島風の唄   作:月日星夜(木端妖精)

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台本形式。超短い。
前書きか後書きにいれようと思っていたのですが、微妙な長さになってしまったので投稿します。
読まなくても問題ないです。

タイトルの通り、かなりくだらない感じになっているので、読んで不快になっても責任はとれないです。


  茶番「第一回犯人は誰だクイズ」

 

 (ぽぽぽいぽい ぽいぽい ぽいぽい ぽぽぽぽ

  ぽーいぽーいぽーいぽーい)

 

夕立「はじまりましたー、第一回、犯人は誰だクイズ~」

島風「えらく唐突だね」

夕立「吹雪ちゃんを縛ってあたしを呼び寄せた人の言う事ではないっぽい」

吹雪「ごめんなひゃい……」

島風「猿ぐつわがずれてる」

夕立「ぽぽいのぽい」

吹雪「もごもご……」

 

島風「さて、夕立ちゃんを呼び寄せたのは他でもない、これに関する話をしたくてね」

夕立「青葉さんが書いた広報紙っぽい? いつ見ても絵が綺麗っぽい」

吹雪「もごご~!」

島風「おおっと、赤城さんの絵を見て吹雪ちゃんが興奮しちゃったみたい」

吹雪「もごっ!? もご~!」

夕立「必死に首を振ってるっぽい」

島風「えー、なんと吹雪ちゃんは、勝手にこれを持ち出してしまいまして……」

夕立「吹雪ちゃんがそんな事するはずないっぽい?」

吹雪「…………」

島風(凄い気まずそう)

 

島風「えー、まあ、吹雪ちゃんがすっごく真面目だってのは私もわかってるけど。

   だから、変だなって思ったんだ。吹雪ちゃんなら、もし広報紙が欲しくなっても

   踏み(とど)まるはずだろうに、って」

夕立「……つまり?」

島風「吹雪ちゃんを(たぶら)かした誰かがいるに違いない!」

夕立「おお~。たしかにそうっぽい。その人はきっと、吹雪ちゃんより偉い人っぽい」

島風「同じ新人の夕立ちゃんや、後輩にあたる私が後押ししたって、断りそうだもんね、吹雪ちゃん」

 

夕立「場所柄、それは駆逐艦の子でしかありえないっぽい」

島風「駆逐艦で、偉くて、先輩で……それって、もしかして?」

吹雪「……」

島風「わかった! レディな暁先輩だ!」

吹雪「!?」

夕立「……惜しいっぽい?」

島風「えー、じゃあ……怖そうな不知火(しらぬい)先輩?」

夕立「この鎮守府にはいないっぽい」

島風「……じゃあわかんない」

吹雪「……叢雲さんだよ」

夕立「あ、吹雪ちゃん、猿ぐつわとったっぽい? またつけなきゃ」

吹雪「つけなくていいよ!? もう、私が悪い事したのはたしかだけど、何も縛らなくたって……」

島風(マジ泣きしそうな気配がする)

夕立 (おふざけがすぎたっぽい)

 

島風「それで……叢雲さんが、広報紙を持って行って良いって言ったの?」

吹雪「うん……えーとね、昨日の事なんだけど……。私が掲示板の前で、その、広報紙を持ち出そうか悩んでたら……」

夕立「吹雪ちゃんの赤城さん好きはよっぽどっぽい」

島風「しっ」

 

――吹雪。そこで何をしているの

あっ、叢雲ちゃん。えーと、その……この、赤城さんの絵、すっごく綺麗だなーって思って……

――ああ、それね。あの人、絵も上手いから。……で、どうしたの? ……それが欲しいの?

え、ち、違……う、ううん、そう、なんだけど……

――ふぅん。それ、貼ってあるのは青葉さんの趣味なだけなのよ

……え?

――別に持っていったって誰も文句は言わないと思うわ。まともに読んでる子は少ないし

そ、そうなんだ。えと、ありがとう、叢雲ちゃん

――いいわ。それより、そんな場所でずっと立っていたら邪魔よ。持っていくならさっさとなさい

う、うん!

 

吹雪「――という事があって」

島風「あれ? じゃあ、あの紙って、別に持ってきちゃってても悪くなかったって事?」

夕立「叢雲さんに言われて、なら、吹雪ちゃんが持ってきちゃうのも納得っぽい」

島風「じゃあなんで、私が見つけた時にあんなに慌てたの? それに、返してくるって」

吹雪「それは、やっぱり悪いかなって思ってたのもあるし……」

島風「あるし?」

吹雪「うう……は、恥ずかしかったの!」

島風「へぶ!」

夕立「あ、吹雪ちゃんの投げた猿ぐつわが島風ちゃんの顔にクリーンヒットしたっぽい」

吹雪「あっ、ごめんなさい! だ、大丈夫……?」

島風「~~~~!!」

夕立「わりと痛いっぽい?」

 

夕立「えー、第一回犯人は誰だクイズは、これにておしまいっぽい。特にヤマもオチもなかったぽいから、

この後はお菓子パーティするっぽい」

島風「」

吹雪「ゆ、夕立ちゃん、島風ちゃんが息してない……」

夕立(無理矢理オチ作ったぽいな)





真面目なブッキーがなぜあんな事したのか、という裏のお話。
理由書いとかないと吹雪が悪い子になってしまうので、急遽書きました。
そもそも赤城さんにこれくらい憧れてるよって描写したいならもっと他に書き方あっただろうにね。

次回予告。

ついに所属が判明してしまったシマカゼ。
ここを離れる前に、せめて朝潮と少しだけでも話したい、と鎮守府内を探し回るのだが、彼女の姿はどこにもなくて……。

次回、「別離」
投稿日時は未定です。
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