元隊長の鎮守府運営記録   作:ゆすくうけに@Aki

9 / 67
第二章〜鎮守府探検編
第七話 「吹雪への聞き取り調査(ミニ)と、資料の確認(後半は設定)」


考えてみたが、やっぱり聞いてしまった方が良いだろう。ただし、聞き方は気をつけなければならない。

 

「なぁ、ちょっと聞きたいんだが」

 

「?はい、なんでしょうか?」

 

「ええと、お前は『駆逐艦』なんだな?『護衛艦』じゃなくて」

 

「はい。『護衛艦』と言いますと、海上自衛隊の保有する戦闘艦のうち、水上艦を指すんでしたっけ?」

 

……ん?もしかして……

 

「まぁ、間違いじゃないんだが……」

 

「ああ、他国軍のフリゲートなんかも和訳すると『護衛艦』ですね。忘れてました」

間違いない。そういう事か。

 

「『日本国海上自衛軍』って知ってるか?」

 

「……え?」

 

やっぱりな

 

「その様子からして、知らなかったんだろう。『日本国海上自衛軍』ってのは、いつだったかはわからないが少なくとも2015年より後に海上自衛隊が再編成されて出来た日本の国防組織だ。まぁ、それまでの海自との違いはトマホークを配備したことと、規模と予算が増えたくらいだがな。でだ、お前は『護衛艦ふぶき』じゃなくて『駆逐艦吹雪』なんだな?」

 

「ええ……」

 

失敗したか……?

 

「じゃあ、軍艦の記憶を保持してるって聞いたが、どこまで覚えているんだ?」

 

これは重要だ。どこまで覚えているかによってどこから教える必要があるかが変わるからな。

 

「軍艦としての記憶でしたら、建造されてからサボ島沖で沈むまで覚えています。あと、実感は無いのですが知識としてだけなら2015年までの記憶があります‼︎」

 

等と「ふんす‼︎」と鼻息が聞こえてきそうな勢いと顔で言っている。で、今は何年だ

 

「ええと、にせん……何年でしたっけ?」

 

これは……他の艦娘にも聞いた方が……いや、大々的に聞き取り調査を行うべきか。

 

「なぁ、そもそもこの鎮守府って何人いるんだ?それがわからないと話にならん」

 

話にならん……下手するとデッドプールになっちまう台詞だな。ま、それは良いさ。

 

「え?資料貰って無いんですか?」

 

「一時間後にヘリポートに来いって言われて(中略)っと、いつまでも立ち話してるのもなんだし、そこのソファで待ってな。俺は資料を読む」

 

 

 

独立機動鎮守府フライアMARK2

ブラッド始まりの地フライアを艦娘の運用を前提として再設計した物で、ドック、資材保管庫、工廠をもつ上に、それ自体が巨大な戦闘艦でもある。また、神機兵の操縦システムを流用することで過剰なまでの人員削減が進められている。

※フライアの一人での運用方法

この『フライアMARK2』は神機兵の操縦システムを流用しているがそれでも数十人の人員は必要である。しかし(元)神機使いならば腕輪に接続することで一人で全ての機能を使うことも理論上は可能。但し、それをした時の使用者への影響を考慮しておらず(そもそもこの様な巨大なモノを一人で扱うこと自体が馬鹿げており、しなければならない状況そのものがまず考えにくい)最悪使用者の精神を侵す可能性がある。

 

深海棲艦

海で発生した新たな人型アラガミ。その大きさはドレッドパイクに劣るどころか一般的な成人男性より僅かに大きい程度であるが、他のアラガミには無い、周囲のオラクルの活動を沈静化させる「結界」と呼ばれる偏食場を形成するという恐るべき能力を持っている。そのため既存のオラクル兵器はすべて無効化される。しかし、一見対抗する方法が無いように見える一方で、その結界は深海棲艦自身のオラクル結合をも弱体化させる為、旧世代の強力な実弾兵器(特に質量兵器と炸薬兵器)や強力な切断兵器による攻撃が有効である。なお、「結界」と感応種との関係性は不明。ある種の知性を感じられる行動をとる事もある。

 

艦娘

海で発生した新たな人型アラガミ「深海棲艦」の「結界」に対抗するために「開発」された最新型無人神機兵。様々な理由から少女や女性の様な姿になっている。また、約百四十年前に解体された「大日本帝國海軍」の軍艦としての記憶と、ヒトとしての精神をもつため、見た目や感性はただの女性(或いは少女)だったりするが、戦術的思考等は一般的な神機使いに勝るとも劣らない。

 

※艦娘の艤装

艦娘の装備する兵器は当時彼女達の元となった艦の物が元となっているが、大きさは彼女達が使うのに決して不便にならない大きさまで小型化されている(但し威力は当時のまま)。また、神機でもある為オラクルバレットを撃つこともできるため既存のアラガミとも戦闘が可能(但し本来の使用方法ではなく、弾に捕喰される為砲身の磨耗が非常に早くなる)。

尚、当時装備していなかったモノでもモノによっては装備できる(例;特I型や睦月型に酸素魚雷)が、あまりに無理なことはできない(例;駆逐艦に当時の口径が14cm以上の砲、戦艦に魚雷、空母に爆雷)上戦艦と軽巡洋艦は当時の砲より大きい物を装備すると命中率がかなり下がる(例;天龍型に20.3cm砲、金剛型に41cm砲)

 

「うーん……ん?……えーと…ん⁉︎」

 

「何か変なこと書いてありましたか?」

 

「いや、なんでも無い。それよりもとりあえず、この鎮守府を案内してくれ」

 

「はい!」

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。