自分ともう1人の自分も(莉音編)[一時凍結]   作:無の空間の存在維持

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打開案

那月たちはとある場所に避難をしていた。

 

那月「ここにいれば、大丈夫だ。しかし、島が沈んだら、終わりだな。」

 

雪菜「それよりどうするんですか!」

 

古城「そうだ!いつも持つか分からない状況じゃ。今から避難させても間に合わない!」

 

現状を長引かせても意味はまったくなさない。時間を長引かせれば長引かせるほど、対処が遅れる。最終手段として、殺さなければならない。

 

紗矢華「そうだ!雪菜の雪霞狼で霧を消せるでしょ。」

 

今思い付く中で急きょその案を出した。

 

雪霞狼なら、どんな魔力でも、どんな強大な力を持っても、一瞬で消せるのだ。だが、あくまでもたて効《・》()()らの話だ。

 

雪菜「いいえ。2度効かなかったことがあるんです。」

 

紗矢華「ウソ!唯一、魔族に対抗できる武器が!」

 

雪菜「1つはコピーされた時の力が同じで効かなかったんです。つまり、アスタルテの無効化が効かないんです。もう1つは実際に当てたんです。」

 

古城「それは俺も知らないぞ。」

 

雪菜「そうですね。近くに寄って来た時に咄嗟に触れたことがあるんです。その時、何も起こらなかったんです。力が漏れている状態の所が消えなかったんです。」

 

ヴァトラー「これはさすがに厄介だね。」

 

那月「今すぐに、今すぐにだ!・・・何か案はないのか。」

 

そう全員に伝えるが、全員考えてしまった。

 

 

 

その頃、

 

音々「収まれ!・・・・・収まって!」

 

懸命に停止させようとした。しかし、能力の暴走が収まるような変化はなかった。

 

音々「このままだとあの時のようになっちゃう・・・・。あちらこちらに大きなクレーターが・・・・・・。そんなことになったら・・・・・・・・島が持たないよ。」

 

音々がいるのは心の深層にいた。なので、身体の意識は莉音でも音々でもない。もぬけの殻だ。だから、身体はただ単に浮いているだけだった。

 

すると、外から誰かが話しかけて来たことが分かった。

 

?「おい。人々を皆殺しにするつもりか。汝は。」

 

音々(この声って・・・・・・・・・アヴローラ!)と驚いた。

 

?「私もいるわよ。私も。」

 

アヴローラ「主、名を乗らぬのか。」

 

音々(主?・・・・・・古城の母!)

 

深森「言わなくても、言い方や呼び方で分かっていると思うわ。」

 

アヴローラ「さて、汝。目を覚まさぬのか。」

 

音々(でも、どうやって“暗黒”の暴走を・・・・・・そうだ!)

 

音々は心の深層でアヴローラ達に伝えようとした。しかし、ここは心の深層。現実に声は届かない。

 

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