同じになる仕様で助かった。
暁にも伝わったようで、落ちながらも左腕を伸ばしている。
キャッチ!
「ほら、背中に乗れ」
『あ、ありがと。お礼はちゃんと言えるし』
「良し、良い子だ」
言いながら降りる。横で縄梯子が降りた。
『先に降りてるわ!』
『同じく』
『はわわっ!足元が怖いのです!』
縄梯子をオレンジがかった黒髪のセーラー服の少女、アリサさん(アリサ・イリーニチナ・アミエーラ。ロシア系)みたいな髪色のセーラー服の少女、またオレンジがかった黒髪のセーラー服の少女が降りていく。
『ムキー!司令官速く!』
なるほど、顔が似てるし4人組、1人は暁とくれば、残り3人は雷電響か。誰が誰だかはわからんが。
それより、速くで良いのか?
『速く!』
オーライ、トラ○ザム!
右手を離す。
『キャァァァ!』
うるせえ。速くって言ったのあんただろ。
某アメリカ防衛産業大手企業の社長な鋼鉄の男の様に、左手を水平に、右手を地面に付けて着地。
もちろん暁を落としたりはしない。
「おおおお」パチパチパチパチ
拍手された。暁はキョトンとしている。
暁をおろしている間、残り3人も降りて来た。
「司令官凄い!次は雷を乗せてさっきのやって!」
「雷ちゃん、それより自己紹介しないと!」
「なら一番お姉さんの私からね!
特III型駆逐艦1番艦の暁よ。
吹雪型をベースに航行性能や航続距離を向上させたの。特型駆逐艦の最終完成形なんだから!
ちゃんとレディーとして活躍したのよ!
ほ、ほんとなんだからっ」
「なら次は二番艦の響だね。
数ある特型駆逐艦の中で、最後まで生き残ったよ。
転戦の後、あの大和水上特攻時には修理で同行できなかったんだ。
賠償艦としてソ連に引き渡され「信頼できる」という意味の艦名になったんだ」
「三番艦の雷よ!
スラバヤ沖海戦では駆逐艦電と一緒に協力して、沈没した敵艦隊の生存者の救助に当たったのよ。
ただ強いだけじゃ、だめだと思うの。
ね、司令官!」
「四番艦の電です…。
スラバヤ沖海戦で撃沈した敵艦の乗員の救助に努めた後、
キスカ、ソロモン、ニューギニア、アッツ島など、各戦域を転戦しました…
頑張ったの…です…」
と、順番に自己紹介する第六駆逐隊メンバー。案外しっかりしてるなあ。
その間にも次の艦娘が降りてきている。
吹雪に似たセーラー服と艤装の少女。なんだろう、何処となく
「特型駆逐艦、2番艦、白雪です。
緒戦の数々の作戦に参加しました。
その後、増援の部隊を輸送する第八十一号作戦に護衛隊旗艦として参加致しました」
なるほど、吹雪型の二番艦か。道理で吹雪と同じ艤装と服な訳だ。
そして、
「私、加賀は八八艦隊三番艦として建造されました。
様々な運命のいたずらもあって、最終的に大型航空母艦として完成しました。
赤城さんと共に、栄光の第一航空戦隊、その主力を担います。
あなたが私の提督なの? それなりに期待はしているわ。
……何かしら?私の顔に、何か付いていて?」
白い道着に青い弓道袴スカートと紺色の胸当て。
特徴的なサイドテールに端整な、それでいて僅かに温かみを感じさせる顔つき、すらりと伸びた背筋。
そして、黒いロングソックスの口ゴムとスカートの間の太もも、絶妙な広さの、絶対領域。
例えるなら、朝、山の端から顔を出した曙光のような……
「もしもし、提督?どうしたのかしら?」
……はっ!なんでも無い。一瞬思考停止していた。
「いや、なんでも無い。次は誰だ?」
「私は航空母艦、赤城です。
空母機動部隊の主力として快進撃を支えます。
日頃鍛錬を積んだ自慢の艦載機との組み合わせは、無敵艦隊とも言われたんです。
空母機動部隊を編成するなら、私にお任せくださいませ」
おっとりした感じの赤い袴スカートの女性。
「なるほど、これで全員か?」
「はい。艤装が完成した軽巡洋艦天龍及び龍田、駆逐艦白雪、響と、全教育課程が完了、艤装も最終調整を残すのみとなった響以外の第六駆逐隊、球磨型軽巡洋艦5番艦木曾、赤城型航空母艦の赤城さん、そして私こと加賀型航空母艦加賀。
総勢10艦です」
「なるほど。
さて、俺がこの『独立機動鎮守府艦「佐世保」』の艦長にして司令官の護悧 刻大尉だ。これから……どうした大淀」
「あの、言い忘れていましたが……今日付けで中佐ですよ。
では、改めて宜しくお願い致します。
「……まぁ、今日付けで中佐になった……らしい、護悧 刻だ……。
何?護悧 刻『提督』だって?
あ、そう。まぁ、ちょっと昨日今日と忙しくてな。ま、宜しく頼む」
『よろしくお願い致します!』
さて、サクッと鎮守府の案内でもするか。