元隊長の鎮守府運営記録   作:ゆすくうけに@Aki

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刻君が多目的ランチャーの設計に不備が無いか確認するだけのお話。
コラボ回ではないのでご了承を。


第三十七話「VR試験・多目的ランチャー」

side刻(VRシステム内)

 ダンボールに入り、射撃試験モードを呼び出す。

出来る限り正確な演算結果を得るために、時間の流れる速度は現実()と同じに設定する。

 

『これより、試作型多目的ランチャー・β版のVR試験を開始します』

「良し……まずは最初期型パンツァーファウスト(以下パンツァーファウスト1)の発射試験を行う。装填……完了。目標を造成してくれ」

 

 遠くもなく近くもなく、20メートル程先に戦車型の目標が造成される。

 

「良く狙え……!3・2・1…発射!」

 

 先端から射出された成形炸薬弾が、放物線を描き狙い通り…いや、正確には狙った地点から20センチズレて着弾、標的を半壊させた。

「うーん……まだ撃って見るか……発射!」

 別の標的を造成し、弾を射出する。6発目までの結果は以下の通りだ。

2発目・狙い通り命中、全壊。

3発目・目標地点から1メートルズレて着弾、履帯が破砕。(これは俺が発射した時クシャミしたせいだ)

4発目・10センチズレて着弾、半壊。

5発目・ほぼ狙い通り命中、全壊。

6発目・15センチズレて着弾、半壊。

以降は省略するが、全体として思い通りの地点への命中率は八割弱。あまり良い成績とは言い難いな。

 

ーーーーーー

 

「うーん、実戦で使いたくないな……」

『まあ、これは実際のパンツァーファウスト1よりは良い成績なので、これ以上は弾側の更新を待つしか無いようですね……』

「やっぱりそうか……じゃあ、次は試製五式四十五粍簡易無反動砲用の砲弾のテストを行う。装填……完了。()ェッ!」

 造成された、同じく50メートル先の目標を狙い射出。今回は最初から何度も発射する。が、

「………外れ過ぎだろう」

命中率は……70%を割り込んでいる。それも()()()()()()()の確率だ。狙った地点への命中率、つまり命中精度で言えば……端数切り上げて50%、と言ったところか。

 

ーーーーーー

 

「使いたい使いたくない以前に、使えないな、これ」

『これを使う位なら、私は指向性手榴弾を拳銃で弾いて飛ばします』

「その方が上部装甲狙えるしな。さて、最後は電探連動型予調式ミサイルの試験か…なんか名前からして地雷臭がするな…」

『これしか無いんです。我慢して下さい』

……仕方ない、ないよりマシか。えーと、

ランチャー側の電探を起動(制式採用時は艤装や航空機側の物も、造成された固定目標を電探で捉える。

ピーッピーッピーッピーッピーッピーッピーッ(中略)ピピピピピピピピピピピピピピーーーーーッ!

やっとロックオン。かかったのは5秒……長い!

「ロックオン完了。発射!」

ワザと目標から5度左へ向けて発射。キチンと進路が自動修正され、命中。

「お?案外期待出来るか?」

 もっと続けた結果、

「固定目標は30度までなら全弾命中。さて、移動目標は?」

結果……

「途中で回避行動に移った物はアウト、同じ方向に同じ速度で進み続けたものはセーフ。及第点かな。どっちかって言うと、対空広域破片榴弾頭にして破片を撒き散らすのが一番かもな」

『確かにレッドアイ(個人携行対空ミサイル)の前段階と考えれば可も不可も無いですね。出来ればセミアクティブまで行きたいものですが……』

「ま、急いては事を仕損じる、とも言うし、そもそも俺よりあいつらの兵装を優先すべきだろうな」

 

 さて、今度は魚雷、まぁ今できるのは先端部の形状を半球から円錐に近くするとかその辺りだろうな……

あ、あいつらの狙撃訓練も忘れずにやっておかないとな。




うーん、久々に書くと難しい……
あ、E5でヴェールヌイと白雪がリコリスに3ダメージ決めてくれなくてラスダン突破出来なかったゆすくうけにです。
もう魚雷やめて対空機銃にするかな……探照灯も意味ないし。
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