自分ともう1人の自分も(莉音編)[一時凍結]   作:無の空間の存在維持

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見舞い

 

 

音々は人気のない所に行き、莉音の姿に戻し、意識も莉音に戻した。

 

莉音≪お疲れ。≫

 

音々≪まぁね。それでこれからどうするの?≫

 

莉音≪病院に行って、見てもらう。≫

 

“不死”で身体は治してくれているが、念のために見てもらったほうが良いだろう。

 

音々≪やっぱりね。深い傷の場合、傷は治るけど、傷跡は消えるのが遅いからね。でも、病院に行ったら、ややこしくなるよ。≫

 

そう、その事がバレたら、面倒事になるのは明白だ。

 

莉音≪しょうがない。≫と決め、病院に行った。

 

理由は「誘拐されて、ここまで逃げて来た」と言った。

 

半分は本当だが、半分は違った。莉音はそのまま病院のベッドで安静になった。音々はヴァトラーの所に行ってからでも良いと思ったが、莉音の体が心配だったので、今回は行かなかった。その後、検査して、問題はなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

だが、これからが問題だった。

 

それは莉音が死んだことになっていたからだった。そのため、莉音はすぐに那月先生の所に行きたかったのだが、今日は1泊するように言われ、このまま入院した。

 

 

 

 

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

 

 

 

 

翌日、退院して、すぐに那月先生の所に行った。那月先生の部屋に着いて、入るのに抵抗があった。しかし、話が進まないので、ノックした。

 

那月「誰だ?」

 

莉音「・・・私です。」と入って来た。

 

案の定、那月は驚愕した。

 

そりゃあ、死者がいきなり来ること自体驚くし、死者が生き返るなんて、この世界でも不死でない限り、あり得ないことだ。さらに、時間も長く経過しているからだ。

 

那月も自分自身で見たわけではないが、そこそこ信頼のある生徒(雪菜)から言われたのと、浅葱からも聞いていたので、信憑性は高かったのだ。

 

莉音「えっと、・・・どうも・・・です。」

 

那月「なぜ?あいつからは『亡くなった』っと聞いたが・・・。」

 

莉音「えっと・・・。」と言い、説明した。

 

この時、莉音はもう隠すのは嫌だったため、自分が異世界から来たことも言った。ただし、音々のことは一切言わなかった。

 

それを聞いた那月は「分かった。それで無事だったのだな。」と理解した。

 

莉音「うん。」

 

那月「このことは転校生や古城にも言っといてくれ。」

 

莉音「凪沙ちゃんは?」

 

那月「凪沙は・・・・・・・・・・別の理由付けを頼む。」

 

莉音「分かった。」

 

那月「今日は浅葱や凪沙、転校生や古城はあの病院にいるぞ。」

 

莉音「うん。」と言い、病院に行った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

病室に行き、入ると、全員いた。全員、すぐに莉音の存在を気付いた。

 

凪沙「莉音ちゃん・・・?」

 

莉音「えっと、・・・・ちゃんと生きてます。」

 

日本語の応答がおかしくなっているが、仕方ないだろう。事前に連絡しないで来たため、しばし、無言になった。

 

浅葱「ちょっと待ってよ。えっ!だって、あの時本当に死んでたんでしょ。」と那月と同じように誤解していた。

 

ここは説明しなえればならないところだ。

 

凪沙「それはともかく、良かったよ。」と莉音に抱きついた。

 

雪菜と古城はポカンとしていた。2人とも莉音が亡くなったことは聞いただけだが、信憑性は高かった。それほど、浅葱を信頼しているとも言える。

 

ある程度凪沙たちが落ち着き、莉音は古城と雪菜に言いたいことがあった。

 

莉音は古城たちに「話があるから。」と誘った。

 

 

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