自分ともう1人の自分も(莉音編)[一時凍結]   作:無の空間の存在維持

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緊急会議

 

音々はというと、自分と同格の力を持つクローンと同時にノーネームの本拠に着き、すぐにクローンの記憶やデータを受け取り、クローンを消した。直後、音々は莉音に戻った。

 

莉音≪ありがとう。≫

 

音々≪良いよ。これから私は記憶とデータの確認及び整理をするからね。≫

 

莉音≪分かった。≫

 

莉音は部屋に戻り、帰りを待った。北へ向かわせた音々と同格の力を持つクローンと、東に残した音々と同格の力を持つクローンの成果は()()だった。

 

つまり、北と東に同時奇襲した魔王を撤退させたのだ。よって、魔王のギフトゲームは北も東もプレイヤー側の勝利だった。勿論、音々(クローン)がいたことについてはレミも白夜叉も驚いた。しかし、この時点では、クローンということには気づいていなかった。

 

まぁ、結果としては勝った。しかし、魔王に勝ったのは良いが、魔王ゲームが終了後、音々(クローン)が何もしないでこの場を離れたことに、レミや白夜叉はやっぱり疑問に思っていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

しばらくすると、ノーネーム一行とレミが帰って来た。

 

レミ「莉音ちゃん、ただいま。」

 

莉音「お帰り。・・・・途中で・・・・合流した?」

 

ジン「まぁ、そうですね。」

 

白夜叉「まぁ、そういうことじゃ。」

 

黒ウサギ「白夜叉様!どうしてこちらに!」

 

白夜叉「ちょっと大事な話があっての。レティシアやペストたちもおるなら、集合じゃ。」

 

十六夜「全員を集めさせるなんて、何かあったのか。」

 

白夜叉「そうじゃ。更に予想外のことも起きたからの。」

 

黒ウサギ「分かりました。皆さんは広い部屋に集まっててくださいね。」

 

飛鳥「分かったわ。」

 

耀「了解。」

 

レミ「莉音も来るのよ。」

 

莉音「・・・・うん。」

 

ノーネームと白夜叉は少し広い場所に移動した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

広い部屋に大きな長方形のテーブルの周りに椅子を交互に並べた。

奥から順に、右側に耀、飛鳥、十六夜、ペスト、ラッテン、ウェーザー、左側に莉音、レミ、白夜叉、黒ウサギ、レティシア、ジン、リリと座った。

 

白夜叉「さて、単刀直入に言うぞ。お主、南側で魔王襲来があった。それは真か?」

 

十六夜「ああ、本当だ。しかし、もうそっちに情報が渡っているのか。」

 

白夜叉「そこはサラがサンドラに報告して、伝わったのじゃ。」

 

十六夜「へぇ~。」

 

白夜叉「次にレミ様、北側で魔王襲来があった。それは真か?」と似た質問をした。

 

レミ「はい。」

 

飛鳥「ちょっと待って、それって!」

 

白夜叉「小娘!!」 と叫んだ。

 

飛鳥はビクッとした。

 

白夜叉「今は確認じゃ。少し黙ってくれぬか。」

 

飛鳥「・・・分かったわ。ごめんなさい。」

 

白夜叉「分れば良いのじゃ。そして、こっちの状況も言う。この東側で魔王襲来があった。」

 

その場の全員(莉音を除く)が察した。

 

十六夜「つまり、3ヶ所同時に魔王襲来ってわけか。」

 

白夜叉「そうじゃ。結果は魔王を追い出したのじゃ。だが、それをしたのは私ではない。」

 

ジン「では、どなたが魔王を追い出したのですか?」

 

白夜叉「ふむ。音々じゃ。」

 

それを聞いた全員(莉音を除く)が驚いた。

 

黒ウサギ「それは本当ですか!?」

 

白夜叉「本当じゃ。私の考えが間違っていなかったら。」

 

十六夜「『音々は自分のクローンを作って、北側と南側、東側に置いた。』ってことだな。そして、そのうち1人だけが本物の音々がいた。これで合っているか?」と確認を取った。

 

白夜叉「そうじゃ。でも、誰が本物かは見当が付いておる。」

 

十六夜「それは何だ?」

 

白夜叉「会話をした者じゃ。」

 

クローンとはいえ、半分プログラムという形で情報が残っている。だから、白夜叉は会話しない音々がクローンと考えた。

 

レミ「つまり、本物なら、『音々と会話しているはず』ということですね。」

 

白夜叉「ああ、そして、私の所にいた音々は会話しなかった。」

 

レミ「同じくです。」

 

ペスト「となると、やっぱりね。」

 

十六夜「ああ、そうだな。音々とは会話したぞ。」

 

この時点で南に行った音々が、本物ということを理解した。

 

白夜叉「ふむ。これで北側にいた音々と東側にいた音々はクローンということが分かった。」

 

黒ウサギ「しかし、どうして魔王が来ることが分かったのでしょうか?」

 

白夜叉「それは分からんが、最も分からんのはなぜ音々自身が襲来した魔王を倒したのか。更に、なぜその後、魔王ゲームを開始させなかったのかが謎じゃ。」

 

十六夜「それは俺も思ったし、この場の全員が思っているぜ。」

 

ペスト「そうね。北の出来事以前のことは、聞いたことしかないけど、北と同じように魔王ゲームをしたのでしょ。」

 

十六夜「そうだ。今までのペルセウス戦や北の魔王襲来はゲーム終了もしくはゲームを中断させ、魔王ゲームを強制で開催したんだ。しかし、今回の3ヶ所同時魔王襲来の時はそれがなかった。」

 

耀「確かに謎だね。」

 

飛鳥「私たちと遊びたいからじゃないのかしら?」

 

白夜叉「それを言ってしまってはそれで話が終わってしまう。じゃが、本当にそれだけなのかを思ったのじゃ。」

 

黒ウサギ「それだけでは分かりません。」

 

白夜叉「そうじゃな。今回はその事への確認じゃ。すまぬな。」

 

黒ウサギ「いいえ。情報交換は大事ですので。」

 

白夜叉「良し。この話はおしまいじゃ。解散しても良いぞ。」

 

レティシア「分かった。」

 

その後、白夜叉はサウザンドアイズに戻り、レミと莉音は自分の本拠に戻り、黒ウサギたちも解散した。

 

 

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