元隊長の鎮守府運営記録   作:ゆすくうけに@Aki

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この話は、旧『積みゲーと言う現実』(現 叢雲狛)氏と、『佐武駿人』氏とのコラボ企画のプロローグとなります。
時系列的にはかなり後です。


コラボ企画『多世界防衛前線!』(勝手に命名)
コラボ第零話「異世界派遣艦隊、出撃!」


side刻

「深海棲艦が太平洋中心に集まってるって?」

激戦のサンマ獲得作戦(SANMA-OPS)から一月も経たないうちに、俺は極東支部長室に呼ばれていた。

 

しかし……奴らは海に棲んでるんだぞ?海であればどこにいても不思議じゃないだろう。なぜ今更。

 

「しかも、妙な次元変数が確認されてね。丁度、銀河連合日本で言う『デイルフィルドゲート』のような何かがあるみたいなんだ」

 

 

デイルフィルドゲート。簡単に言えばワープゲートだ。極東で最近研究してると元ブラッドのギルに聞いてはいたが……極東はどこへ向かっているのか。

 

それはともかく

 

「おいおい、それってかなりマズくないか!?

どっかの異世界に奴らが侵略するってことだろ?

って事は……」

「そう。危険な進化を遂げる可能性が高い。そこで、コペルソールネットワークで侵攻先にメッセージを送ったんだ。向こうも死活問題だ。直ぐに『了解、共同前線だ』って返答が来た。

そこで君たち佐世保艦隊には、向こうに行って深海棲艦を撃退、出来得ることなら殲滅して来てくれ。頼んだ」

 

なるほどな。

「分かった、それはいいんだが、どうやって向こうに行くんだ?」

 

「それは」

 

「私が説明するわ」

 

気配に気が付かなかった。いや、一瞬で気配と同時に現れたというべきか?

見ると、白い服の上から紫色のエプロン状の何かを着、形容し難い帽子を被っている年齢不詳な女性が居た。

 

「はじめまして、今回要請を出した、『八雲紫』よ。貴方がこっちの提督さんね?どうもよろしく」

 

 

 

 

「んで?さっき74式戦車が無くなったのはお前のその『スキマ』って奴を使ったのか。やれやれ……

まずは盗んだアレを返しやがれ」

 

「もちろん。借りたものは返さなきゃね。どこぞの『普通の魔法使い』と違ってね」

誰だよ普通の魔法使い

 

それはさておき

 

「ところで、行った先にも艦娘は居るのか?」

さっき『こっちの』提督って言ってたしな

もちろん提督が単に『海軍の将官等に対する敬称』の可能性も十分にあるが、だとすると通常兵器の通用する相手である以上俺たち以外のところへ行っても良いだろう。

 

「ええ、居るわよ?それに別の世界の、艦娘を保有する鎮守府にも要請を出したわ」

 

その後の話を総合すると、

『あちこちの世界から深海棲艦が、あるひとつの世界へと集まろうとしている』

『深海棲艦同士の接触は予測不能な破滅をもたらしかねない』

『なので各小千世界のなかでも3〜10個単位で連合を作らせ、対処させる事を神に提案した』

『俺たちの世界の深海棲艦は非常に危険(アラガミだから当たり前だが)なので後2つのかなり強力な世界と協力させる』

『時間がないので直ぐに連れて行く艦隊を編成しろ』

 

だった。という訳で

 

 

 

 

「説明は以上だ。異世界派遣艦隊参加希望者は前へでろ……………多過ぎだ。そんなに行くとここの防衛に支障をきたす。という訳で、そうだな……まず『浸透打撃艦隊』として長門、扶桑、隼鷹、北上、大淀、吹雪を選抜する」

「戦艦長門以下五名、了解した。殴り合いなら任せておけ」

喜び過ぎだ長門

それは置いといて、

「もう一艦隊として、『第一空挺艦隊』を、」

派遣する。と言おうとしたが

『うおおおお!!』と言う声に遮られた。

「全門fire!」『一秒リロード!』

「見敵必殺信条なれど!」『見つかってからも楽しいぞ!』

「撃って撃って撃ちまくれ!」『まだまだ足りない撃ち足りない!』

「どうだ怖いか?」『自分の強さが怖すぎるッ』

「この戦いは?」『全くアリだな』

「全艦突撃!」『ypaaa!!!!』

 

知ってはいたが何なんだこのノリは。

なんと言うか、『日本人で構成された米海兵隊』と言う表現が一番ピッタリだな。

 

「あー、静粛に」

すると、ざわさわと騒々しかったのが一瞬で止まった。

流石、戦闘技能としてではなく、軍人としての練度も高いな。

「さて、今言ったメンバーと、後は俺、シエルが向こうへ行く。俺たちがいない間の指揮権は………空母棲姫、お前に任せた」

《ワカッタワ》

「何故空母棲姫が居るのか、そして何故代理で指揮権を移譲出来る程信頼しているのかは、また別の機会に」

久々に来やがったなデッドプールめ。

[今回はちょっと特別でな、派遣艦隊にも参加させてもらうZE☆]

{まだ10話経ってないが、すまんな}

 

まぁ向こうついてから細切れにして送り返そう。

 

「さて、荷物は手荷物にリュックサックひとつと大スーツケース2つまで。明日0600までに後部第一滑走路の根元に荷物を持って集まってくれ。

派遣艦隊は今日中にゆっくり休んでおけ。残りのみんな、留守は任せた。では以上、解散ッ!」

ザッ!

 

 

 

 

sameside:翌日06時00分

「よし、全員揃ったな?ではその輸送ヘリに乗ってくれ」

 

「その前に質問良いですか?さっきから気になっていたんですが、どうしたんですか?その格好は」

 

と見送りの赤城。まぁ、全身ゴツゴツの戦闘鎧のような何かを着ているのに、疑問を持たない奴はなぜ着ているのかを知っている奴以外いないだろうな。

 

「ああ、このバトルドレスか?これはフライトスーツ兼用なんだ」

 

「ふーんそうですか。………あれ?副司令は?」

 

「後で来る。さ、乗った乗った!」

 

 

 

 

「よし、全員乗ったな?行ってくれ!」

ドドドド………

エンジンが始動する。

 

「あれ?提督と副司令は乗らないんですか?」

 

「俺はアレで行く」

 

ん?と乗ったメンバー、見送りのメンバーが見ると、そこには

 

洋上迷彩を施し、機体上部に小さな機体……?を乗せた流星(?)がホバリング(!)していた。

 

そう、ただの流星ではもちろん無い。今回の事で急ピッチで最優先で開発した『B7X(Experimental)H(Hyper)M(Maneuver) 流星超機動試験型』だ。

 

と、そのコクピットが開く。

 

「隊長!早く乗って下さい!」

 

「分かった!今行く!」

 

さて、行くか!

 

 

 

 

 

 

少し飛んで、『佐世保陸上航空基地』へ降りる。

 

「提督、もう着いたんですか?」

 

まさか。これからが本番だ。

 

格納庫(ハンガー)のうちの一つ(それはあまりにも大きかったが)が開いた。なかから出てきたのは…

 

 

「あれは……まさか!」

 

昔、日本はB29よりさらに大きい戦略爆撃機を計画していた。

 

これは、それをB52等も参考にしつつ『斥力航空システム』を搭載した上で、輸送機として再設計たバージョン。

 

大空の城塞(ストラト・キャッスル)』こと、試製()()だ。

ちなみに動力は核融合炉だ。

 

「さて、さっさとこっちに乗り換えろ!」

 

「了解!」

 

 

荷物も積み終わり、全員乗った事を確認し、出発させる。

これはバトルドレスのヘルメットに搭載した網膜直接投影システム、とVRシステムにも使われている『脳波感応入力装置』を使った遠隔操作だ。つまり今、富嶽は馬鹿でかいラジコンだ。

 

「さて、俺達も行くか」

「はい!」

 

前がシエル、後ろが俺だ。これには理由があるんだが………まぁそれはおいおい。

 

『こちら佐世保タワー(管制塔)流星超機動試験型、富嶽輸送型の離陸を許可します。行ってらっしゃいませ!ボス!みなさんもご武運を!』

 

あいつ叉俺の事をボスって………昔はテロリストだったんだが、もう随分昔の様にも感じられるな。

 

『こちら流星XHMのメインパイロットのシエル。離陸許可ありがとうございました』

『同じく流星XHMの後部パイロット兼富嶽パイロットの刻だ。離陸許可をどうも。行ってくる!』

 

そして、一気に離陸!

 

フゥゥンン………クゥォォオン!

 

斥力航空機特有のSFチックな(実際この技術の入手経路はちょっとどころじゃなく本格SFだったが)音を鳴り響かせ、富嶽と流星は飛び立った。

 

「こちら刻、きこえるか?紫」

 

『ええ、聞こえるわ。確か「超特大のスキマにしてくれ」だったわね?』

 

「そうだ!」

『了解!』

 

見る間に、進行方向先すぐ近くのスペースに、あの紫とやらが現れた時と(そして74式戦車が消えた時の証言と)同じスキマ(?)が現れ、この流星と富嶽を包み込んだ。




誤字脱字、感想に質問。いつでも受け付けています!
コラボ先は
叢雲狛氏がここhttps://novel.syosetu.org/71146/
佐武氏がここhttps://novel.syosetu.org/44008/
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