自分ともう1人の自分も(莉音編)[一時凍結] 作:無の空間の存在維持
翌日、浅葱と学校前で会った。
浅葱「久しぶりね。」
莉音「お久しぶり。」
先輩なので、お辞儀をした。
浅葱「そうかしこまらなくても良いのよ。相変わらず、2人とも仲が良いわね。高等部までそのことが知られているわよ。」
凪沙「何で?」
浅葱「2人は登下校が一緒だからよ。」
自覚がありそうになかったため、息をついた。少なからず浅葱も一緒に帰宅しているところを目撃していた。
凪沙「でも、そうしないと莉音ちゃんが迷子になっちゃうもん。」
莉音「・・・・・・否定はしない。」
周りから変な風に思われても仕方ないが、そもそも方向音痴のため、一緒に帰宅しているだけだ。しかし、
浅葱「まぁ、良いわ。それで何処に行くつもりだったの?」
莉音「夏音ちゃん探し。」
音々(猫探しみたいな言い方だよ・・・。)と深層で念話しないでツッコんだ。
浅葱「?」
凪沙「夏音ちゃんが最近見かけてないから、猫の世話が少なくなっているんだよ。
それで近くの修道院にいるから、そこに向かう所だよ。」
浅葱「手伝おうか?」
莉音「ありがとう。」
お礼を言い、修道院に向かった。
修道院に入ると、紗矢華と基樹がいた。
凪沙「あれ?矢瀬っち?」
莉音「それと・・・・・・前に屋上にいた人。」
直後、紗矢華と浅葱が叫んだ。
浅葱「ああ!前に古城と一緒にいた通り魔!」
紗矢華「古城の浮気相手!」と口論になった。
凪沙と莉音はアタフタして、基樹に「何が何?」と聞いた。
基樹「分からん」と頭を抱えた。
基樹「もう・・・・知らんぞ、古城。」と独り言をつぶやいた。
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数分間、未だに2人の間に火が付いていたが、凪沙は夏音がいないことがやっと分かった。そのため、2人の口論は少し落ち着いた。
浅葱と基樹は「もう帰ったら?」凪沙と莉音にと言った。
凪沙「分かった。帰ろうか?」
莉音「うん。」と言い、凪沙と帰ることにした。
しばらく歩くと、少し悩み始めた。
莉音(このまま帰宅するのはいいけど、・・・・多分、音々が動く。)
音々と念話しながら、歩いても良かったが、念話に集中してしまうので、転びやすい。立ち止まると、凪沙が気になってしまうから、それもできなかった。
だが、音々がこれから何をしようとしていることは分かっていた。途中で別れるのは気が済まなかったが、意を決して凪沙に話しかけた。
そこまでしなくてもいいのだが・・・・・。
莉音「凪沙ちゃん、少し買い物があるから。」
凪沙「でも・・・・。」
莉音「大丈夫。」
凪沙「分かった。」
莉音は凪沙と別れ、すぐにこの場から移動した。