元隊長の鎮守府運営記録   作:ゆすくうけに@Aki

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書き終わってたのに投稿予約するのを忘れてた……すいません


コラボ第十四話「決戦!ガラムマサラ島沖海戦!(その一)」

side刻

「……という訳だ。まとめると、開始早々紫がスキマを展開、幻想郷と俺らの世界に固定されている兵器を放つ。こっち(佐世保)からは52センチ砲、陸上基地のサーマルキャノン、各プラントの電磁投射・斥力連装砲群を叩き込んで大まかに()()。この時同時に御坂製トマホークも全て使う。あ、コピー生産は可能だから持って帰る分は気にすせず使い切れ。その後の細かい所は、持ってきた試製Sakura-Faust(無誘導個人携行桜弾)で吹き飛ばす。まだ行けそうなら第二波を食らわせる。これを、敵が散らばって費用対効果が逆転するか、基地側が何らかの事情で使えなくなるまで続ける。

 そして途中から佐世保やプラント、幻想郷に御坂の所のも含む連合航空隊による航空攻撃で更に削る。後はセオリー通りの艦隊決戦だな。艦娘とウチのスタッフによる砲撃、雷撃、夜戦。質問のある者は?」

 今はC式技術を応用……と言うかこれが本来の用途なのだが……して、元の世界との通信会議をしている。今回は本当に全力だからな。魔力も使えず特殊能力(血の力)攻撃そのものには使えない物(直覚・喚起)しかない以上、我が鎮守府で全力と言えば『全兵力を結集させる事』を指す。

 とは言え、基地防衛等もある事を考えれば、実際に投入できるのは良くて半分だろうが…

「質問のある者は居ないな?……では、佐世保陸上基地司令代理!」

『サーマル、全力で運用可能です』

「全力…と言うことはヤシマもか?」

『ええ、お任せを』

「良し。プラント総括担当!」

『全プラントの連装砲の点検が完了。全く問題有りません。いえ、あると言えば有ります』

「なんだ?」

『一刻も早くあの船幽霊共をブチのめしてやりたいと若い衆が息巻いてます』

大多数から笑いが漏れる。

「フッ、そんな事か。『攻撃は、あと五時間で始まる』会議が終わったら伝えろ

『了解しました!』

こらそこ、ガッツポーズしない。

「やれやれ…ファルコン隊!」

『全機、燃料弾薬共に臨戦状態です。5分で翔べます!』

「流石ファルコン、心強いな。……第二次大戦時レベルが相手とは言え、低速航空機であるヘリに無茶させることになるが…頼むぞ!」

『ッ!……お任せ下さい。一人も、死なせません』

「そうだ。生きて帰れよ……基地航空隊臨時編成派遣飛行戦隊長!」

『全機、装備の点検が終了、給油も完了しました。パイロット達は余暇を楽しんでいる者も居ますが、1分で翔べます』

「1分……事故るなよ?」

『勿論ですよ』

「必ずだからな?焦るより確実にだ。オメガ1(小隊長)!」

『オメガ小隊、即応体制です。例の新装備もまるで手足のようです。初弾から当てて見せましょう』

「それは凄いな。ある意味お前らの火力は最大だからな。期待してるぞ」

『Sir, yes sir!』

「さて…アヴァランチ隊隊長!」

『四四式背部兵装の廉価仕様の完熟訓練も済んでいます。お任せを。…所で、量産性が最悪だと聞いていたのですが?』

「量産型には必要無い機能が幾つかあったんでそこをオミットした。まあこれでも量産型とは言えないから…廉価生産型と言うべきか」

『その貴重な装備、回されたからには使いこなして見せましょうとも!』

「頼むぞ?…最後に浸透打撃艦隊旗艦及び第一空挺艦隊旗艦!」

「旗艦長門以下浸透打撃艦隊総勢6名。何時でも行ける」

「旗艦加賀以下第一空挺艦隊総勢6名。提督、問題は無いので早く会議を切り上げ、戦闘を開始させて下さい。深海棲艦を血祭りに上げて見せましょう」

「なるほど。浸透艦隊はいつもそれなりに冷静らしいな。空挺は…言って治るもんじゃないしな」

「お言葉ですが、私はこれでも冷静なのですが?」

 何処の世界に冷静に急かす奴が居るというのか…と言おうとしたが、確かに冷静じゃない時の加賀は色々凄いことになっているので何も言えない

「……まあ良い。では、総員、全力を尽くせ!」

『了解!(Yes sir !!/お任せを!/応!)』

そしてオフラインにして、ダンボールを出る。

ーーーーーーーーー

 御坂が遅いので取り敢えずシエルや空挺艦隊との組手で時間を潰していたところ、

「待たせたな」

やっと御坂がやって来た。

「提督遅いぞ。少したるんでるんじゃないのか?」

向こうの長門にも言われているようだ。

 二言三言話していた後、

「よし、駿と刻は?」

 やっと話が振られた。

「今、うちのババアにモーニングコール中だ。しばし待たれよ」

 あの人そんな歳なのか?人は見かけによらないな……

 取り敢えず奴の後ろのスキマには黙っておこう。

「俺もうちの鎮守府のやつらに準備できたか聞いている。もう少し待ってくれ」

 どうも追加でこっちに持ってくる物があったらしく、そこで時間が取られているらしい。つい数分前に調整が済んだとか。……大丈夫なのか?

「了解、Twitterでも見てるわ」

 と御坂。ついったー?見てみると、一回辺りの文字数限定のSNSらしい。ウチの『呟板(つぶやいたー)』みたいな物か。

 

 まあそんなこんなで何故かスキマで一発で行くことになり、到着した(F4は富嶽下に懸架してある)。

ーーーーーーーーー

 ガラムマサラ等島沖

 

「うわぁ、うじゃうじゃいるっぽい~・・・キモイ」

 御坂の鎮守府の夕立(にしては虹彩が赤かったりするが)うじゃうじゃいるって言うか、そう感じられる距離まで跳んだからだろうな。最も近い敵との距離が約250メートル、トマホークどころかAK-47で狙った箇所に当たるレベルだ。この距離だとまずロケット弾で吹き飛ばしてからトマホークを撃ち込まないと破片がこっちまで来て危険じゃないか?勿論敵は地平線の彼方までうじゃうじゃいるんで、そっちに撃つんだろうが。

「ほんとに多いな・・・。とりあえずあれの準備を。長門」

 しかし…ビッグセブンでトマホーク……アイオワ級?

「ああ、いつでもぶち込める」

「駿と刻は?」

「こっちも問題ない。紫もベストタイミングで()()()スキマが完成したみたいだしな」

「ちょいと近すぎるが…まぁ問題無い」

「おっけ。じゃあ総員構え。目標、目の前にいる深海棲艦共」

 俺はトマホークをシエルに預け、多目的ランチャーに対艦HEATを装填する。シエルはトマホーク片手持ち×2。デッドプールはM134と個人携行ロケット砲を構えている

 ついでにスロートマイクの確認もしておこう。

「打て!fire!パンツァー・フォー!全速全身DA!」

 御坂が吼えるが…パンツァーって…戦車?

「なんか色々違うが…全艦、全火器使用自由」

「やっぱりなんか違うよな…?ま、ぶっかませ」

 

「パンツの阿呆ー!BANG!! BANGBANGBANG!!」

 叫びながら個人携行ロケット弾を放っているウェイドは放っておこう。

 

とか考えてたらいきなり御坂が刀を抜き、振り抜いた。

「おいおい、敵はまだ遠…」

シュンッ!

 御坂が刀を振るう度に、刃の軌道状のナニモノかがすっ飛んで行き敵艦や砲弾を斬る。斬る。斬る。

 わかってはいたが、やはり規格外だ。未確認飛行物体ならぬ規格外戦闘提督……は頭悪い言い方だな。規格外戦闘…兵士?

 

 

 「フッ……ククク…なるほどな」

 あまりに規格外なんでな、吹っ切れたよ。

丁度航空隊から連絡が入る。

『こちら飛行戦隊長、間もなく戦域に到着。爆撃プランはどうなさいます?』

「ベストタイミングだ。爆撃プランA、全攻撃機の総力を以て吹き飛ばせ」

自重?知るかよ

『了解。全機、聞こえたな?』

480機分の了解の意を示す言葉またはトークボタン2連打(同意または了解の意。操作に集中したい等ときに使う)が一斉に聞こえる。流石に煩い。

 

 見れば各種砲撃等によって目の前の深海棲艦は大きく数を減らし、距離2000メートルまで間が開いていた。

「まだまだ終わらねえぞ!」「フハハハ、今だ航空隊、殺れ!」

瞬間、2つの紫のスキマの内から大量の砲弾や幾筋もの光(?)が飛んでゆき、もう片方からは我らが基地航空隊が飛び立って征く。

 F4EJ改二が40機(内30機は爆装)、F86が80機(完全な制空仕様)、F104J改(幾つかの制限を緩和し、軽い爆弾を載せている)が40機、A-1軽攻撃機ファルコン(T4練習機改を改修したもの。最強のレシプロ戦闘機でも到底追いつけない機動性と、合計4200キログラムまでの兵装を懸架できるハードポイント7つがウリ)が240機、A-1/P(ペイロード)C(キャリアー)戦術軽攻撃機ファットファルコン(A-1軽攻撃機に、ハイパーマニューバと同系統の技術を用いて改装し、21000キログラムと言う巨大なペイロード……1式陸攻ですら15,451キログラムである……を付与した上位機種)が80機の計480機。これに加え、最後の機体に少し遅れること5秒、スキマを目一杯使ってぎりぎり出てきたB52戦略爆撃機(調達名称:米式52型戦略爆撃機)が飛んでいく。

「フッ……ハハハハハハ!……どうだ?しかもまだまだ続く。富嶽!」

《コチラ富嶽、橘花改ヲ出撃サセマス。全機、出撃!》

"きっかかいせいくうたい、しゅつげきします!"

"ひさしぶりのとうじょう!ようせいさんだぞ!"

"ひゃっはー!"

待つこと十数秒、

"いーやっほーぅ!"

"ひゃはははは!"

 艦娘用艦載機とほぼ同じサイズの橘花改が大量に飛んできた。富嶽搭載機だ。

 

 念の為言っておくが、元々の橘花も特殊攻撃機または戦闘機であり、決してとまではっきりは言えないが、特別攻撃機つまり特攻機ではない。勿論この機体も帰還を前提として滑走輪が搭載され、富嶽側のシールドシステムにはシールド製滑走路のデータとそれを再現できるだけの出力がある。

 

 この巨大編隊によって深海棲艦側航空隊は(軍事用語としてでは無く文字通りの意味で)ほぼ全滅するだろう。軽い爆弾を搭載した橘花改もいるようだし、敵艦そのものへのダメージも期待出来る。

 

「どうした?もう終わりか?」

『終わってませんよ、ボス。次は我々砲兵隊の出番です』

無線が切れてなかったようだ。

「お前に言った訳じゃないんだが……まあ良い。第二波、陸上・海上基地砲兵隊、砲撃よおい!」

『イエッサー!……紫さん、頼んます』

 

突然、スキマが多数に分裂し、あちこちへ飛び去っていく。なるほど、照準は紫がやるのか。

 

「照準はスキマ側でやってくれるそうだ!とにかく早く撃つことを優先しろ!」

『Sir, yes sir!』

瞬間、52サンチ砲弾の雨霰、サーマルキャノンの非磁性素材の加熱された砲弾の雨垂れ、とレールキャノンの非磁性素材の飛翔体と斥力砲から放たれた特殊砲弾の霧雨が敵を穿っていく。

「圧倒的だろう?深海棲艦め、震えて眠れ」

ーーーーーーーーー

『所で今全力でそっち向かってる我々オメガ小隊とアヴァランチ隊の獲物は居るんですか?』

『俺達が着く前に始まってますね……狩りつくされかねないな……急ぐぞオメガ!』

『俺達ファルコン隊は制空取り終わってからで良いや』

 

「水平線の彼方まで居るし、獲物には困らなそうだぞ?」

『『『やったぜ』』』

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