はやく旧ボーダーに遭遇させたい
全身の血が沸騰するような戦闘シーンを書きたい(書けない)
「あの、さっきのあれって、どうして私たちを襲うんですか?」
雨取は怪物の残骸を指差しながらそう言った。
「うーん.....。それは知らないけど、あれがどういうものかは予想がつくよ。まず、これ見て。」
彼の右手から煙のようなものが出て、次第に白く光る球体の何かが形作られた。
「え!な、何ですかそれ?」
彼がそれを離散させ、自分の考えを話し始めた。
「これはね、なんか、よく分かんないけどみんなが持ってる体の中にあるエネルギーなんだけど、これをを体の外に出したものだよ。ほら、あれの傷がある部分から光が出てたじゃん?あれも同じ。」
「それって...」
「ああいうのを作るためにこれを狙ってるんじゃないかな、でも、これって時間が経つとまた体の中で作られるから、多分人の体の中でそういう器官があるんだと思う。正確にはこっちかな。」
(実際、目の前で見た事あるしね...)
「じゃあ、さっき私に凄いねって言ったのは、私がそれをたくさん持っているから...?」
「そうだよ。」
雨取はそれを聞くと、うつむいて黙り込んだ。
(あれ?傷つけちゃったかな?)
「えー...と、まあ、狙われたくなかったら独りで出歩かなければいいだけだよ。」
「.......それは大丈夫です。私、狙われたらわかるから...」
「...じゃあなんでさっきは襲われそうになってたの?」
「友達と一緒にいたから、友達を巻き込みたくなくて、こっちに...」
(こいつ...)
彼は少し微笑み、雨取に言った。
「...そういう時は、人に多いところに逃げた方がいいよ。こいつをほとんどの人が知らないって事は、こいつらはなるべく見つからないようにしてるんだ。わざわざ姿を見せるような真似はしないよ。」
「....ほ、本当?」
「まあ、いつまでも大丈夫って保証はないけどね。いつか一斉に攻めてくるかもしれない。...なんてね。いつもあれは次の日には消えてる。」
「...?」
「つまりね、なんらかの組織みたいなものがあるんだ。いつかその人たちに会ってみたいと思ってる。一緒にどう?多分そこに入れば襲われても対抗出来るんだ。...きっと、もう逃げ回らなくてもよくなる。安全に暮らせる。友達を危険な目に遭わせなくて済むようになるんだ。」
雨取は少し考え込んだ後、彼の誘いに対して返事を出した。
「それは...周りの人を、巻き込みたくないから、ごめんなさい。」
「...そう」
「行こうか。ここにいると危ない。」
少しの沈黙の後、彼は遠くに怪物のような気配を感じそう言った。雨取も怪物の気配を感じたらしく、2人は道に向かって歩き出した。
2人とも、自分以外で初めて怪物の事を知っている人間に出会えて嬉しかったのか、会話は弾み、気がつくともう道に出ていて、日ももう暮れはじめていた。
「またね。」
「うん、またね。...それと、名前って、結局どう呼べばいいかな?」
「え。...じゃあ次会う時にはいい名前考えとくよ。」
2人の足取りはとても軽かった。
必要な事を済ませた後、コンビニでサンドイッチとツナおにぎりと明太子おにぎりと牛乳をかった後、彼は家に着いた。すでに太陽は沈み、表札に書いてある文字は暗くて読み取れない。ここが、彼が生まれてから住んでいる場所だ。
彼は自分の持った鍵で、何も言わずにドアを開け、何も言わずに自室へ行く。彼がこの力が使えるようになった頃は毎日のように死にかけるほど殴られたり、包丁で刺されたりしたが、すぐに傷を塞いでしまうため意味がないと判断したのか、いつからか何もされなくなった。
彼は外でできる事は全て外で行っている。風呂や洗濯、食料のための金は1カ月に必要な分だけ月のはじめに渡されるのだ。これはもうこの家族にとっては当たり前の事になっていた。
彼は家族を見ていないし、家族も彼を見ていない。
しかし、彼にとって雨取と出会う事の出来た今日という日は、おそらく今までの彼の人生の中で一番幸せな日だった。
次回は小学校のシーンになってしまうかもしれない。
こんな感じで大丈夫ですかね多分。次回は戦闘描写と彼のトリオンの具体的な使い方を書けると思います。