俺が仮面ライダーフォーゼなのはまちがっている。 作:sewashi
突然変身した俺ガイル……なんなんだ?
「ヒッキー! まずはその右から二番目のスイッチを押して!」
俺は『2』と書いてあるスイッチを入れる。すると――
『ランチャー・オン!』
――そう鳴って右足に何やらミサイルみたいな機械が取り付けられた!?
なんだこりゃと思い足を動かすと……
カカカッ! ビュン! ドドドッ!
ミサイルが適当なところへ飛んでいく。一応怪物にも当たった……
「ちょっ!? ヒッキー! 学校を壊す気!? 一番左のスイッチを入れて!」
「あ、ああ……」
俺は『4』のスイッチを入れる。
『レーダー・オン!』
すると左腕に何やらモニターみたいなものが装着された。
「それで狙いを定めて!」
俺は再びミサイルを放つ。
ドドドッ!
「グオオオッ!?」
今度は全彈命中。
「ヒッキー! フィニッシュだよ、今使った二つをオフにして一番右と左から二番目のスイッチを入れて!」
「お、おう!」
俺は『1』と『3』のスイッチをいれた。
『ロケット・オン!』『ドリル・オン!』
すると右腕にロケットが装着。左足にドリルが装着。そしてロケットから火が出て飛んだ!?
「うおおおお!?」
「ヒッキー! 変身した時のレバーを引いて!」
俺は言われるがままにレバーを引く。
『リミット・ブレイク!』
何やら必殺技みたいな攻撃を放ったが、怪物は避けて逃げていった……
「んで、いったいなんだったんだ? あれは雪ノ下、由比ヶ浜……」
一端奉仕部室に戻り、俺は二人に問いただした。
「さっきのは……オリオン・ゾディアーツ。ゾディアーツスイッチで怪物化したうちの生徒よ」
………………は?
「ゾディアーツとはスイッチャーがゾディアーツスイッチの力で物質化したコズミックエナジーのエネルギー体を纏って変身した怪物よ」
雪ノ下が玉縄化している? スイッチャー? コズミックエナジー? なんだなんだ?
「……比企谷君。あなたがフォーゼになってしまった以上、全て話すわ。由比ヶ浜さん」
「うん! ヒッキー、こっち」
二人はそう言って、ロッカーを開ける。
それに関する資料でも入れているのかと思いきや――
――中には光の道があった。
「………えっと……」
「言いたいことはわかるわ。けど今は何も言わずついてきて」
「いくよ。たぶんビックリするよ!」
いや、この次点で既にかなり驚いているが……
光の道を歩いていくと――
「ようこそ、ラビットハッチへ」
――なにやら秘密基地みたいな場所に出た。
「いや、待って、本当待って。なんであのロッカーの中がこんな広いの!?」
俺はらしくもなく混乱している。そして由比ヶ浜がとんでもないことを言った。
「ヒッキー……信じられないかも知れないけど……ここは――」
「――月だよ」
俺、比企谷八幡はついに月に来てしまった………
八幡、月に立つ。