プロローグ
その子供は独りだった。親は元から彼に興味を持っていなかった。テストでいい点を取ったりしても褒めず、何か悪い事をしてもただため息をつくだけだった。
ある時、彼は自分の体の中を何かが巡っている事に気付いた。
「なんだろ...これ....」
彼はそれを取り出そうとした。
「.....!」
すると左胸のあたりから白く光る不規則に動くものがでてきた。
「......」
彼は、ひっそりとその球を操る練習をして、一カ月が経ち、形を一定に保つ事が出来るようになった。
彼にとってははそれがとても嬉しい事だった。彼は親に構って欲しかくて、親に見せた。
彼はこれで親が興味を持ってくれると思っていた。しかし親は、彼を化け物扱いした。普通ではないからだ。それから、彼は虐待され続けた。
サイドエフェクト【トリオン操作】
トリガーを使わなくても、トリオンを操れる。他人のトリオンを計測する事も可能。あと感知。
詳しくは設定の方を
3年後、小学4年生になった彼は親に隠れてその煙を操る練習をしていたためか、胸ではなく手から取り出す事も、イメージしたものの形を作る事も、意識をすれば怪我をした時にすぐに治す事も出来るようにもなった。もちろん量に限りはあるが、初めてこの物体を出した時よりは格段に増えた。そして時間が経てば使った分は回復する事もわかった。
そしてもう一つ変化があった。壊すと中から自分が操るものと同じものが出てくる謎の怪物に襲われるようになったのだ。変化というのはこの事ではなく、怪物は特に危険というわけでもないから練習になるからいいだろう。そう思って、念の為顔をバイクのヘルメットで隠して怪物を探しては破壊する日々を送っていたら、ある少女に出会ったのだ。
出会ったきっかけは、彼女が怪物に襲われそうになっているところを助けた。それだけの事である。
「あ、ありがとうございます。」
「...別に、どうでもいいよ。」
どうしてこいつは狙われていたんだろう。そんな事を思い、彼は彼女の持っている量を測る事にした。
「えっ?あ、あ「黙って」え..?」
「..........凄いね。」
彼女は彼の1.5倍ほどの量を持っていた。彼は、彼女の事を必ず守ると決意した。
「ところで、名前なんて言うの?」
「あ、雨取千佳です。」
「俺は、あー...っと......なんだっけ、名前、嫌いだから、あー....好きに呼んでいいよ。」
こうして、彼と彼女は知り合いとなった。
彼は、生きる意味を見つけた。
次回からはもう少し文字数を増やします。
やっぱり思いつきでやるものじゃないですね。