自分ともう1人の自分も(莉音編)[一時凍結] 作:無の空間の存在維持
当日、莉音は誰にも気づかれずに朝早く外に出た。
取り返しかつかなくなってしまったので、音々に任せることにした。やり過ぎていたら、莉音は音々に止めようと思った。
そのまま別の場所に移動して、音々に変わり、準備をしていた。
音々「うん。準備は大丈夫だね。主力のコミュニティ以外の相手は・・・・・・
≪これよりギフトゲームを開始します。≫
音々は “不幸”で凶暴化した子動物を町中に散らかして、相手をさせた。残ったコミュニティは数の多さに少し想定外だったため、さらに役割分担した。雑魚を攻撃する者と治療する者で分けた。
しばらくして、音々は主力コミュニティと接触した。
音々「久しぶり~。」
十六夜「ああ、今回も勝ちに来たぜ。」
音々「うん。楽しませてね。」
十六夜「ああ、ついでに勝つぜ。」
音々「うん。その意志は良いね。それとそっちは初めましてだね。」とペストたちを見た。
白夜叉「そうじゃの。」
ペスト「そうね。」
音々「前置きはこれ位にして、やろうよ。」と
白夜叉「お主は分身が出来るのか?」
音々「少し違うよ。この人たちは分身と言うより、クローンかな?」
飛鳥以外はすぐに理解した。
飛鳥「何よそれ。」
耀「飛鳥の時代はまだないけど、あと十数年すれば、飛鳥の世界もある。」
飛鳥「つまり、未来図で書いた制作物なのね。」
十六夜「いや、扱いを間違えると、大変な代物だ。まぁ、説明だけで言えば、人間が人間を作った物(者)だ。」
飛鳥「そんなのあり得ないじゃない。」
耀「うん。でも、人間が人間を作るのは、実際にあるんだよ。」
十六夜「さらにクローンは物だが、区別がないから、人間とも言えるぜ。」
飛鳥はクローンの凄さに黙ってしまった。
音々「中々知っているね。この子たちは私よりもかなり劣っているけど、結構強いよ。」
白夜叉「クローンに手を下すのは引くが、仕方ない。」
音々「じゃあ、頑張れ~。」と傍観しようとした。
すると、レミが音々に近づいた。
レミ「傍観者にはさせないです。」
音々「つまり、相手にしてくれるの?」
レミ「飽きはさせないです。」
音々「へぇ~。」
十六夜たちはクローンたちの相手をして、レミは音々の相手をした。
レミは可笑しな力だが、音々に雷を落とした。しかし、触れる前に“値”で電子をバラバラにして、雷を消した。
直後、音々は思いっきりレミに腹を殴った。
レミ「ッッッ!!」
音々はそのまま地面にクレーターができるほどに叩きつけた。レミはすぐに立ち、音々と距離を取った。
音々「へぇ~。結構やるね~。」と距離を縮めた。
レミはそれを狙っていたかのように、ケンタロウスの槍を取り出し、音々に投げた。音々は少し頬をかすめて、素手で取り、捨てた。
音々「少し反応に遅れちゃった・・・。」
レミ「中々ですね・・・。」と解決策を考えた。
だが、音々は待たず、レミに急接近した。そのため、レミは反応に遅れて、音々は思いっきり蹴り落とした。砂が舞い、視界からレミの姿が見えなくなった。すぐに砂は晴れ、ッレミが見えた。
レミはさっきの蹴りが結構効いたため、動けなかった。
音々「本気を出すのは初めてだよ。少しやり過ぎたかな?ここまで本気出すと、人間じゃなくても死ぬはずなんだけど、さすがは人外が多い箱庭だね。まぁ、人外には会ったことがない訳ではないけどね。」と呑気にレミに話しかけていた。
直後、莉音≪やり過ぎ。度が過ぎている。仲間を殺さないで。≫と音々に話しかけた。
音々≪あれ?前回と同じように眠らせたはずなんだけど、起きちゃった?≫
莉音≪その話はしていない。≫
音々≪じゃあ、何の話?≫
莉音≪これ以上レミちゃんを傷つけないで。≫
音々≪・・・・・・。≫
莉音≪・・・ヒクッ・・・やっと・・・居場所が・・ヒクッ・・・・見つかったのに・・・・そこを・・・壊さないで・・・・ヒクッ・・・。≫
すると、先ほどの好戦的な気持ちは消えた。
音々はそのまま沈黙してしまった。
少し時間が経った。
音々≪・・・ごめんね。さすがに・・やり過ぎた。莉音ちゃんの居場所がなくなったら、・・・・・大変だよね・・・。≫
莉音≪ヒクッ・・・分かってもらえたなら・・・良い・・。だから・・・ヒクッ・・・約束してほしい・・ヒクッ。≫
音々≪何?≫
莉音≪2度と仲間を・・・・・殺さないで・・ほしい。遊ぶ程度なら・・・・良いから・・・・・ヒクッ・・・。≫
音々≪・・・・分かったよ。≫と言い、クローンたちを消した。
この状況にノーネーム、白夜叉、ハーメルン、サラマンドラは状況が呑み込めなかった。さらにクレーターが出来た所の音々の近くにレミが倒れていたことによって、驚愕した。
黒ウサギ「レミ様!」
音々「心配しなくても、生きているから大丈夫だよ。多分、気を緩んだだけだからね。」
白夜叉「これは・・・。お主、一体何をした!」
音々「ただ単に力をぶつけただけだよ。」
完全に怒りを抑えて切れていなかった。
音々「まぁまぁ、取り敢えず、話を聞いてね。」
まず、聞く耳はないはずだが、一応、聞くことにした。
レティシア「どんな話だ?」
音々「今回のギフトゲームも私が降参という形でプレイヤー側の勝利だよ。」
十六夜「何を企んでいる。」と睨んだ。
理由もなしに勝利宣言されてもうれしくなかった。プレイヤー側の勝利条件は「ホスト側を満足させること」とはいえ、この状況ではどこに満足したのか、プレイヤー側には全く分からなかった。
音々「いや、企んでいないよ。ただ、レミを気絶させた後に友達に怒られたんだよ。」
白夜叉「友達じゃと?」
音々「うん。相手には聞こえないようにしてたからね。」
黒ウサギ「貴方の仲間がいるってことですか!」
音々「簡単にいうと、そうだね。まぁ、“波”で周りの人に聞こえないようにすることもできるけどね・・・。」と少し小声て言った。
それでもノーネームたちには聞こえていたらしい。
飛鳥「でも、なんで“波”のギフトで周りが聞こえないのかしら?『波』は海の所であるけど・・・。」
十六夜「お嬢様が思っている考えは違うぜ。『波』は音や光などは波から出来ているんだ。波が揺れることによって音が出て来るんだぜ。」
音々「そうだよ。まぁ、その親友から『やり過ぎ』って言われちゃったんだよ。さすがにあの子を悲しませるのは嫌だからね。」
白夜叉「だから、やめたのか?」
音々「うん。でも、遊び程度なら良いみたいだからね。それじゃあ、またね~。Goodbye.」と言い、雑魚に相手していた凶暴化した子動物を消して、この場から去った。
十六夜は悔しがっていたが、レミが力で負けたから、仕方なかった。直後、アナウンスが聞こえた。
≪ギフトネーム:本気はプレイヤー側の勝利となります。≫
これを聞いたことにより、地上からは喜びの歓声が上がった。黒ウサギはレミを治療するためにすぐにジンの所に向かった。
ペスト「私たちはどうすれば良いのかしら?」と悩んでいた。
白夜叉「ジンの所に何か書いてあるから、そこを寄れば、分かる。」
ペストは「分かったわ。」と言い、十六夜たちと黒ウサギの後をついて行った。
サラマンドラと白夜叉はそれぞれの持ち場に行った。北の部屋に戻り、黒ウサギは応急処置をして、落ち着いた。黒ウサギは広い部屋に行き、そこにジンと十六夜たちとペストたちがいた。
黒ウサギ「ペストさん!なぜここに!?」
十六夜「来たか。今、ジンのギフトカードを見たら、ペストはジンの奴隷らしいな。」
黒ウサギ「そうなんですか!」
ペスト「そう・・・。」
黒ウサギ「それでどうするんですか?」
十六夜「このまま俺たちの所に入れても良いじゃねぇか?別に良いだろ。」
ペスト「負けたからには仕方ないわ。」
十六夜「そんな訳で決まりだ。」
飛鳥はレミの様子を伺った。
飛鳥「レミの方は大丈夫なの?」
黒ウサギ「はい。」
耀「莉音は?」と聞いた。
タイミング良くリリが入って来て、「莉音はずっと
耀「そうなんだ。」
リリ「あの、その人たちは?」
十六夜「魔王ゲームでジンの奴隷になった。だから、ノーネームに入れる。」
リリ「・・・はい?」
黒ウサギ「つまりですね。」
黒ウサギはリリに説明をした。
リリ「わ、分かりました。えっと、これからよろしくお願いします。」
ペスト「よろしくね。」
ノーネームたちは今回のもう1つの魔王ゲームについて話し合った。
場所が変わって、ベッドの所には莉音が寝っころがっていた。
莉音「一応、私のクローンを布団に寝かしたけど、・・・・・罪悪感がある。リリを騙したみたい。レミちゃんは大丈夫・・・かな?」
莉音はレミが心配だったので、起き上って、レミがいる所に行った。
ドアをノックすると、レミ「誰?」と返してきた。
莉音は扉を開け、部屋に入った。
莉音「調子は・・・・どう?」
レミ「大丈夫ですよ。所々痛みがあるけど、大したことはないですよ。」
莉音「でも、死にかけたって。」
ノーネームと音々から聞いたことでは、それなりに怪我をしているらしい。
レミ「気絶しただけですから。莉音ちゃんも大丈夫?ずっと寝ていたみたいだから。」
莉音「大丈夫・・・・・です。」
この後、レミは回復して、ペストたちを連れて、本拠に戻った。
戦闘が難しいです。