自分ともう1人の自分も(莉音編)[一時凍結] 作:無の空間の存在維持
過去・・・
数日後、莉音は“王族神”の仮の本拠の外の屋上で仰向けになっていた。
莉音「・・空がきれい。みんな、思いやりの心を・・持っている。あの3人はたまに・・問題を起こすけど、・良い人・・。やっぱり、・・悪いことをした・・と思う。・1回、なぜあんなことをしたのか・・聞いてみる。」
そのまま仰向けになりながら、莉音は音々に≪もしもし・・・。≫と念話した。
音々≪なに?莉音ちゃんから話しかけるなんて珍しいね。≫
基本的に音々から莉音に念話がかかっていたが、逆は少ない。それよりも聞きたいことがあった。
莉音≪そうかも・・・知れない。音々ちゃん、何であんなことをしたのか知りたい。なぜ?≫
音々は言うのを悩まずにすぐに答えた。
音々≪それは前にも言ったでしょ。暇でつまらなかったから、ゲームをしたんだよ。≫
莉音≪それはもう知っている。・・・それに音々ちゃんの性格からして、・・そうなるとは薄々気づいている。でも、本当は・・・試したかった。それが音々ちゃんの本音・・。≫
音々≪・・・何を?≫
莉音≪黒ウサギたちが私を守れる力を持っているかを・・・・。≫
音々は事実を突かれたのか、黙ってしまった。すると、莉音は前の出来事を思い出しながら、音々に念話した。
莉音≪以前、暴走した時、誰も私を止める事が出来ず、・・・・・至る所にゴーストタウンができた。その数は数え切れないほどに辺りが廃墟化したのは覚えているはず・・・。その前も暴走して、多くの人種や動物が死屍累々になった。その時は自分でも何だったのかは分からなかった。でも、それはこの世界でいう“恩恵”によって引き起こしたことだった。この箱庭に来て、あの町、あの世界がゴーストタウンになった理由が分かった。≫
音々≪・・・・。≫
莉音≪それに・・・・またそうならないように音々ちゃんは黒ウサギたちの力を知りたかった。違う?≫
音々≪・・・・はぁ~。・・・そうだよ。まぁ、止められない無能よりはマシだよ。でもね。力は莉音ちゃんを超えていないよ。だから、また・・・。≫
莉音≪それでも、ペルセウスの時、私を助けようとしているところは、十六夜たちを評価しても良いと思う。≫
音々≪・・・・まぁね。前の人は莉音ちゃんを見捨てて、殺そうとしてた人々だったからね。・・・・分かったよ。そこは良い評価だと思うよ。≫
莉音≪なら良かった。でも、やっぱりあのゲームはやり過ぎだと思う。・・・だから、そうする時は万が一の場合だから。≫
音々≪分かったよ。≫
莉音≪なら、・・・・・・良かった。≫
故郷は悪い所ではなかった。しかし、状況が一転したことにより、変わってしまった。なぜこうなってしまったのか、莉音も音々にも理解できないままだった。それでも音々は1つだけ分かっていることがあった。
「あの状況を作りだしたのは、“欲望の暴走”。」であるということ。
音々は少し笑った。
音々≪フフッ。≫
莉音≪何?≫
音々≪前よりはしゃべるようになったね。まだ、積極的じゃないけどね。それはあの子たちの影響じゃないかな?≫
莉音≪そうかも・・・・知れない。≫
音々≪莉音ちゃん、また呼んでね。≫
莉音≪・・うん。≫と念話は終わった。
しばらくすると、レミが呼んできた。
レミ「行きますよ。」
莉音「・・今、・・・・行く。」と言い、ノーネームの本拠へ向かった。
暗かったです・・・。
この過去はまだ序口です。