自分ともう1人の自分も(莉音編)[一時凍結]   作:無の空間の存在維持

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寄り道

 

 

誰もいない学校に1匹のカラスと1人の少年がいた。

 

?「こうして、暁 古城は完全なる第4真祖に近づいているのであった。・・・全部計画通りってことか。」とカラスの方へ向いた。

 

カラス「今までこの国で第4真祖が見つかるのは、思いもしなかったことだ。それにここに第4真祖がいれば、周りに邪魔されずに済む。」

 

?「フッ。でも、妙なやつがいたぞ。」と気になることを言った。

 

カラス「ああ、あれは厄介だ。」

 

音々「あれって言われても、モノじゃないんだけどね。」と教室に入ってきた。

 

少年とカラスはすぐに音々に振り向いた。

 

?「いつの間に!」

 

音々「ヤホ~。カラスと基樹さん。」

 

基樹「何処でそれを!」

 

音々「だって、一緒の学校にいれば、分かるに決まってるでしょ。中等部と高等部は一緒の学校だからね。それと『あれ』って失礼だよ。モノじゃないんだからね。大事なことだから、二度言ったよ。」

 

基樹は黙って聞いた。

 

カラス「まさか、第4真祖を監視するために侵入したつもりがあざとなったか。」

 

それでもすぐに聞きたいことがあった。

 

カラス「一体、なんの用だ。」

 

音々「それ、言われてばかりなんだけど。」

 

そのことに聞き続けて、呆れていた。しかし、不明なら、聞き出すのが普通だ。

 

基樹「そじゃぁ、目的が不明だからな。」

 

音々「私の最終的な目的は莉音ちゃんの生活を邪魔しないことだよ。それだけ。あとの出来事は本当にどうでも良い。組織がデカくなろうが、組織が消滅しようが、誰かが死のうが、島が沈没しようが、国が滅びようが、人口が減ろうが、ど~うでも良い~。私は単に莉音ちゃんの温厚な生活の邪魔をしないで、悲しませないこと。たったそれだけ。」と同じように挑発した。

 

基樹「オイ。周りの人間がどうなっても良いってことなのか!」と少しムカついた。

 

いくら暁 古城の監視とはいえ、同じ学校のため、友人として思っているのだ。さらに、もう1人の友人もいるのだ。

 

音々「そんなの知ったこちゃないよ。まぁ、莉音ちゃんが悲しむ人がいたら、助けるけどね。」

 

カラス「・・・・。」

 

音々「今回は挨拶だけだと思ってね。じゃあ、またね。Goodbye.」とこの場から離れた。

 

直後、周囲の気配を探ってから、警戒を解いた。

 

基樹「面倒な人がいたな。」

 

カラス「奴は単に生活を邪魔しなければ、こっちの邪魔はさせないみたいだからな。」

 

基樹「それはあくまでも目的の壁にならなければの話だけどな。」

 

カラス「そうだな。」

 

こうして、話を終えた。だが、2人は気を抜いていたのか、そのことを音々は外でずっと聞いていたことを気付かなかった。

 

音々「あの子も(あお)りには弱いのかな・・。偽りの言葉なのに・・・。それだと、貴方も足元をすくわれるよ。私だって、人が死ぬのは・・・・。さて、寝ようかな。」と自分の家に戻り、ベッドに入り、莉音の姿に戻って、眠った。

 

 

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