元隊長の鎮守府運営記録   作:ゆすくうけに@Aki

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すみません。戦闘描写まだでした。
流石に次はあると思いますので、期待……されない方が宜しいかもしれません……
2016/04/08誤字修正


コラボ第六話「コリアンダー島奪還作戦・前日」

 さて、緊急事態と言われて横須賀に戻ってきたわけだが………

《動クナ!コイツガドウナッテモイイノカ!》

《貴様ハ既ニ包囲サレテイル!大人シク堂山ヲ返セ!》

《今ナラマダ間ニ合ウ!コレ以上罪ヲ重ネル事ハナイ!》

《五月蝿イ五月蝿イ!大体オ前ラハコッチ側ダロ!何故裏切ッタ!》

《誰ニ忠ヲ尽クスカ、ソレガ分カッタカラダ》

《同ジク》

《我々モ同ジダ》

 

…………セリフだけでわかると思うが、カオスだった。

堂山さんに主砲を突きつける重巡リ級。

堂山さんを解放させようと交渉する戦艦タ級と空母ヲ級。

その他リ級を包囲する沢山の深海棲艦及び艦娘。

富嶽に連絡機として搭載してあったチヌーク(核動力)からスナック菓子喰いつつ端末を弄りながら降りてきた俺。

同じくジュース飲みながら(この光景を見て吹き出したが)降りてきた御坂。

唯一まともな事に佩いていた刀に手を伸ばしている藍原。

誰がどう見てもカオスだ。

 

とは言え、俺も考えなしに端末を弄っていた訳ではない。

《ソコノ………ナンカ変ナノヲ弄ッテイルオ前!ソコノオ前ダ!取引ダ、オレタチヲ逃ガシ、ナツメグ諸島ト貴様ラガ呼ブ諸島カラ撤退シロ!

ソウスレバコノ堂山トカ言ウ奴ヲ解放シテヤランデモナイ。モシノマナケレバ……分カルナ?》

《………そうだな、んじゃ第三の選択肢を選ばせてもらうかな。お前を捕まえて、堂山さんは解放する》

《フン……ヤハリ下等ナ人間ドモハ話ニナラ無ゴファッ!!》

ドサッ!

端末にはsupply(配達)accomplished(完了)の文字が映っていた。

なんのことは無い。補給支援段ボールに適当に見繕った重い荷物を詰めて富嶽から降ろしてもらっただけだ。

この方法、かなり使い勝手が良いんだが一つ問題がある。それは、『捕虜(今回で言えば堂山さん)がいた場合そっちまで巻き込んでしまう』と言う事だ。まぁ、死ぬよりはマシと思ってもらうしかない。

「《さて、俺は堂山さんを医務室に運ぶ。

タ級はそいつを尋問室に連れてけ。目を覚まさない内に縛っておくのを忘れるなよ?

ヲ級とシエルは俺達がいない間に何があったのか教えてくれ。

その後新しく俺達の艦隊に参加した深海棲艦は自己紹介頼む。

残りは通常通りにやってくれ。解散!》」

秘技、二重発音!なんてね。

さて、堂山さん背負って行きますかっと。

「「まて、その担ぎ方は流石に失礼だろう」」

しまった、捕虜や気絶させた敵兵を運ぶ時の癖が出てしまった。

御坂と藍原に呼び止められてしまった。

ーーーーーー

まぁ、何も無くて何よりってことで、堂山さん(の秘書艦と横須賀所属艦隊)には許してもらったが、

「誰だ爆戦隊飛ばしてるの」

『私です』

「撃ち落とすぞ加賀。ここは友軍基地内だぞ」

『提督に何かあっては遅いですから』

「……フレンドリーファイアは軍法会議無しで処刑出来るからな?」

『………分かり……ました』

ちなみにこれ、責められていた最中の会話。

それはともかく。

ーーーーーー

「ナツメグ諸島沖での戦闘で捕虜にした深海棲艦の艦体のうち、駆逐全て、軽巡5、重巡8及び空母1隻は解体が決定、佐世保で引き受ける事になった者は空母ヲ級1体、戦艦タ級1体、軽巡ツ級1体、潜水ソ級5体、重巡リ級、ネ級各1体です。その内空母ヲ級1体、戦艦タ級2体、軽巡ツ級1体、潜水ソ級5体、及び雷巡チ級1体の説得(洗脳)が完了しました。が、説得がまだだった重巡リ級が説得しようとした隙に脱走、堂山さんを人質にとったと言う次第です」

と、シエルに報告を受けている。

「ん?雷巡?」

「はい、どうやら軽巡では無く雷巡だったようです」

「んーまぁ似てるからな。と言うか雷巡そのものが軽巡から派生した艦種だし。誤認もやむなし、か」

「大雑把な艦影だけで判断しましたしね」

「だな。さて、奴らの艤装の解体解析は進んでるのか?」

「それは私から」

と加賀。

「現在、あちらの証言を元に解体解析を進めており、特に問題等無ければ、後4、5時間程で終わるかと」

「じゃあ艦載機を始めとする各種兵装はどうだ?」

「それも含めますと……後2日。次の作戦には間に合いませんね」

「そうか……奴らの技術をうまく流星に取り込めないかと思ったんだがな……まぁ、出来ないなら仕方ない。『不可能』では無く『時間がかかる』なだけマシだ。そう言えば流星はどうなった?」

「それでしたら……直接見た方が早いかと」

また何かやらかしたな?

まぁ、深海棲艦の奴らに話を聞いてから行こう。

別に逃げるわけじゃない……

ーーーーーー

《私ハ空母ヲ級。コチラデ言ウflagshipデアリマス!》

《戦艦タ級、同ジクflagshipダ。ソチラデハ元ガ敵ダッタ奴モ分ケ隔テナク運用シテクレルト聞イタ。好キナヨウニ使ッテクレ》

《軽巡ツ級、eliteデス。防空戦闘ナラオ任セヲ》

《雷巡チ級、eliteダ。雷撃ノ威力ハ折リ紙付キダ》

《我々ハ潜水ソ級。3人ガeliteデ残リ2人ガflagshipダ。囮カラ切札マデ、ナンデモコナシテ見セル。任セテクレ》

《良し。俺が佐世保の提督、護悧刻だ。お前らは昔の同胞を手にかける事になる。それでも構わないか?》

《構イマセン!貴方ノ為ニ戦エルナラ!》

《頼もしいな。しかし、怪我を負わせた本人がいうのも何だが、お前らはまだ本調子じゃ無い。それに今回の作戦では誤射の危険性もある。と言う訳で、医療の心得があるものは富嶽で医療行為を行え。

俺たちは戦場でも敵を回収する事がある。そいつらの治療法がわかるのは、戦闘しない者の中ではお前らだけだ。頼むぞ。

出来ない者は横須賀、及びナツメグ諸島を守り抜け。これも大切な仕事だ。戦闘に勝って戦争に負ける訳には行かないからな。

尚、全員が出来る場合は上手い者から5人選抜してその任につかせる。メンバーは自分たちで決めてくれ。決まったら俺に教えろ》

《デシタラ、ツ級、チ級、ソ級elite3人ガ当テハマリマス》

《そうか。ならそのメンバーと、ヲ級、チ級、ソ級flagship1人は出撃時にチヌーク……まぁ、オートジャイロ見たいな見た目の奴に乗ってくれ。以上、他人に迷惑をかけない範囲で好きにしていろ》

《ハッ!》

ーーーーーー

んな訳で今いるのは横須賀に借りた整備施設。

なんだが……

"あ、てーとくかえってきたです!"

"おかえりなさいです!"

"おみやげあとでみせてもらう!"

"おみや!おみや!てーとくのおみや!"

相変わらずだな。

「んで?流星はどんな感じだ?カバーがかかってるそれだろうって事は分かるが」

"じつはですね、てーとくたちがいってからあいはらさんのところのかがさんといろいろおはなししたです。けっか、あちらのすんばらしいかずかずをみせてもらえたです"

"なんとびっくりじそく1800きろめーとるのぜろせん"

"うちゅうでつかえるかんさいき(?)"

「イスカンダルにでも旅立つのか?」

「それがどうも本当にそうらしくて………」

「は?」

「それは俺が話そう」

と、藍原。

      少

      年

      説

      明

      中

「何だ今の」

「何だ……って何だよ」

いや、なんか今見えてはいけないものが見えたような………

「気のせいか」

「こらデップー人のセリフ奪うな」ミチミチミチ

[だからって人の首しめるのはどうかと思うぞ]

{死なないって理不尽な目に合うんだな}

[今更遅えよ]

「はいはい、デップーは出荷よー」

「え?フルトン……?ってうわぁァァァァァァァァァァァ………」

「何だったんだ今の」

「俺が知りたい。話を戻そう。宇宙戦艦ヤマトがいるなら何故連れてこなかった?」

「そりゃ、力が強すぎるからな。下手すりゃ地球まるごと消し炭だ。別にパワーバランスが崩壊する(メタ的な理由)とかそう言う訳じゃない」

「なるほどね」

「それより流星見せてもらって悪いな」

「本来なら防衛機密もんだぞ?まぁ、技術提供貰ったんだし、『両者承認の元相互技術提携によって行われた』とでもしておくよ」

「公文書偽造じゃねえか」

「細かいことは気にするな。じゃ、作戦開始までにまた会おう」

さて、見せてもらおうか。再生した流星の性能とやらを。

………ええい、この流星はバケモノか!

いや、元々龍だったけどね。

でも実際、アホみたいに高性能化している。

ーーーーーー

流星改超機動試験型(先行配備)

素体:流星改

・素体性能

実用最高速度

時速800キロメートル(ジャンボジェットが800〜1000キロ)

実用最低速度

時速160キロメートル(『()()()()』追尾されない事で有名なフェアリー社のソードフィッシュの巡航速度と同じ)

追加兵装:XHMユニット(最終試験型)、喰手3本(機体下部後方に1つ増えた)、その他は元の機体と同じ。

・XHMユニット(最終試験型)

シールド技術の応用で機体への負担軽減が可能となった。

ーーーーーー

ふーん、安定性を求めたバージョンか?

まぁ、次々壊すのも不味いしな。

さて、習熟訓練飛行と行きますか!

「良い機体だな……行くぞ!シエル」

「ええ、この機体なら!」

ーーーーーー

1通りの習熟飛行が終わった後で、作戦の説明をしていた。

「これより、コリアンダー島奪還作戦の説明を行う。

先ず、一度富嶽で全員ナツメグ諸島へ降りる。その後、藍原の艦隊は艦体を横須賀に待機させて佐世保艦隊と御坂艦隊と共に接近。艦載攻撃機の作戦行動範囲に入ったら戦闘開始だ。敵は多い。索敵は富嶽のレーダーと俺が出来る限りやっておくが、各員も怠ることなく見張れ。勿論ナツメグ諸島の方角も見張れ。シナモン諸島は念の為ソ級、ヲ級の各flagshipとチ級eliteが守ってはいるが、大部隊だと不味い。

その後は各個射程距離に捉え次第放て。細かい行動は各艦隊の旗艦に一任する。好きにやれ。

尚、地図に記した地点にマーカーを埋めておいた。

掘り起こされない限りは参考になるだろう。

くれぐれも『民間施設へ着弾!』何てことはやめろよ?

今は人がいないと言ってもな。

後は……そうだな、無線の144.68Hzを何時でも受信出来るようにしておけ。その回線は全艦隊共通チャンネルとする。各自、全体への報告を行うときはそこにしろ。ただし、手短にな。

準備が整った艦隊から報告しろ。全艦隊の準備が整い次第出撃だ。良いな?」

「「了解!!」」

「良し。解散!!」

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