自分ともう1人の自分も(莉音編)[一時凍結]   作:無の空間の存在維持

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挑発

 

 

音々「そこまでね~。」

 

音々はオイスタッハと古城の間に割り込んだ。いきなり現れたので、この場の全員が驚かずにはいられなかった。

 

オイスタッハ「貴女はどちら様でしょうか。」

 

音々「う~ん。名前は言えないかな。取り敢えず、道に迷っていたら、そこらへんに功魔官が倒れていて、中の様子を見たら、貴方たちを見て、止めに入ったって所かな。」と軽く言った。

 

古城「何で止めに入ったんだ。」

 

音々「普通喧嘩していたら、止めるでしょ。それと同じだよ。」

 

古城「それはそうだな。」

 

ここで1つ挑発しておいた。

 

音々「・・・・・・・・・・貴方たち。いや、ロタリンギアから来たオイスタッハや人工生命体のアスタルテ、第4真祖の暁 古城に獅子王機関の姫柊 雪菜。」

 

オイスタッハ、古城と雪菜はすぐに音々に対して警戒を強めた。

 

音々「一応、初めましてだね。」

 

雪菜「なぜ、私たちのことを知っているのですか?」

 

知らない人からいきなり隠していることまで言われたら、警戒するだろう。

 

音々「あまり私の情報網を甘く見ないでほしいね。」

 

こうするにはきちんと理由があったのだが、どうでもいい理由(訳あり)だ。っと後に分かることだが、音々が挑発的に言った理由(訳あり)は『本当の理由(訳あり)』ではなかった。

 

古城「で、何の様だ。」

 

音々「簡単に言えば、古城や雪菜を守りに来たんだよ。」

 

この場で味方&敵の真偽を直球(ストレート)に言った。

 

オイスタッハ「では、私とは敵ですか。」

 

音々「そうね。そこら辺の理由はどうでも良いしね。ただ単に守りに来た。それだけだよ。」

 

オイスタッハ「どうでも良い・・・ですか。」

 

このまま挑発を進めた。

 

音々「うん。オイスタッハがあの()()()()()()()()()や、それを取ることによって()()()()()()はどうでも良いんだよ。」

 

音々(まぁ、莉音に危機があったら、島の沈没は防ぐけどね。ってまた、莉音ちゃんに怒られちゃうね。もう手遅れだけど・・・。)

 

今度は雪菜が反論した。

 

雪菜「この島の住民がどうなってもいいってことですか!」

 

音々「知ったこちゃないしね。聖物も何処にあろうが何であろうがどうでも良いんだよ。」

 

オイスタッハ「どうでも良くないんですよ!あれは勝手にこの島の製造者が持ち込んで利用したものです!」

 

音々「実際はそうかも知れないね。」

 

オイスタッハ「なら!」

 

音々「でも、()()、そのことだよね。」

 

オイスタッハ「っ!!」

 

キレかかっていた。いや、もうキレているだろう。このままでは話が進まないと思い、古城は音々に言った。

 

古城「アンタは本当にどっちの味方だ?あいつにも挑発して、こっちにも挑発しているみテェだがよ!」

 

音々「()()は古城たちの味方だよ。」

 

雪菜「何で私たちの味方をするんですか。この世の中を無価値で見ている貴女は何の理由で私たちの味方なんですか。」と睨んだ。

 

音々「理由はただ1つ。古城や雪菜が死ぬことで悲しむのは誰?」

 

雪菜「それは・・・・・・・誰ですか・・・。」

 

音々「まぁ、貴方たちが亡くなったら悲しむ人だよ。貴方たちは心配されているんだよ。虫の知らせとも言うけどね。」

 

古城と雪菜に心配される人となると、1人だけいた。

 

古城「えっと・・・凪沙か?」

 

だが、凪沙にはこのことを伝えていない。

 

音々「答える理由はないね。まぁ、一言だけ言えば、隠しても分かっているみたいだよ。」

 

雪菜「な!」と驚いた。

 

誰にも知られないようにしているつもりだが、誰かに知られているとなると、驚くだろう。

 

音々「取り敢えず、依頼主だけ言っておこうかな。依頼主は莉音。」

 

雪菜「!」

 

古城「誰だ?」

 

雪菜「先輩、私が転校した翌日に転校してきた人です。」

 

古城「知り合いか。しかし、なぜ俺まで。」

 

音々「えっと、古城が死ぬことである人が悲しんで、それを見た莉音が悲しむんだよ。」とヒントを出した。

 

雪菜「凪沙ちゃんですか!」

 

古城「なぜ、そこで凪沙が出て来るんだ?」

 

雪菜「彼女はほとんど無口でして、そこで凪沙ちゃんが声をかけたんです。それでわたしも紹介されたんです。」

 

古城「つまり、莉音は凪沙にとって救世主な訳か。それで俺が死んだら、凪沙が悲しんで、それを見た莉音も悲しむ訳か。」

 

雪菜「そうなりますね。」

 

古城「つまり、莉音が悲しまないようにするためなのか。」

 

音々はその解答に無言だった。

 

オイスタッハ「いつまで待たせるのですか?」

 

音々「まぁ良いかな。だから、さっさと終わらせるね。」

 

オイスタッハ「できるものなら、してみなさい。アスタルテ!」

 

音々は“値”でアスタルテの眷獣に殴ろうとした。

 

雪菜が「駄目です!離れてください!」と言ったが手遅れだった。

 

しかし、そのままアスタルテを殴り飛ばした。

 

オイスタッハ「何だと!」

 

全員がこれを見て、驚愕した。

 

音々「離れるように言われて、警戒をしたけど、何もなかったね。」

 

古城「ウソだろ。俺の眷獣ですら、効かず、唯一効いたのは姫柊なのに。」

 

音々「効かない?無効化だったんだ。でも、私の力を超えないと意味ないよ。」

 

オイスタッハ「獅子王機関の技術をコピーして、大差変わらないはず。それが効かないとは。」と動揺を隠せなかった。

 

音々「へぇ。獅子王機関が作ったんだ。凄いね。でも、その獅子王機関が作った武器もまだ私の力には全然及ばないね。」

 

雪菜「そんな・・・。」

 

音々「まぁ良いや。」

 

“値”でアスタルテを気絶させ、眷獣を仕舞い、そのまま”値”でオイスタッハを気絶させた。

 

音々「今日はこれで終わり。Mission complete.」

 

雪菜&古城「・・・・。」

 

音々「さてと、帰りますか。」と方向転換した。

 

古城「少し待て。」

 

音々「何?」

 

古城「まず、危機を救ってありがとう。」

 

音々「どういたしまして。まぁ、さっきも言ったけど、莉音ちゃんの為だからね。そっちじゃないから。」

 

古城「理由は違っても、この島を助けたことに変わりはない。」

 

音々「そうだけどね。貴方、優しいね・・・。じゃあ、またね。Goodbye.」

 

音々(あの子たちみたいな子に会えれば、莉音ちゃんは()()()()()()()()のかな・・・・。)と入った所から帰った。

 

 

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