自分ともう1人の自分も(莉音編)[一時凍結]   作:無の空間の存在維持

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今回は少し長めです。




ギフト

行方不明になった理由が分かったところで、白夜叉はレミに話しかけた。

 

白夜叉「理解した。それで、お主も小僧たちと一緒に受けようかの。」

 

レミ「お願いします。」

 

莉音「はい。」

 

白夜叉「そういや、魔王行為はしないのじゃな。」と確認を取った。

 

わざわざ確認するってことは、なにかするようだ。

 

レミ「・・・そうですが?」

 

白夜叉「卑怯な手じゃが、お主も鑑定はどうじゃ?」

 

レミ「分かりました。」

 

白夜叉「良し。お主たちは“試練”と“決闘”のどちらじゃ?」

 

莉音「・・・・試練。」

 

レミ「試練でお願いします。」

 

十六夜「白夜叉に何度も勝っているなら、“決闘”じゃないのか?」

 

レミ「いいえ。戦う意味はないので。」

 

白夜叉は「分かった。」と言った。

 

ルールはグリフォンに乗って、行って戻ってくるまでこの寒さに耐えられ、グリフォンに認められる事の勝負だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

結果は耀が何とか耐え抜いた。

 

 

 

 

 

 

そして、白夜叉は「これが鑑定結果じゃ。」

 

手を2回叩いた瞬間、現れた。

 

十六夜「お中元?」

 

飛鳥「お歳暮?」

 

耀「お年玉?」

 

莉音「・・・。」

 

黒ウサギ「3人様は全然違います!これはギフトカードと言って、顕現しているギフトを収納できるんですよ。」

 

白夜叉「全知の“ラプラスの欠片”で見たものじゃ。それがあれば、自分のギフトが何なのかを理解することができるぞ。」

 

飛鳥「私は“威光”ね。」

 

耀「私は“生命の目録”と“ノーフォーマー”。」

 

十六夜「ほう。じゃあ、俺のはレアケースなのか。」

 

白夜叉「どういうことじゃ?」

 

気になって、十六夜のギフトカードを覗いた。

 

白夜叉「何!“正体不明”じゃと!有り得ぬ、“ラプラスの欠片”でさえ認知できぬとは・・・。」

 

白夜叉(そういや、小僧は水神を『決闘』で挑み、素手で倒したのじゃったな。)と考えたが、 答えは見つからなかった。

 

白夜叉「お主たちは何じゃ?」

 

レミ「私はこれ。」と見せた。

 

 

レミのギフトカード(グレー):“神話”“童話”“昔話”“経験物語”“記憶物語”“仮説物語”“他の物語”“完全再現”

 

 

白夜叉「なっ!だから、どのコミュニティもレミ様のギフトゲームを挑んでも、少しだけでも知識が欠けていたら、クリアにならなかったのか!」と何かに気付いた。

 

問題児たちはそのことを全く知らないため、何の話をしているのかを理解できていなかった。

 

ジン「つまり、どういうことですか?」

 

白夜叉「つまりじゃな。それぞれの話に知識がある。しかし、どの話も仮説なのじゃ。その低い可能性も含む知識がないといけないのじゃ。」

 

十六夜「それじゃあ。本当に全知でない限りクリアは無理だな。」

 

白夜叉「そうなのじゃ。これには驚いた。それでお主は?」

 

莉音「これ。」

 

 

莉音のギフトカード(白):“未来”“心”“値”

 

 

レミと比べて、比較的に少なかった。いや、レミの方が異常なほど多いのだ。

 

白夜叉「う~む。分からん。お主たちは何処まで把握しておる?」

 

十六夜「企業秘密。」

 

飛鳥「同じく。」

 

耀「以下同文。」

 

莉音「??」

 

白夜叉「うぉぉぉぉい!?仮にも対戦相手だった者に“ギフト”を教えるのが怖いのは分かるが、それじゃ話が進まんだろう・・・・・。お主は本当に分からなそうじゃの。まぁ、良い。小僧は大丈夫じゃが、小娘3人・・・・・確実に死ぬぞ。」

 

飛鳥「忠告ありがとう。肝に銘じておくわ。

次は貴方の本気のゲームに挑みに行くから覚悟しておきなさい。」

 

白夜叉「・・・ふふ、望むところだ。私は三三四五外門に本拠を構えておる、いつでも遊びに来い。・・・・・・・ただし、ゲームには黒ウサギを“チップ”にかけてもらうがのっ!!」

 

黒ウサギ「絶対に嫌ですっ!」

 

白夜叉「つれないことを言うなよぅ黒ウサギ・・・・・・・。私のコミュニティに所属すれば生涯遊んで暮らせると保証するぞ?今なら三食首輪付きの個室も用意するしの。」

 

黒ウサギ「三食首輪付きってソレもう明らかにペット扱いじゃないですかっ!!」と周りから見れば、コントしているように見えていた。

 

白夜叉「とりあえず、莉音はどうするんじゃ?」

 

莉音「行きます。」

 

レミ「莉音ちゃんが行くなら、私も行きます。」

 

白夜叉「分かった。しかし、お主たちは黒ウサギのコミュニティがどうなっているかを知っておるのか?」

 

十六夜と飛鳥と耀は莉音が何を言うのかを気になっていた。

 

しかし、莉音は「知っています。」と言った。

 

白夜叉とレミ以外は驚いた。莉音に黒ウサギのコミュニティの現状を話した時がなかったのだ。

 

十六夜「莉音、お前はいつから知っていたんだ?」

 

莉音「()()()()()()()()()()()()()()()()。」

 

全員その意味が理解できなかった。会った直後はまだその説明がない。

 

十六夜「その時は黒ウサギのコミュニティの事情は言っていなかったぞ。」

 

莉音「言っていなくても分かります。()()()()()()()3()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()」と淡々と言った。

 

黒ウサギ&ジン「なっ!」と驚いた。

 

白夜叉「お主は心の中を読めるのか?」と確認を取った。

 

莉音「自分では分からないけど、()()()()()()()()()()()()まで分かります。」

 

レミ「それを『心を読む』って言います。」

 

莉音「! そうなんですか。分かりました。」と少し驚いた。

 

自分のことなのに、自分のことを知らないようだ。

 

白夜叉「もしかしてお主の知らないこともある、ってことか。ふむ。それでコミュニティに入るのか?」

 

莉音「ごめんなさい。入りません。」

 

黒ウサギとジンは絶句した。

 

十六夜「黒ウサギたちがコミュニティの状況を説明しなかったからか?」

 

白夜叉「それは聞きづけにならんのう。黒ウサギ、コミュニティの状況を説明せないといけないぞ。」

 

黒ウサギ「はい。」

 

ジン「・・・・。」

 

十六夜「それで理由はそれか?」

 

莉音「いいえ。()()()()。」

 

飛鳥「他の理由は何かしら?」

 

レミ「その・・・私が誘ったからです。1人でも私のコミュニティに入ってほしかったので。」

 

白夜叉「そうか。なら、同盟を結んだら良い。」と案を出した。

 

レミ「そうですね。そうしましょう。黒ウサギさん、勝手に呼んだ人を取ってしまいすみません。」

 

黒ウサギ「いいえ。黒ウサギが最初から説明をすれば良かったのですから、いいですよ。」

 

十六夜「何か書類が必要か?」

 

白夜叉「それは私が用意する。ちょっと待っておれ。」

 

白夜叉は部屋を出た。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

しばらくすると、白夜叉が戻ってきた。

 

白夜叉「これが同盟の書類じゃ。」

 

白夜叉は黒ウサギたちに見せた。

 

 

 

『    同盟承諾書

 

この書類は同盟同士が協力し、支援し合うこと。

所有物はコミュニティ内のままですが、ギフトゲームを行なわずに同盟内のコミュニティの所有物を使用しても良い。(所有共有)

 

 

「コミュニティ名:            」

「コミュニティ名:            」

 

以上のコミュニティは同盟を致します。                 』

 

 

 

黒ウサギ「ここにコミュニティの名前を書けば良いですよね。」

白夜叉「そうじゃ。レミ様は旗を持っているから、その旗も描いてほしいのじゃ。」

 

レミ「分かりました。」

 

黒ウサギとレミは代表として、コミュニティ名を書き、レミは旗の絵も描いた。

 

 

『    同盟承諾書

 

この書類は同盟同士が協力し、支援し合うことをします。

所有物はコミュニティ内のままですが、ギフトゲームを行なわずに同盟内のコミュニティの所有物を使用しても良い。(所有共有)

 

 

「コミュニティ名:ノーネーム       」

「コミュニティ名:王族神         」 (旗)

 

以上のコミュニティは同盟を致します。                 』

 

 

十六夜「へぇ。結構物騒なタイトルと旗じゃねえか。」

 

レミ「適当に書いたら、いつの間にか真剣に考えてしまい、こんな感じになりました。」

 

飛鳥「さすがは敗北無しの元魔王ね。」

 

耀「うん。」

 

莉音「怖い・・・です。」

 

それぞれそう思うのはやっぱりだろう。コミュニティ名が「王」やら「神」の漢字がある。

 

絵には、下には台があり、その上に神が立ち、頭の上に輪っかがある。これでは神なのか、天使なのかよくわからなかった。更に、周りにはを赤い丸く細い線が引いてあるのだから、尚更よく分からない絵だ。だが、天使が描かれたところにに赤い線など入れるだろうか・・・・・。

 

黒ウサギとジンはこの旗の絵に言葉がなかった。

 

白夜叉「これで終わりじゃ。それで本拠はどうするのじゃ?」

 

レミ「黒ウサギさんのコミュニティの近くに森があるので、そこに住み着きます。私が表立つのは上層部などが黙っていないと思いますから。」

 

白夜叉「上層部でも勝てた奴はおらんがな。」

 

レミ「さすがに上層部全員を相手にするのは骨が折れます。」

 

白夜叉「それでもお主はほとんど幻獣や眷獣を呼び出して、そいつらが戦い、お主自身は傍観してるだけじゃったがな・・・。まぁ、良い。気を付けてな。」

 

黒ウサギ「はい。」

 

黒ウサギたちはノーネームに向かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一行は『ノーネーム』の居住区画の門前に着いた。『魔王』との戦いの名残を残す門の中を見て、十六夜と飛鳥と耀は驚いた。莉音はもう涙目だった。

 

十六夜「・・・・・・・・・・おい、黒ウサギ。魔王とのギフトゲームがあったのは莉音が言った通りに今から3()()()の話か?」

 

黒ウサギ「はい。」

 

十六夜は少し冷や汗を流した。

 

十六夜「・・・・・・・・断言するぜ。どんな力がぶつかっても、こんな壊れ方はあり得ない。この木造の崩れ方なんて、何百年も時間をかけて自然崩壊したようにしか思えないぜ。」

 

飛鳥「ベランダのテーブルにティーセットがそのまま出ているわ。これじゃまるで、生活していた人間がふっと消えたみたいじゃない。」

 

耀「・・・・・・・生き物の気配も全くない。整備されなくなった人家なのに獣が寄ってこないなんて・・・・・・・。」

 

莉音「・・・・・・・恐怖・・・・。」

 

十六夜「アンタはここまでひでかしたことはあるか?」とレミに質問した。

 

レミ「建物の形がなり、跡形もなく荒れ地になるぐらいはしましたけど、数週間立てば、さすがに生き物は帰ってきますし、最低限の生活はできるはずです。」

 

さらっと凄いことを言うレミ。

 

耀「・・・・えげつない。それでもひどい。」

 

十六夜「レミでも驚くほどの強さか・・・・・。」

 

黒ウサギ「・・・・・魔王とのゲームはそれほどの未知の戦いだったのでございます。この土地を取り上げなかったのは魔王としての力の誇示と、一種の見せしめでしょう。彼らは力を持つ人間が現れると遊び心でゲームを挑み、二度と逆らえないように屈服させます。僅かに残った仲間達もみんな心を折られ、・・コミュニティから箱庭から去って行きました。」

 

十六夜&飛鳥&耀&莉音「・・・・・・・・。」

 

この場の全員は言葉がなかった。

 

十六夜が「魔王───か。ハッ、良いぜ、良いぜ、良いな、オイ!想像以上に面白そうじゃねえか・・・・・・・・!」とバカ声で叫んだ。

 

レミは「ここまでの実力を持つ魔王は会ってみたいかもしれないです。」と少し気になっていた。

 

莉音は「」(チーン)と白目をしていた。

しかし、意識をすぐに取り戻したら、「フッッ。」と小声で小さく笑った。

黒ウサギたちは風景に気を取られて、その瞬間に気付かなかった。莉音(?)はそのまま誰にも聞こえないぐらいの独り言を呟いた。

 

莉音(?)「その魔王はたかがこの程度なんだ。拍子抜けだね。“ノーネーム”を襲った魔王様はこれぐらいしかできない弱者、と言うことかぁ。私なら、“ノーネーム”自体がなかったことにする所までするよ。誰もそのコミュニティが元から存在していなかったかのように、元所属者さえ覚えていないぐらいにね・・・・・・・・。」

 

それを聞いた者は誰1人いなかった。。

 

 




新たなオリキャラを出しました。

今後、出てきます。

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