自分ともう1人の自分も(莉音編)[一時凍結]   作:無の空間の存在維持

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企画書

 

 

ネプギアに頼んだ素材は先ほどの依頼で向かったバーチャフォレストにある。

 

すると、アイエフはネプギアの後を追いかけようとした。そのため、莉音はアイエフのやり方を理解した。

 

莉音「最初からこの狙い?」

 

アイエフ「そうね・・。自信をつけるためには必要だけど、遠くから見守るつもりよ。」

 

コンパ「今回は少しやり過ぎですけど、やっぱりあいちゃんはあいちゃんですぅ。」

 

莉音「そう・・・。」

 

思っていた以上に厳しい性格ではないことが莉音は分かった。この人たちを見る限り、コンパとアイエフは信頼し合っているように見える。だから、莉音はアイエフのやり方にあえて何も言わなかった。ネプギアとも一緒に交える辺りでも仲が良いと見える。

 

このタイミングではあるが、この際に聞いておきたかったことがあった。

 

莉音「アイエフ、あの企画書はいつからあった?」

 

アイエフ「あの企画書は3年前にネプ子が私に渡したモノなのよ。けど、字が汚くて読めなかったわ。本人に聞こうとしてもイストワール様が立てた作戦の実行でギョウカイ墓場へと向かっていたのよ。けど、ネプ子や他の女神さまは帰ってこなかった。それはネプギアも同じよ。」

 

この話でようやく莉音は理解できていないところが分かった。

 

莉音「それって、ネプギアのリハビリは・・・。」

 

アイエフ「今までずっと幽閉されていたのよ。私とコンパで向かったのだけど、ネプギアしか取り返せなかったわ・・・。」

 

莉音「そう・・なんだ。」

 

アイエフ「あの企画書はネプ子が幽閉される前に書いたものよ。それに、ネプ子の字が汚くてもイストワール様とネプギアだけは読めるわ。それで、あの状態でも渡したのよ。」

 

コンパ「ギアちゃんはねぷねぷの妹ですぅ。」

 

これで疑問に思ったことは大体理解した。呼び方は変わっているが、話からすれば、『ネプ子』や『ねぷねぷ』は同一人物だとわかった。ただ単に解読術が高い訳ではなく、姉妹だからという理由なのだろう。

 

それと『ネプ子』という人物は現在幽閉されているということになれば、“情報検索”に書かれていた人物に違いない。

 

移動しながらもう一度“情報検索”で調べた。莉音はアイエフとコンパの後ろにいるため、気付かれていない。

 

莉音(やっぱり・・・。この人が、アイエフたちが言ってい人かもしれない。名前からして、一番近いのはこの人しかいない。)

 

それと同時に呼び名がバラバラな理由も理解できた。

 

莉音(ネプ・・、ネプテ・・・。ネプティ・・・・、ネプテゥ・・・。・・・妙に違う。ネプテゥウ・・・・、ネプテュウ・・。なんか違う・・・。)

 

ネプテューヌを何故かお茶になったり、何処かの世界の某アニメの登場人物になったりと・・・。何故か、パロディのような名前になっている。

 

莉音(ネ・・・プ・・・テュ・・・・ヌ・・。ネプテュヌ・・・。ここまでは何とか頭の中で言えた。あと少し・・・、・・・・ネプテューヌ・。・やっとコツを掴めた。)

 

言えるまでずっとアイエフたちの後ろに付いて行っていたが、よく止まらずにぶつからなかった。やっと正しく読め終えたところでネプギアを見つけた。

 

丁度、黄色い花のような形をしているモンスターを倒したところのようだ。すると、ポケットから他のアイテムも取り出した。

 

コンパ「すべて揃ったみたいですぅ。」

 

アイエフ「そうね、合流しましょう。」

 

莉音「・・・うん。」

 

物陰から出て、ネプギアに近づいた。アイエフたちが近くにいたことに驚いていた。

 

ネプギア「アイエフさんにコンパさん、・・・莉音ちゃんも。」

 

アイエフ「揃ったのかしら?」

 

ネプギア「はい。今、作ろうとしたところです。」

 

企画書も置き、必要なアイテムを企画書の隣に置いた。すると、光りを灯し、徐々に消えた。そこには企画書と素材アイテムが消え、Nと書かれたラベルが貼られた小さな茶色の瓶が現われた。

 

莉音「・・これで完成?」

 

ネプギア「はい。企画書さえかければ、必要なアイテムが紙の上に字として浮かび上がります。字が浮かび上がらなかったときはこのゲイムギョウカイでは作れないという事になります。何度も作り直すのもできますが、成功した企画書を店に持って行けば、店の方で商品として出してくれます。」

 

莉音は、このような話をしているネプギアは今までよりも元気のように見えた。ここまで姉思いなのが分かった。

 

アイエフ「できたみたいね。自身は少し付いたかしら?」

 

ネプギア「ほんの少ししか自身は付きませんでしたが、少しずつ自信を付けていきます。」

 

今までは自信さえつける気もなかったが、自信を付ける気にはなれたようだ。それと同時に何かを決めたようだ。

 

ネプギア「それと、聞いてほしいことがあります。」

 

アイエフ「何かしら?」

 

ネプギア「私が・・女神化できない理由です。それに、莉音ちゃんもあの時のことを聞いてほしいの・・。」

 

莉音「分かった。」

 

ネプギアは少し深呼吸して、息を整えた。これから話される内容は3年前の出来事についてだった。

 

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