自分ともう1人の自分も(莉音編)[一時凍結] 作:無の空間の存在維持
では、どうぞ!
数分後、莉音はそこから移動しようとしていた。
十六夜「おい。何処に行こうとしているんだよ。」
莉音「言い方が・・・怖い。」
飛鳥「そうよ。もう少し優しく言えないのかしら。莉音さん、簡単に言うと何処に向かうのかしら?」
莉音「誰も来ないから、ここから何処かに行こうかと思いました。ここで飢死はしたくないので。食糧ぐらい探せば、何とかなりますので。」
それを聞いた黒ウサギは(勝手に移動させられたら、困るのです!言っている事は正論ですが、困るのです!)と凄く焦っていた。
十六夜「それは一里あるが、何もなかったら、普通はパニックになるだろう。」
飛鳥「それは貴方も言える事だと思うのだけど。」
耀「この場の全員に言える。」
黒ウサギ(全くです!)
十六夜は「それに・・・・・・・・・・1人だけそこに隠れているのがいるから、聞いてあげた方が良いと思うが。」と黒ウサギに視線を向けながら言った。
黒ウサギ「ビクッ!」
莉音「了解。」
十六夜「それに気づいていたんだろ。」
飛鳥「あら、貴方も気づいていたの?」
十六夜「当然。かくれんぼじゃ負けなしだぜ。そっちも気づいていたんだろ?」
耀「風上に立たられたら、嫌でもわかる。」
莉音「分かっていたけど、来ないから、独断で移動しようと思った。」
十六夜「へぇ~。面白いなお前ら。それに気づいていたなら、声をかけた方が良いと思うけどな。」
莉音「了解。善処・・・・します。」
黒ウサギ(あの人は気づいていたのに、無視ですか!)
十六夜と耀と飛鳥は獲物を捕らえるように見ていた。莉音は・・・・・・・・・・・・・何だろう?何をしているのだろう?よく分からなかった。何かをしている訳はないが、上の空でもなかった。
黒ウサギ「やだなぁ。御1人様はとにかく他の御3人様は目が怖いのですよ。そんな目で見られたら、黒ウサギは死んじゃいますよ。古来より孤独とオオカミはウサギの天敵でございます。そんな黒ウサギの弱さに免じて、ここは穏便にお話を聞いていただけたら嬉しいでございますヨ?」
十六夜「断る。」
飛鳥「却下。」
耀「断固拒否。」
莉音「・・・・・・・了解。」
黒ウサギ「1人は返事が遅かったですが、okをもらいました。しかし、他の3人は拒否ですか。」と言いながら、黒ウサギは(扱いにくいのは最大の難点ですね。1人だけさっきから必要最小限しかしゃべっていないのですし、頼りなさそうなのですが。とても不安です。)と3人を分析していた。
すると、耀が黒ウサギの近くに寄り、耀は「えい。」と黒ウサギの耳を引っ張った。
黒ウサギ「フギャ!ちょっとお待ちを!触るまでなら黙って受け入れますが、初対面を相手に黒ウサギの耳を引っこ抜こうとはどう言う了見なのですか!?」と抗議をしたが、耀は「好奇心には逆らえない。」と言った。
十六夜と飛鳥も興味を抱いたのか、近くに寄り、黒ウサギの耳を引っ張り、黒ウサギは莉音に助けを求めたが、無反応だった。直後、黒ウサギは声にならないほどの悲鳴。いや、絶叫を上げた。
莉音はその様子をただただ単に見届け続けた。
こちらの主人公は話す回数が少なすぎました・・・・。
それにしても、こういう性格は大変です・・・。
では、またの次回です。