自分ともう1人の自分も(莉音編)[一時凍結] 作:無の空間の存在維持
あまり周りに聞かれたくはないため、別の部屋に移動した。
古城「話とはなんだ?」
すぐに話せなかったが、それでも意思を決意した。
莉音「古城たちに伝えたいことがある。」
雪菜「何ですか?」
言い回しをしないで、単刀直入に言った。
莉音「私は元々この世界の住人じゃない。」
古城「どういう意味だ?」
莉音「私は他の世界から来た。」
古城「異世界から来たってことか?それはないはずだ。」
もちろん、すぐに信じてもらえるとは思っていない。音々から魔族などの邂逅の話を聞いた。この世界で魔族が発見されたのは、この世界とは異なる世界から来たことから始まったらしい。しかし、人間が他の世界から来た事例はない。この世界では、その事例が
音々は、この世界は
音々(今までの知識を借りて言うなら、パラレルワールド上、異世界上、立体交差平行世界上、平行世界上、異次元上、この世界にも少なからず影響があるはずなんだよね。)
しかし、『今いるこの世界と似た世界』と『今いるこの世界』と見比べたわけではない。そのため、違和感を感じることができない。
莉音「事実。
雪菜は何かを理解したようだ。
雪菜「そうですか・・・。確かに調べました。私が転校してきた次の日に転校してくるのは、現実的に環境的にあり得なくはないのですが、気になっていましたので、以前調べさせてもらいました。」
古城だけ話が見えていなかった。
古城「何が分かったんだ。」
雪菜「莉音ちゃんの情報が学校しかなかったんです。いや、詳細に言えば、貴女が家を買うために寄った
古城「!」
情報は普通微量ながらもあっちこっちに情報が散らばっているのだ。例え、証拠を消しても跡は残る。それらが
莉音「うん。」
古城「じゃあ、本当に異世界から来たんだな。」
莉音「はい。」
どれほどで信じたのかは定かではないが、少しだけ信じたのだろう。
雪菜「1つ聞きたいことがあります。」
莉音「?」
雪菜「貴女は何故、生きているんですか。」
古城「姫柊!」と少し怒った。
いくら気になるとはいえ、友達に言う言葉ではない。
雪菜「先輩は黙ってください。藍羽先輩の話からは息はしてなかったと言っていましたから。」
命が散ったら、亡くなる。それが
莉音「・・・・私には能力がある。」
古城「つまり、適応能力ってことか?」
莉音「・・・・はい。」
この世界での能力のことを適応能力と呼ばれていること。それに乗っ取り説明をしなければならない。
雪菜「名称は何ですか?」
さすがにすべてを言うわけにはいかないため、この世界で使用した能力名を言うことにした。
莉音「正式名称はない。あえて言うなら、“不死”“値”と言う。」
雪菜「“不死”!」
古城「俺と同じじゃないか!」
莉音「はい。」
この世界で言えば、不死は吸血鬼のみが持っているものだ。
音々(でも、この世界|も(・)近い将来は、複数生まれる可能性もなくもないよね。・・・まぁ、今は関係ないからね。)と思っていた。
古城「じゃあ、吸血鬼なのか・・・。」
莉音「ううん、違う。
雪菜「詳細を求めたいところですが、分かりました。では、“値”はどういう意味ですか。」
莉音「“値”は数字。って言えばわかるはず。」
古城「ゲームみたいなものか?」
莉音「うん。一番分かりやすいのはゲームで例えること。」
雪菜「それって、力を強くすることで相手を飛ばすってことですか。」
莉音「そう。私は一応、戦える。」
古城「なぜ一応なんだ?」
莉音「私はあまり戦いたくない。貴方と同じように平和に暮らしたいと思っている。でも、もう少しこの世界に住みたいと思っている。」
雪菜「では、
その瞬間、莉音は黙ってしまった。
雪菜「この世界に住むことは、それなりの理由があってのことですよね。ここに来なければならない理由が・・。質問を変えるなら、
莉音「ごめん。そこまでは教えられない。ただ、言えることは探すこと。それのみ・・・。」
古城「探す?何をだ?」
莉音「言えない。」
話の進展が停止した。少しだけ話を逸らした。
雪菜「では、貴女は異世界から来たことを言いましたよね。」
莉音「うん。」
雪菜「では、他の世界にも渡ったことがあるんですか?」
莉音「ある。」
雪菜「なら、
古城「どういうことだ?」
何故この話を振ったのか、古城には理解できなかった。
雪菜「先輩、1つだけ例を挙げるとしますね。ある世界に渡ってきた。過程は任意とします。そのとき、その世界に滞在するのはきちんと理由があるはずです。」
古城「でも・・。遊びに来たってことは考えられないか?」
雪菜「はい、そうとも考えられます。そこで莉音ちゃんのいた世界の科学技術に関して、色々とツッコみたいところですが、今はその話ではありません。そこで、莉音ちゃんのことで気になることがありました。」
古城は、今までのことで気になるようなことはなかった。
雪菜「ただ単にこの世界に住むなら、
古城「でも、隠れ屋敷のような場所は・・・。」と途中で雪菜が言葉を遮断させた。
雪菜「あります。」と即答。
雪菜「他にもあります。莉音ちゃんの住所は凪沙ちゃんから聞いてます。そこで、そこにしたのかが不思議です。いや、不自然です。」
莉音「なに?」
雪菜「他にもありますし、似たような風景がないかもしれません。ですが、貴女が選んだ場所は、
莉音は黙って聞いた。
雪菜「凪沙ちゃんから聞いた後、私は莉音ちゃんまでの家を歩きました。そこで迷路のような森に入りました。では、
莉音「・・・それしか言えない。探すこと・・。でも、雪菜ちゃんの最後の問いには答えられる。雪菜ちゃんが問いかけた『大切なモノか、何かの予兆か』・・・。その問いの答えは、
雪菜「では、あと1つだけ問います。その予兆は私たちのいる世界にも影響はありますか?」
莉音「
雪菜「・・・分かりました。理解はしておきます。これ以上は追求しません。」
莉音「ありがとう。・・・そういう理由だから。」
古城「・・・ああ、分かったぜ。」
実際はそのことについて追求しなくてはならない。しかし、近い将来で起こらないのであれば、緊急性はないだろう。そうであっても古城たちは莉音に聞きたいことは多い。しかし、莉音の目からは話してくれそうになかった。それに、この雰囲気は切り替えたいのか、雪菜が話を変えた。
雪菜「学校ではほとんど会話しないですね。」
莉音「理解は・・・・・・している。私はコミュニケーションが苦手。」
古城「なら、フォローはする。それに凪沙には世話をしてもらっているから、感謝するぜ。」
莉音「どういたしまして。こちらも凪沙ちゃんにはお世話になっている。」
雪菜「これからどうするんですか?」
莉音「このまま家に帰る。」
一旦、凪沙たちに帰ることを言ってから、自分の家に戻った。
推理になってしまった。
それと、長い・・・。
もう少しありますが、長すぎてしまうので、分割します。
今度は普通になります。