自分ともう1人の自分も(莉音編)[一時凍結]   作:無の空間の存在維持

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今回は結構長めです。




乱入してきた新たなギフトゲーム

莉音「・・・みんな・・・石化・・・・している。」

 

莉音はやることがなくなったので、石化したギフトゲームの舞台を散歩していた。最上階では十六夜たちがまだ戦っているようだった。これで十六夜たちが負けたら、終わりかもしれないが、莉音は()()()()()()()()()()()()()()()“認識消去”のギフトで自分自身の()()()()()()ので、騎士に見られずに最上階の戦闘に参加可能だ。何もしないでずっとずっと歩きながら呟いた。

 

莉音「飛鳥も・・・・耀も・・・・・敵の騎士も・・・・・みんなみんな・・・・動きが・・・・・・止まっている。さすがに・・・・・寂しい・・・。」

 

自分自身がどれくらい歩いたのか、分からないほどただ単に歩き続けた。すると莉音の心の中から、誰かが念話して来た。

 

莉音(?)≪ねぇ~。暴れちゃいなよ。≫

 

莉音≪嫌。今、十六夜たちが戦っている。≫

 

莉音(?)≪でも、やることはないでしょ。なら、パァとこの辺りをぶっ飛ばそうよ。貴方ならできなくないでしょ。“()()()()()()()()()()()()()()()()()”なら。≫

 

莉音≪・・・・。≫と黙った。

 

その子は莉音の様子にため息をついた。

 

莉音(?)≪はぁ~。貴女は本当に心配性だよね。相手に優しくするのは良いけどね・・・。でも、憶病で、コミュ症(コミュニケーション障害)で、人見知り、方向音痴で泣き虫だよね。≫

 

結構痛いところに突かれた。

 

莉音≪理解は・・・・・・・している。≫

 

莉音(?)≪そんなに黒ウサギたちに嫌われたくないの?でも、黒ウサギとジンは自分のコミュニティ状況を隠していたでしょ。それなら相応の天罰を合わせないとね。他の人は無関係だけど、近くにいるんだから巻き込まれても仕方ないしね。≫

 

まるで他人事のように言っていた。

 

莉音≪黒ウサギたちが可愛そう。痛そう。辛そう。迷惑をかける。だから、嫌。≫と拒否した。

 

莉音(?)≪貴方は良くても私は良くないの。全く、さっさと変わって!≫

 

強引に莉音と変わろうとした。

 

莉音≪ちょっと待っ!≫と言いつつも、止まらなかった。

 

直後、莉音の体が光った。光が収まったと思ったら、服や髪の色肌の色が変わった。服は水色から灰色に、髪の色も黒から赤混じりの黒に、肌の色も白から灰色に近い色に変化した。莉音の意識は眠った。

 

莉音(?)「ちゃんと姿も変えたから文句ないよね♪さてと、莉音ちゃんを心の深層に深い眠りをかけたから、しばらくは起きないよね。さて、ここからは私の独壇場だよ。」と意気込みを入れた。

 

莉音(?)「えっと、こうすれば良いのかな?」

 

この世界のやり方は大まかにしか知らないまま、指をパチッっと鳴らせた。

 

『ギフトネーム:時間潰し

 

・ホスト:無名

 

・プレイヤー:この場にいる全員(途中参加不可)

 

・勝利条件:ホストを満足させる。又は打倒、討伐。

 

・敗北条件:死亡もしくは上記の勝利条件が満たない場合

 

・舞台詳細、ルール詳細

このゲームを始めるために現時点のゲームを中断させ、状態異常の方は状態異常を解除。

このゲームに降参はありません。

死亡した場合はその人の自己責任で、復活はせず、ゲーム終了時に蘇りません。

そのステージからゲーム脱出やステージ脱出は不可能。

 

 

 

このゲームへの拒否権はなし。

 

宣誓。上記を尊重し、誇りとマスターの名の下にギフトゲームを()()()開催します。

                                       “”』

 

 

その途端、“ペルセウス”のギフトゲームは強制中断させ、石化した人たちは解け、“ペルセウス”のゲームステージ全体をバリアみたいな物を張った。直後、()()()()()()()()がステージ全体に降り注いだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その事態に宮殿の人たちが気付いていないはずはなかった。宮殿にいる人たちは気付き、空を見上げた。

 

黒ウサギ「!!!」

 

十六夜「おいおいおい、面白くなって来たな!おい!」

 

いきなりの黒いギアスロールが降ってきたことにより、全員が興奮した。

 

ルイオス「黒いギアスロールだと!馬鹿な!」

 

レミ「とはいっても、本物ですね・・・。」とギアスロールを確認した。

 

ジン「一体、誰が・・・。」

 

黒いギアスロール、通常のギアスロールなら普通のギフトゲームだが、魔王のギフトゲームだけはギアスロールが黒くなる仕組みだ。

 

レティシア「これは仕方ない。一旦、ルイオスとは休戦だ。」

 

黒ウサギ「そうですね。」

 

下の階から飛鳥と耀が登って来た。

 

飛鳥「これはいったい何なのよ。」

 

耀「うんうん。」

 

黒ウサギ「2人様!ご無事ですか!?」

 

飛鳥「大丈夫よ。」

 

十六夜「ギアスロールに書かれていたことは本当だったのか。」

 

耀「今、騎士たちもそのホストを倒そうとして、一生懸命に探している。」

 

騎士たちもそのホストを探し始めているらしい。

 

レティシア「まだ見つかっていないのか?」

 

耀「うん。」

 

レミ「となると、まずそのホストに会わないと先に進まないですね。外部からの途中参加は不可みたいですから、私たちだけでするしかないですね。」

 

十六夜「だな。」

 

外部の参加は不可。つまり、このゲーム盤にいる者たちのみしかゲームに参加できないということだ。

 

莉音(?)「その必要はないよ。」と声がした。

 

全員「!?」と階段のほうへ振り向いた。

 

莉音(?)が階段から最上階に来たみたいだ。

 

莉音(?)は「あの人たちは面白そうにないから、最上階以外は元に戻そうかな。」と言いながら、指をパチンと鳴らした。

 

すぐに最上階以外は“ペルセウス”の戦闘中の状態の時間に戻した。つまり、最上階以外は石化したのだ。

 

ルイオス「なっ!」

 

十六夜「お前がホストか?」

 

莉音(?)「そうだよ。」

 

飛鳥「下の階を元に戻したってことは莉音も!」と驚愕した。

 

莉音(?)「答える理由はないね。」

 

耀「あの子は・・・誰かいないと・・・壊れる。」(怒り)

 

莉音(?)「まぁまぁ、怒らない~怒らない~。」

 

飛鳥「怒らない訳がないでしょ!今すぐ、“そこでじっとしてなさい!”」とギフトを使った。

 

だが、様子がまったく変わっていなかった。

 

莉音(?)「それがギフト?効かないよ。」

 

飛鳥「ウソっ!」

 

莉音(?)「貴方はそれ以外は何もできないのか・・・なら、元の場所に戻そうか。」

 

飛鳥は「ちょっと何を!」と言っていたが、その場から消えた。

 

耀「飛鳥!」

 

黒ウサギは「飛鳥さん!何をしたのですか!?」と怒り混じりで言った。

 

莉音(?)「何って、元の“ペルセウス”の戦闘中の場所に戻して、石化に戻しただけだよ。ここで死ぬよりはマシでしょ。まぁ、石化になっても、このまま誰もクリアができなかったら、そのまま死亡扱いで石化のままになって、意識も取るだろうけどね。」

 

十六夜「どういうことだ?」

 

莉音(?)「このゲームのプレイヤー側の敗北条件は降参なし。さらに勝利条件が満たない場合。となると、ゲームを終了させるには・・・ってもう分かるかな?」

 

レティシア「まさか!ホストがプレイヤー側を全員殺害!」

 

莉音(?)「正解だよ。頭が良いね。それに石化している人たちは何もできないから、死亡扱いになって死ぬんだけどね。」

 

それを聞いた全員が驚愕した。

 

耀は「なら、貴女には色々と聞きたいから、貴女を満足させる。」と言い、飛んで、キックを入れた。

 

しかし、莉音(?)「うん。不意打ちは悪くないよ。でも、力が弱い。」

 

耀の足を掴んで、地面に叩きつけた。

 

耀「っ!」

 

そのまま耀を横に投げた。

 

黒ウサギ「耀さん!」

 

十六夜「黒ウサギ!これはさすがにヤバいぞ!春日部の治療を見たら、参加しろ!」

 

黒ウサギ「ですが、黒ウサギは参加できないのですよ!」

 

黒ウサギには“審判権限”の縛りによって、参加ができない。

 

十六夜「いや、参加できる。ルールに参加者はステージにいる全員だ。」と否定した。

 

本来であれば、縛りになるはずだが、()()()()()()()()()()()()と書かれている。それは、黒ウサギにも『参加可能』と解釈ができる。

 

莉音(?)「おお!気づいたね。」と褒めた。

 

十六夜「お前、隠すつもりないだろ。黒ウサギを参加させるかしないかを。」

 

莉音(?)「そうだよ。ギアスロールに書かれている通りに『時間潰し』だからね。言い換えれば、『自己満足』だよ。」

 

だが、おしゃべりをしすぎて、背後に誰かがいることに気付かなかった。

 

レティシア「戦闘中に話とは余裕だな。」

 

レティシアはランスを力いっぱいに投げた。ランスは莉音(?)に的中した。

 

莉音(?)「うん。もっと満足させてね。」と素手で掴んで、止めていた。

 

そのままランスを落として、レティシアに急接近し、下に蹴り落とした。

 

レティシア「クッ!」

 

ルイオス「僕を忘れられては困る。アルゴール!」

 

アルゴール「ギャァアアアァアァァァアァ!」

 

ルイオスはアルゴールに命令をした。だが、莉音(?)はアルゴールを受け止め、飛ばして、気絶させた。

 

ルイオス「アルゴール!」

 

莉音(?)はそのままルイオスに蹴り飛ばした。

 

莉音(?)「少し期待はずれかな?“悪魔の精霊”とか元魔王様とか聞いたわりには対したことないね。」と少し呆れていた。

 

十六夜「俺なら楽しませられるぜ。」

 

レミ「私もですよ。」

 

黒ウサギ「黒ウサギもです。」

 

十六夜とレミと黒ウサギは莉音(?)に思いっきり殴って、莉音(?)は少し飛んだ。

 

莉音(?)「うん。貴方は中々良い力を持っているね。なら・・・・これはどうかな?」

 

莉音(?)は()()()()()()()()()()()()()()“不幸”を使って、屋上にも関わらず、洪水になった。

 

十六夜「クッ!」

 

十六夜とレミ、黒ウサギは水圧によって、十数m飛ばされた。いくら規格外の者たちでも場が悪いようだ。

 

莉音(?)「あ~あ。楽しかった。私は満足したよ。ここまで戦える者はいなかったしね。それに軽く暴れたかったからね。君たちの勝ちだよ。」と戦いに満足した。

 

だが、十六夜「おい!逃げるのか!?」と全く満足していなかった。

 

莉音「貴方はいまいち納得していないみたいだけど、一応、勝利条件は満たしているよ。」

 

十六夜「ああ、勝利条件はお前を『満足させる』だもんな。だが、こんな勝ち方は納得いかないぜ。勝つなら、力で勝ちたいしな。」

 

莉音(?)は「これ以上貴方たちのゲームの邪魔をする気ないしね。だから貴方が良くなくても、私は良いんだよ。長話しすぎたね。じゃあまたね。Goodbye.」と屋上から何処かへ行った。

 

十六夜は手をグーにして、地面を叩いた。

 

十六夜「っ!今回は完敗だ!」

 

黒ウサギ「仕方ないのですよ。」

 

レミ「とりあえず、このゲームはクリアしたんですから、良いです。しかし、中断されたゲームの方はどうするんですか?」

 

ペルセウスのギフトゲームが強制終了させられたが、勝負が着いたわけではなかった。

 

ルイオス「日程を変えて、またやり直す。と言いたい所だが、降参だ。」

 

十六夜「なぜだ?」

 

黒ウサギ「アルゴールに鎖が付いている時点で気付くべきでした。ルイオスさんはアルゴールに慣れていないということを。」

 

ジン「それに十六夜さんが終盤に石化のギフトを破壊した時点で使い果たしたんですよ。」

 

ルイオスは「だからだ。降参だ。」と手両を挙げた。

 

黒ウサギ「この勝負、“ノーネーム”側の勝ちです!」

 

こうして、魔王のギフトゲームと“ペルセウス”のギフトゲームを“ノーネーム”に勝利報告が出された。

 

≪ギフトネーム:“時間潰し”はプレイヤー側の勝利となります。≫

 

≪ギフトネーム:“FAIRYTALE in PERSEUS”はノーネーム側の勝利となります。≫

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

場所が変わって、ステージ内の1階で歩いていた。

 

莉音(?)「ふぅ、楽しかった。」

 

莉音≪・・・・・少しやり過ぎ。≫と起きていたらしい。

 

莉音(?)≪起きていたの?なら、言えばいいのに。≫

 

莉音≪言ったら、黒ウサギたちに問い詰められるから、仕方ないけど、黙って見ていた。≫

 

莉音(?)≪まぁ、その方が私としては良いからね。それにちゃんと姿を変えてあるから、バレていないよ。≫

 

莉音≪うん。・・・・でも、死亡扱いは度を越している。≫とギアスロールのことを指摘した。

 

莉音(?)≪あれくらいしないと、あっちも本気出してこないだろうしね。それでもあの少年はまだ本気を出し切っていないみたいだけどね。他の人たちも急なゲームで本調子じゃなかったみたいだからね。でも、それなりに楽しませてもらったから、私は満足だよ。≫

 

莉音≪・・・・・了解。早く交代して。≫

 

莉音(?)≪はいよ~。≫

 

莉音の体が光って、元の姿に戻った。

 

莉音≪とりあえず、ステージから出よう。・・・・・そこに黒ウサギたちがいると思うから。≫

 

莉音は戻る途中で黒ウサギたちに会い、飛鳥と耀とも合流した。莉音は彼らになぐさめられた、主に黒ウサギや飛鳥、耀に。彼らからすれば、莉音はずっと石化になっていたということになっていた。それでもお礼を言った。レミとジンはそれを見て、安心した。

 

これで魔王ゲームを含んだ“ペルセウス”のギフトゲームは終了した。後に白夜叉が“ノーネーム”を呼び、このことを説明した。どうやら、白夜叉とその店員はテレビで見ていたらしかった。だが、白夜叉も乱入者が誰なのかは知ることができなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

後に屋上でパーティーを開いた。

 

飛鳥「何かしら?」

 

莉音「うん。」

 

十六夜「黒ウサギなりのサプライズじゃねえか。」

 

黒ウサギ「それでは本日の大イベントが始まりますよ! みなさん、箱庭の天幕に注目してくださーい!」

 

十六夜たちが見ると、流れ星が流れ、ペルセウス座が消えた。

 

莉音は「えっ。」と驚いた。

 

黒ウサギ「この流星群を起こしたのは他でもありません。我々の新たな同士、異世界からの四人がこの流星群の切っ掛けを作ったのですよ。」

 

耀「どういうこと?」

 

黒ウサギ「つまり、箱庭の世界は天動説のように全てのルールが此処、箱庭の都市を中心に回っております。先日、同士が倒した“ペルセウス”は敗北の為に“サウザンドアイズ”を追放されたのです。そして彼らは、あの星々からも旗を降ろすことになりました。」

 

莉音はそれを見て、少しだけ莉音ではない子が出てきて、「この箱庭は面白いね」と呟いた。

 

その声はそれなりの声でつぶやいたが、誰にも聞こえなかった。いや、聞こえなかったのは“波”のギフトだろう。“波”は光や音などを表している。それが他に流れないように操作しているからだった。勿論、周波数も変えることもできる。だが、これらはある1つのギフトによって、()()()()()()()()()()()()()()()()。いや、ラプラスの欠片さえ()()()()()()()()()()()

 

十六夜はいつの間にか黒ウサギに目標を告げたのだった。これで解散して、莉音は山の中にある家で、レミと寝た。

 

 




いつの間にか5000字を超えていました・・・・。

私でも文字数が多くて、ビックリです・・・。

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