フラれた俺の次の相手は楽園の巫女さん!? 作:雲の上の声の人
霖「根拠は?」
魔「女の勘だぜ!」バッビューン
今俺は正座をさせられている。目の前には腕を組んで仁王立ちする巫女さんの姿が。もう少しでパンツ見えそう
「で、どういうわけか説明してもらおうかしら?」
「えー…そういわれましても…」
まさか自分が寝ている間に神社の中で女の子が着替えているなんて思うわけないし、かといってどう説明すればよいのやら…
「いや、こんな辺鄙な場所にある神社で着替えているとは思わず…そもそも傷んでいた屋根が悪いかと…」
「悪かったわねこんなところに住んでいて」
「え?」
住んでいる?こんな立ち入り禁止の区域内にあるような神社に?それに昔から俺はこの場所に来ているが人なんて見かけたことすらない
「あの…ここって博麗神社ですよね?」
「ええそうよ」
「ここって大西町の外れの山ですよね?」
「はぁ?ここは幻想郷よ」
幻想郷?ん?確かにここは博麗神社だという。なのに大西町ではない。あ!ここは夢の中なんだそーなんだ!
「残念だけど現実よ」
「あ…ハイ」
「新参者ね…まぁいいわ。どうせ行く宛もないんでしょ?」
「いや…まぁ確かに行く宛は無いですね」
「ならあんたここに住みなさい」
「はい…はい!?」
「えっと…外の世界じゃ同棲って言うんだっけ?ま、特別に私が泊めてあげるって言うんだから感謝しなさいよね」
「…ツンデレ(゚∀゚)キタコレ!!」
「あ?なんかいった?」
「何でもございません!!それよりも今の私が置かれている状況は…」
「んー、簡単に言えば…
あんたはもう向こうの世界には必要ないのよ」
「え?それって…」
「だから、あんたは向こうの存在で忘れ去られる存在。つまり世界から忘れ去られたというわけよ。ここはそういう奴らが集まる場所…幻想郷よ」
「つまり…俺はもう必要無いってことか?」
唐突に打ち付けられた事実が胸に突き刺さる。唯一の家族であった姉にも捨てられ、そして忘れ去られたであろう事実が深く胸を抉る。気づけば自然と涙が溢れていた
「ったく…男の癖に泣くんじゃないわよ」
「泣いて…ねぇよ」
「…私も一人なのよ」
「え?」
「私のお母さんは私が小さいときに妖怪退治に出掛けたきり、帰ってこなかったわ。お父さんは私が生まれる前に病死。世話を焼いてくれるアホ妖怪や友達は沢山いるけど、結局一日の半分は一人なのよね。起きる時も寝るときも」
「それ俺もわかる。俺もそうだったから」
「だから、特別に住まわせてやってもいいわよ。その代わり家事とか色々手伝ってもらうけど」
「なんだ…意外といいやつじゃねえかあんたも」
「勘違いしないでよね。あんたみたいな変態を野放しにしたら幻想郷が荒れるからよ」
「だからあれは偶然だって…」
「とにかく、あんたはここにすむの!はい決定!」
「はいはい…あ、それと」
「ん?」
「葉月颯真(ハヅキ フウマ)だ。よろしくな!」ニコッ
「ッ…博麗霊夢よ!」
霊夢はそれだけいうとついてこいと言って部屋まで案内してくれた。今はまだよくわからないけど、こんな美少女と過ごせるならとりあえずこのままでね
~霊夢side~
颯真を部屋に案内してやったらすぐに寝てしまった。よほど疲れていたのだろう
「てかもう夜だし…私も眠たくなってきたな」
部屋数が少ないので仕方なく私の寝室に案内したが、これだとまるで夫婦みたいじゃない
「まぁ…別にいいかな?少し距離を置いてっと…」
一人分のスペースを開けた場所に布団を敷き、さぁ寝ようというときに事件は起きた
「掛け布団ねぇ…」
昔私が使っていた掛け布団は小さくなったので捨ててしまっていた。なので掛け布団が一つしかなかったのだ。かといって冬も近いこの時期に掛け布団がないのは辛い
「…仕方ないか…」
私は諦めて布団を寄せ、颯真が寝てる掛け布団のなかに潜り込んだ
「暖かい…」
他の人と同じ布団で寝るなんてどれくらいぶりだろうか、その感覚は懐かしいものがあった
「さて、寝るか」
私は静かに目を閉じ、眠りについた。明日からのことはまた明日から考えればいい。何より少しワクワクしている部分もあったからだ
だが、現実は問題が山積みだった
~次回予告~
魔「開幕から男といちゃつく霊夢!そんな霊夢の前に表れたやつは一体…
次回、私君臨!次回もゆったりしていってね!」