自分ともう1人の自分も(莉音編)[一時凍結] 作:無の空間の存在維持
莉音はベッドに寝っ転がった。このまますぐに音々に話しかけた。
莉音≪疲れた・・・。≫
音々≪ご苦労さんだね。≫
完全に緊張感が出ていたため、精神的に疲れているのは当たり前だろう。
音々≪それで言っちゃって良かったの?≫
莉音≪しょうがない・・。≫
今回、雪菜たちに話した内容は重要なことを多く話したからだ。自分たちの世界の情景や状況も聞かれてもおかしくはなかった。懸命に話さないでほしいという気持ちを古城たちに念を押したため、結果的に話を切り上げた。しかし、今後の未来が危うい話をしてしまったのなら、再び聞かれてもおかしくはない。さらに、この世界の日本国内の
音々≪あの子たちが知っても、何もできないと思うけどね・・・。≫
莉音の住んでいた故郷は良かった。なのだが、きっかけで状況が一転した。
音々≪それで莉音ちゃんの親友から電話はあったの?≫
莉音≪ううん。場所の把握はあの子も分かっていない。けど、今は________という世界にいると聞いた。≫
音々≪とりあえず、安否が分かっているだけでも良いじゃん。それとあそこなんだ・・・。あっちはあっちで大変だね。≫
莉音≪うん。でも、
音々≪それでも片方の1人は
莉音≪そうかもしれない。≫
音々≪まぁ、もう片方の子も能力持ちだから、普通じゃないけどね。≫
莉音≪・・うん。≫
莉音の親友は全員、
音々≪それで、連絡できていないもう1人の子は?≫
莉音≪分からない。安否は不明。あの子たちも見つけていない。だから、心配・・。≫
音々≪でも、あの子の方は・・・
莉音≪あの子があの子の意志を変えてくれるはず・・・。私も手伝う・・。私も含めて、計
音々≪まぁね・・・。≫と電話で話を聞いたの頃を思い出した。
実際は莉音が電話で聞いていただけだが、音々はいつも莉音にいるため、寝ていない限り、いつも聞こえている。
音々≪さすがに、初めて聞いた時はびっくりしたよ・・・。他の世界を羨ましく思っているなんてね。それが結果的に、
莉音≪音々ちゃんはないの?≫
事実上、音々は莉音のトラウマに生まれた別人格だ。その意思があってもおかしくはないだろう。
音々≪だって、他の世界を壊しても、何も意味はなさないもん。そのことはちゃんと分かっているよ。あの子自身も分かっているはずなんだけどね。あまりにもショックが大き過ぎたんだよ。まぁ、私自身はやっぱり人や他の種族を警戒するけどね・・・。私だって、
音々は過去を思い出すたびに、鮮明に思い出してしまい、受け入れたくはない。
音々(もしも・・・もしもだけど・・。私という別人格が生まれなかったら・・・、莉音ちゃんも他の異世界を滅ぼしたくなっちゃっていたかもしれないよね・・・。)
莉音≪音々ちゃん?≫
音々≪何でもないよ。寝よう?≫
莉音≪・・・うん。≫
莉音はそのまま眠った。