《神託》が夢見た未来の世界   作:さいきょーさん

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Ep4:Sの悪戯/挑戦と決闘

 

ガルドに宣戦布告をした後、黒ウサギ達と合流をして、ギフトゲームをすると伝えたところ大激怒、そのゲームには十六夜は参加しないとのことで一悶着あったが、黒ウサギが折れることによって落ち着いた。

 

「それじゃあそろそろコミュニティに帰る?」

 

「あ、ジン坊ちゃんは先におかえりください、ゲームが明日なら"サウザンドアイズ"に皆さんのギフト鑑定をお願いしないと、この水樹の事もありますし」

 

十六夜達三人は首を傾げる、一真は《六桁視》を使い把握する。

 

「サウザンドアイズ?コミュニティの名前か?」

 

「「Yes、サウザンドアイズは特殊な瞳のギフトを持つ者達の群体コミュニティ、箱庭の東西南北、上層下層の全てに精通する超巨大商業コミュニティ……で?」」

 

一真がニヤニヤとセリフを被せる、黒ウサギがそれに驚いていると。

 

「なんだよそれ、面白そうなもん持ってんじゃねえか」

 

十六夜が興味を示す、だが一真はそれを無視して黒ウサギに話を続ける事を促す。

 

「と、とりあえずさっきも言った通り皆様の力の正しい形を把握してもらおうかと」

 

黒ウサギがまだ驚きながらも歩き始める、しばらくすると十六夜達は街路樹に目が行くが、その先にある店が看板を下げようとしているため黒ウサギが待ったを。

 

「まっ」

 

「まった無しです御客様、うちは時間外営業はしておりません」

 

かけられなかった、その後十六夜や黒ウサギが店の前でワーキャーやっていると。

 

「うわ、なんかめんどくさそなのが来る」

 

一真が苦笑いしながら後ろへ下がった、すると店の中の方から。

 

「いぃぃぃぃぃいやほぉぉぉぉお!!久しぶりだ黒ウサギィィィィイ!!」

 

黒ウサギが店内から爆走してきた着物風の服を着た真っ白い髪の少女にフライングボディアタックを受け少女と共に空中四回転半ひねりして街道の向こうにある浅い水路まで吹き飛ぶ。

 

(なんなんだこの世界は、ぶっ飛んだやつしかおらんのか)

 

来たの失敗だったかなー、などと頭を抱えていると中に入る事ができたらしく、店員に促され店の中に入る。

 

「生憎と店は閉めてしまったのでな、私の私室で勘弁してくれ」

 

五人と一匹は案内された部屋で少女の自己紹介を聞く。

 

「私は四桁の門、三三四五外門に本拠を構えているサウザンドアイズ幹部の白夜叉だ、この黒ウサギとは少々縁があってな、コミュニティが崩壊してもちょくちょく手を貸してやっていると器の大きな美少女と認識しておいてくれ」

 

少し気になるところもあったがそれは全員スルーして外門の説明を受ける、その途中で十六夜が蛇神を殴って倒してきたなどの話を聞いていると、途中で白夜叉が最強の主催者、と自分の事を言うため。

 

「へえ、じゃあお前を倒せば俺たちのコミュニティは東側最強って事だな?」

 

「無論、そうなるのう」

 

「それは景気のいい話ね、探す手間が省けたわ」

 

一真を除く三人は剥き出しの闘争心を視線に込めて白夜叉を見る、白夜叉はそれに気づいたように高らかと笑い声をあげた。

 

「抜け目のない小僧達だ、依頼しておきながら私にギフトゲームで挑むと?」

 

「え?ちょ、ちょっと皆様!?一真さんも止めてください!」

 

「無理、読んだけど俺じゃとめらんない」

 

黒ウサギが何か騒いでいるがもう止まらない、どちらかといえば一真もあちら側なのだから。

 

「ふふ……しかし、ゲームの前に一つ確認せねばな」

 

「なんだ?」

 

白夜叉は着物の裾からサウザンドアイズの旗印、向かい合う双女神の紋が入ったカードを取り出し、壮絶な笑みで一言。

 

「おんしらが望むのは"挑戦"かーーーーもしくは"決闘"か?」

 

(ああ、やっぱり、面白そうだわ)

 

すると全員の視界は一瞬にして変わり、変わった先は白い雪原と凍る湖畔、そして、水平に太陽が廻る世界だった。

 

「なっ」

 

余りの異常さに十六夜達は同時に息を呑んだ、こちらに召喚された時とは違い、もはや言葉で表現すらできない、唖然と立ち竦む三人、クスクスと笑う一人に今一度白夜叉は問いかける。

 

「今一度名乗り直し問おうかの、私は"白き夜の魔王"太陽と白夜の星霊・白夜叉、おんしらが望むのは試練への挑戦か?それとも対等な決闘か?」

 

魔王・白夜叉、少女の笑みとは思えぬ凄みに再度息を呑む、だが一人は高らかに宣言をあげた。

 

「いいね…面白い…勝てないかもな…だが俺は決闘だ白夜叉…いや、白夜王様」

 

「く、ふふ、そうかそうかだがおんし以外は挑戦かの?」

 

「あ、ああ、今回は黙って試されてやる」

 

「私も試されてあげるわ」

 

「…右に同じ」

 

ならば先に試練を終わらせよう、と一真を待たせ試練を始めた、その時黒ウサギが何か言っていたが集中している一真の耳には届かない、少し集中を途切らせる都思ったより早くゲームが終わっており、すぐさまゲームが始まる。

 

「か、一真さん、危なくなったらすぐ降参してくださいよ!」

 

「あいあい、わーっとりますよ」

 

「それでは始めようか」

 

『ギフトゲーム名:白夜と神託の決闘』

クリア条件:ゲームマスターの戦闘不能

敗北条件:クリア条件を満たせなくなった場合

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