自分ともう1人の自分も(莉音編)[一時凍結] 作:無の空間の存在維持
予兆
数日後、莉音は起きた。
莉音≪朝。音々ちゃん、起きてる?≫
音々≪・・うん。≫
莉音≪そういえば、あれから取り込んだ悪魔はどうなった?≫
音々≪“暗黒”が食い荒らしたよ。≫
もう一度言う。この表現はまったく比喩ではない。
莉音≪その“暗黒”はどうなっている?≫
音々≪案の定、少し発動しているよ。やっぱり、悪魔を取り込まなければ良かったかな。≫(汗)
莉音≪・・・・・・そう、・・・ハァ。≫
音々≪体調はどう?≫と心配していた。
莉音≪あの時よりは収まっっていたけど、息が苦しくなる可能性はある。≫
音々≪やっぱり、学校の旅行にはいかない方がよかったと思うよ。取り敢えず、今日は休んだら?≫
莉音≪・・・・大丈夫、・・・・・・・ハァ・・・ハァ。≫
音々≪莉音ちゃん・・・・。≫
莉音はこのまま学校に向かった。
授業には参加したが、3時限目の授業の途中でさらに息が荒くなって来た。
莉音(ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・・ハァ・・ハァ・・・・・・・ハァ。)
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3時限目が終了して、担任は莉音が寝ていることに気づいた。
岬は「お~い。莉音が寝るなんて珍しいな。」と起こした。
莉音「」
岬「起きないと補習だぞ~。」
莉音「」
岬先生は莉音に触ると、「熱っ!」と叫んだ。
それを聞いたクラス全員が驚いた。
岬「おい!大丈夫か!おい!」と再び叫んだ。
雪菜「どうしたんですか、先生!」
岬「ああ。莉音が熱を出しているみたいなんだ。」
凪沙「莉音ちゃんが!」
雪菜「分かりました。運びます。」と言い、運ぼうとした。
しかし、岬が「待て!」と制止させた。
雪菜「先生?」
岬「ここは先生がする。この子を触ると、・・・・・火傷する。」
凪沙「そんな・・・・。」
岬は「だから、一旦保健室へ運ぶ。」と言い、莉音を背負った。
岬は「熱っ。」と言って、保健室に運んだ。
雪菜と凪沙も心配だったので、一緒について来た。
莉音をベッドに乗せた。
雪菜たちは岬先生の背を見て、驚いた。
雪菜「先生!それって!」
岬「ああ、これは大丈夫だ。少し火傷しただけだ。」
先生の背中が真っ赤だ。完全に火傷しているように見える。
岬「貴女たちはどうする?」
凪沙「莉音ちゃんの近くにいるよ。」
雪菜「私もです。」
岬「分かった。」と言い、保健室から出た。
凪沙「莉音ちゃん、どうなっちゃったんだろう・・・。」
雪菜「分かりません。まず、氷を用意しないといけないので。そこに氷があるはずなので、取り出します。」
雪菜は少し大きめの氷を4個取り出し、袋に詰めて、莉音のおでこに当てた。しかし、氷が蒸発するようにゆっくりと溶けて来た。
凪沙「雪菜ちゃん!氷が!」
雪菜「! 氷を作っておきます!」
雪菜はすぐに近くにあったバケツをきれいにして、水を大量に入れて、冷凍庫に冷やした。
雪菜「これで氷を砕けば、大丈夫です。次に今ある氷を袋に詰めます。」と少し大きめの氷を4個袋に詰め、それを5袋作った。
念のために4袋は冷凍庫に入れ、1袋は溶けた氷袋と変えて、溶けた袋は再び冷凍庫に入れた。
凪沙「ごめんね。雪菜ちゃん。」
雪菜「大丈夫です。それよりも莉音ちゃんです。」
凪沙「何があったのかな?」
雪菜「何か嫌な予感がします。熱を出しても、こんなに早く氷が溶けることはありませんが、原因は分かりません。しばらく様子を見た方が良いでしょう。」
凪沙「そうだね。」
しばらく溶けたら、氷を変えて、溶けた氷は冷凍庫に入れる。これを何度も繰り返した。