自分ともう1人の自分も(莉音編)[一時凍結] 作:無の空間の存在維持
では、どうぞ!
黒ウサギは「あり得ないのですよ。まさか話を聞いてもらうために小一時間も消費してしまうとは。学級崩壊とはきっとこのような状況を言うに違いないデス。」と呟いていた。
十六夜「いいからさっさとはじめろ。」
黒ウサギは納得はいってはいないが、話を聞いてもらえる状況を作れたので、これを機に気を取り戻す事にした。
黒ウサギ「それでは良いですか。ようこそ“箱庭の世界”へ!我々は皆様にギフトを与えられた者だけが参加できる“ギフトゲーム”への参加資格をプレゼンさせていただこうかと召喚いたしました!」
耀「“ギフトゲーム”?」
黒ウサギ「そうです! 既に気づいてらっしゃるでしょうが、御四人様は皆、普通の人間ではございません!その力は様々な修羅神仏から、悪魔から、精霊から、星から与えられた恩恵でございます。『ギフトゲーム』はその恩恵を用いて競い合うためのゲーム。そして、この箱庭の世界は強大な力をもつギフト保持者がオモシロオカシク生活できる為に造られたステージなのでございますよ!」
飛鳥「質問、良いかしら?」と手を上げた。
黒ウサギ「はい!」
飛鳥「貴方の言う“我々”は貴方を含む誰かなのかしら?」
黒ウサギ「Yes!異世界から呼び出されたギフト保持者は箱庭で生活するにあたって、数多とある“コミュニティ”に必ず属していただきます♪」
十六夜「嫌だね。」
黒ウサギ「属していただきます!!!!そして“ギフトゲーム”の勝者はゲームの“主催者”が提示した賞品をゲットできるというとっても“シンプルな構造”となっております。」
耀「・・・“主催者”って誰?」
黒ウサギ「それは様々ですね。暇を持て余した修羅神仏が人を試すための試練と称して開催されるゲームもあれば、コミュニティの力を誇示するために独自開発するグループもございます。特徴として、前者は自由参加が多いのですが“主催者”が修羅神仏なだけあって凶悪かつ難解なものが多く、命の危険もあるでしょう。
しかし、見返りは大きいですね。“主催者”次第ですが、新たな“恩恵”を手にすることも夢ではありません。後者は参加のために“チップ”を用意する必要があります。参加者が敗退すれば、それらは“主催者”のコミュニティに寄贈されるシステムです。」
耀「“主催者”は誰でもなれるの?」
黒ウサギ「商品さえ用意していればできます。つまり、商品は“チップ”とも言い換えられることが出来ます。」
飛鳥「“チップ”には何をかけるのかしら?」
黒ウサギは「それも様々ですね。金品、土地、利権、 名誉、人間、……そして“ギフト”を賭け合うことも可能でしょう。ただし、ギフトを賭けた戦いに負ければ当然ご自身の才能も失われるのであしからず。」と一旦ここで話を区切った。
飛鳥「そう。なら、ゲームはどうやったら始められるの?」
黒ウサギ「コミュニティ同士のゲームを除けば、それぞれの期日内に登録していただければokですよ!たまに商店が小規模のゲームを開催しているので良かったら参加して行ってくださいね。」
飛鳥「分かったわ。その話では“ギフトゲーム”はこの世界の法そのものと考えても良いのかしら?」
黒ウサギ「なかなか鋭いですね。しかし、それは八割正解、二割間違いです。我々の世界でも強盗や窃盗は一切禁止ですし、金品による物々交換も存在しています。しかし! “ギフトゲーム”の本質は全く逆!!一方の勝者だけが全てを手にするシステムです。店頭に置かれている賞品も店側が提示したゲームやクリアすればタダで手に入れる事も可能と言うことですね。」
飛鳥「物騒ね。」
黒ウサギ「そうかもしれないですね。しかし、“主催者”は全て自己責任でゲームを開催しております。つまり、奪われるのが嫌な腰ぬけは初めからゲー ムに参加しなければ良いだけの話でございます。そこは参加者の自由でございます。」
飛鳥「分かったわ。」
黒ウサギ「ここまで説明をしましたが、言葉だけでは分からないかと思うので、ここでゲームをしてみませんか。」
十六夜「ほう。」
黒ウサギ「さっきも言いましたが、この世界はシンプルです。しかし、何処かのコミュニティに所属していなければ、生きていく事さえ困難とも言えます。いいえ、所属していなければ、いけないのです。」と強調した。
黒ウサギはテーブルとトランプを取り出して、トランプをシャッフルしながら、「黒ウサギに所属している“コミュニティ”に入れて差し上げても良いのですが、“ギフトゲーム”に勝てないのであれば、困るのです。お荷物邪魔者。足手まといなのです。」と最後の方は言い方をバカにするかのように言った。
十六夜「俺たちを試そうってか。」
黒ウサギ「もし自信がないのであれば、断っても良いのですよ。」と言ったが、(ここで帰られたり、何処かに行ってしまったら、黒ウサギは大ピンチです。)ともの凄く焦っていた。
直後、莉音「っ、っ、っ!」
飛鳥は「どうしたのかしら?・・・って!」と驚いた。
なぜなら、莉音はこの挑発で泣いてしまった。
黒ウサギは(彼らはプライドが高いので、挑発すれば、挑んでくれる。)と思っていたので、少しアタフタした。
しばらく経つと、莉音は泣き止んだ。しかし、何も言わなかった。十六夜たちも泣くとは思わなかったが、話が進まないので、十六夜が「進めろ。」と言った。
黒ウサギ「は、はい。このトランプを使って、絵札なら、あなた方の勝ちです。」
飛鳥「私たちが勝ったら?」
黒ウサギ「その時は・・・・・黒ウサギが何でも1つ言うことを聞きます。」
十六夜がヤバく見たので、黒ウサギはそれを拒否した。耀も飛鳥もこれには目を冷たく見た。
十六夜「冗談だぜ。さて、良いか?」
飛鳥「そうね。」
黒ウサギ「契約成立です!」
すると、ギアスロールが現れた。十六夜たちはそれを読んだ。
十六夜「よし、分かった。しかし、その前にカードを調べさせてもらおうか。」
黒ウサギ「構いませんよ。」
これにより3人の悪巧みを実行した。莉音は何もせずにただ単に彼らを見ていた。
十六夜と耀と飛鳥は確認し終えた。
黒ウサギ「ゲームスタートです♪」
莉音は彼らの後は嫌だったので、「最初は私から。」と言った。
莉音が1枚めくり、絵札だった。
黒ウサギ「莉音さんはクリアです。」
十六夜「さて、次は俺が行く。黒ウサギ、さっきに挑発、ありがとよ。」
黒ウサギ「いいえ。」
十六夜「これは俺のお礼だ。」と言いながら、テーブルを思いっきり叩いた。
この光景に黒ウサギは驚き、莉音もほんの少し驚いた。耀は「私はこれ。」と言いながら、見え見えの絵札のカードを取り、飛鳥も「じゃあ、私はこれ。」と言いながら、見え見えの絵札のカードを取った。
黒ウサギ「ちょっと待ってください。今のは・・・。」
十六夜「何もルールには反してないぜ。」
黒ウサギは確認を取り、「箱庭からは有効であるとの事です。耀さんと飛鳥さんはクリアです・・・。」と落ち込みながら言った。
黒ウサギは「しかし、十六夜さんはまだです!」
十六夜「おいおい、手を見ろよ。」
黒ウサギはこれを見て、驚いた。
十六夜は「全てのカードの並びを覚えた。これの隣は♦の8、その隣は♠の10。」と説明した。
黒ウサギは再び驚いた。
飛鳥「やるじゃない。でも、こちらの考えが無駄になったわ。」
耀「うん。うん。」
十六夜「それは悪かったな。」
黒ウサギはもうショックを受けていた。十六夜がさっそく命令権を使おうとしたので、黒ウサギは警戒したが、十六夜はたった一言で「この世界は・・・・・・・・面白いか?」と言った。
黒ウサギは「はい!!“ギフトゲーム”は人を超えた者たちだけが参加できる神魔の遊戯。箱庭の世界は外界より格段に面白いと、黒ウサギが保障致します♪」と笑顔で言った。
ここはいつものの説明とゲームなので、すぐに投稿します。