島風の唄   作:月日星夜(木端妖精)

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誤字報告、ありがとうございます。とても助かっております。
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次回の投稿は1月29日を予定しています。
その日に間に合わなかった場合は、31日に投稿します。



加筆修正しました。(三原真との会話を追加)



第五十五話 海色、青空の下で。

 列をなして海を行く、数十の艦娘達。

 声はない。足を揃えて流れる波の、割って行く音だけが重なって響いている。

 目的地は、神隠しの霧。

 でもそれがどこにあるかは、ここにいるみんなの誰一人も知らないだろう。

 霧を越えてレ級を倒した俺だって、今、その霧がどこにあるかなんてわからない。

 神出鬼没の敵を運ぶ霧もまた、不規則に出現するのだから。

 

 

「この力、はやく試してみたいっぽい!」

「もっともっと、みんなのために……!」

 

 友軍との合流を目指そうと出撃し始めた、最初の頃に、二人が意気込んでそう言った。

 この三日の間で、二人共が改二への改造可能な練度までに達し、今朝がた改造が完了したのだ。三人揃って、ではない事を少し残念に思ったが、一足先に改二に到達してしまった俺がそれを言うのもなんなので、素直に祝福しておいた。

 『改造』というシステムは、ゲームをプレイしていたから知っていたけど、実際に姿や目の色、果ては雰囲気まで変わられてしまうと、ちょっと困惑する。

 見た目は清楚なお嬢様だった夕立は、髪は跳ねて癖っ毛に、瞳は真紅に染まり、釣り目がちになって、ますます好戦的な性格に変貌した。白いマフラーをたなびかせ、悪役みたいな笑みを浮かべて決めポーズをとるのは、悔しいけどほんとに格好良かった。スタイルも抜群に良いし、なんだろう……このシマカゼ改二も、性能ならうーんと上回っているはずなのに、色々負けてる気がするのはなぜだろうか。

 得意気に胸を反らしたり、腕で抱えてよせたりするのをお部屋で、同室のみんなで観賞していたのだけど、改二になって大喜びだった吹雪の笑顔から徐々に喜び成分が抜けていくのが怖かった。

 吹雪ちゃんはね、うん、なんてゆーか……マイナーチェンジ? 襟や袖口、スカートが黒くなったり、ラインが赤くなってたり、ちょっぴり大人っぽくなってたりはするけど、夕立ほどはっきりした変化はないし、何より身長も胸も据え置き………………そっとしておくとどんどん沈んでいってそのうち笑顔も消えそうだったので、とにかくパワーアップした事を強調して盛り上げ、間宮に連れ出す事で機嫌を回復させるのに成功した。

 夕立はもちろん、叢雲やリベッチオも来てしまったから、『改二祝い』を名目にしていた俺はみんなの分も支払ったので、お財布が薄くなりましたとさ。

 遠慮なんていらないけど、叢雲はいつもおっきいの食べるから、値段を聞くと心臓に悪い。苦にならないくらいのお給金は貰ってるはずなのに、金銭感覚はなかなか変わらないものだ。

 力を試してみようか、と話している時に放送があり、改二の力を使わないままに海に出た二人は、最初こそ高揚感に任せて言葉を交わしていたけれど、数分から数十分もすると、海上を艦娘が滑る音だけが支配するこの場に何かを感じたのか、黙りこくってしまった。俺の後ろについてくるリベッチオも、ずっと不安げにしている。

 俺もそうだ。一種異様な雰囲気が漂う海の上。天気は悪いし、寒いし冷たい。間隔を開けて並ぶ他の艦娘もみな一様に真面目な顔をして――それは、当然なんだけど――先頭を走る第一艦隊の人達も、きっとそんな風だから、不安は大きくなるばかりだった。緊張と恐怖もある。胸の中にいる島風と声に出さずとも会話できるのが救いだ。その彼女も、あまり元気がないようだから、会話してても不安は拭えない。

 この空気があと何分続くのだろう。

 たぶん20ノットくらいで移動しているから、友軍が動いてても動いてなくても、合流までには結構な時間がいるだろう。

 その間、ずーっと前を向いて走り続けるのはきつい。

 だから俺は、ほんの少し意識を内側に向けて、考え事をする事にした。

 

 

 三日間の待機。出撃、遠征、演習……三つの事柄が行えなくなり、ここに住まう艦娘達はもっぱら自主トレか休息するかにわかれた。俺は、日課のランニングは欠かしていないものの、トレーニングルームに向かう事も娯楽室に向かう事もせず、ぼんやりとして過ごしていた。

 朝は連装砲ちゃんと戯れ、龍田先輩に必殺キックを伝授し、部屋で叢雲とリベッチオとお話して、なんとなく部屋を出てふらつく。

 そわそわして落ち着かないから、何かしらしていないともどかしくてたまらなかった。そうなっているのは俺だけじゃないらしく、寮内でも外でも本棟でも、頻繁に他の艦娘と擦れ違った。挨拶をしてそのまま歩いて行くか、立ち止まって短い会話をしたりして暇を潰していると、廊下の向こうから金剛がやって来るのが見えた。見るからに上機嫌で、今にもスキップしだしそうなんだけど、何かあったのだろうか。

 ここは三階で、金剛が来た方向には執務室がある。提督と何かあったのかな。……そういえば、金剛って提督の事、好いてるのだろうか? 恋愛的な意味で。

 

「およ、島風ではないデスカ」

「おはようございます、金剛先輩」

 

 窓際に寄って様子を窺っていれば、俺に気付いた彼女は一直線に近付いて来た。腰を折って挨拶をすれば、ぐっっっもぉおおにぃいいいん!!! と非常に元気な挨拶を返された。連装砲ちゃんがひっくり返るくらい良い返事ね。顔の横に手を掲げるおまけつき。

 

「んー? 島風、浮かない顔してるデース。ドウシマシタ~」

 

 なんでこんなに元気なんだろーなーと見上げていれば、金剛は目を……えーと、俺みたいな半目にして、というか、力の抜けきった目つきをして、ふにゃっとした口調で問いかけてきた。浮かないっていうか……もやもやしてるだけなんだけど、なんて答えれば良いんだろう。

 悩んでいると、ぱむぽむと肩を叩かれた。

 

「島風は大勢の敵と戦うのは、初めてデス?」

「あ……は、はい。そういえば、そうです」

 

 この後の作戦でまず間違いなく大量の敵と戦う事になる。それに不安を抱いていると見抜かれた。……わかるか、みんなぴりぴりしてるし、その理由は一つだけだもん。

 

 六とか七とかじゃなくて、何十を相手にするかもしれないのは、初めてだ。

 こないだ鎮守府に大量に敵が現れた時だって、俺は主にレ級を相手にしてたし……。

 だから、一対多となると、どう立ち回れば良いかがいまいちわからなくて、また少し不安が大きくなった。

 と、ぱっと両手を取られて、包み込まれた。

 ドアップで映る金剛の笑顔に面食らう。

 

「問題nothing! ワタシ達を信じるデース!」

 

 決して一人で戦う訳じゃない。みんなと戦うのだから、仲間を信じろ。金剛は、そう言ってぎゅ、ぎゅと俺の手を挟んだ。…………彼女の手って、こんなに大きいものなのだろうか。身長差はちょっとあるけど、女性の手なのに……俺には、それが凄く大きいものに感じられて、すっかり安心してしまった。

 でも手が離れれば、小さな不安が胸の内に生まれて、きっとこれは、明日になれば元の大きさに戻ってしまうんだろうな、と直感した。金剛にもそれがわかったのだろう、困ったように笑うと、また俺の肩を叩いて、そのまま手を置いた。

 

『キュー?』

 

 見下ろせば、足下に寄り添う連装砲ちゃん達がみんな揃って見上げている。

 この子達もついて来てくれるんだから、俺がしっかりしなきゃ……。

 不安や恐怖なんて、戦いの高揚で塗り潰してしまえば良いだけだし、というか、いざ戦闘に入れば、不安がっている暇など無い。

 結局この感情は一過性の物なのだから、今どうこうする必要はないのだ。……持て余しているのは事実なので、あまり良い気分ではないんだけども。

 うーん、と悩んでいた様子の金剛は、一つ頷くと、俺に目を合わせ直してから、自分を指差した。

 

「ワタシも多数と戦った事ないデス。でも、こんなに元気デス」

「それは……金剛先輩だから?」

「……今のはどういう意味デース?」

 

 あっ、い、今のは別に先輩の事悪く言ったんじゃなくてねっ?

 金剛、先輩は、ほら、あの、あれ……こう、元気? ……はっちゃけた? 天真爛漫というか……金剛先輩だから、うん。

 ……うん?

 

「まーいーデス」

「あ……」

 

 体を戻した金剛先輩は、両腰に手を当てると、ふぅっと息を吐いた。

 うさみみリボンに手を当てて、位置を直す。手を下ろしざまに髪を梳くと、金剛先輩が小首を傾げて、それから、後ろを見た。

 左に体を倒して廊下の向こうを覗いてみても誰もいない。なんとなく後ろを確認しただけみたい。

 

「良いデスカー、自分を強くするもの、それは愛する者への気持ち……すなわち、バーニングラァァァァァブ!! デース!!」

 

 耳の奥がキーンとした。

 いちおう心構えを説いてくれているので耳を塞いだりはしないが、至近距離でこの声量は、ちょっとばかしきつかった。

 

「その通り」

「あ、先生!」

 

 カツン、と靴の音がして、金剛先輩が勢い良く振り返った。すぐ後ろに、三原先生が立っていた。いつものスーツ姿。でも今日は髪を縛ってない。うおーっと盛り上がる金剛先輩を横目に、今日は何か特別な日だったかと記憶を辿ってみたが、別段何も思い浮かばなかった。単に髪を下ろしたい気分だったんじゃないかな。

 先生が金剛先輩の肩に手を置いて顔を向ければ、何を察したのか、ささっと端に避ける金剛先輩。

 

「君は、この戦争を終わらせるつもりかな」

 

 ……質問の意図がわからない。

 それに、なぜそれを俺に聞くのかもわからなかったが、そのつもりはあったので――そう考えているのは俺だけではないだろう――、頷いた。

 すると先生は少し身を屈めて目線を合わせてきて、普段と変わりのない声音で、こう言った。

 

「たとえどんな事があっても、守りたい人の事を想えば、強くあれる」

「……?」

 

 それはきっと、今まで通りの俺の心構えで、だから、先生が何を伝えようとしたのかよくわからなかった。

 それ以上言葉が続く事はなく、一度目をつぶって体を戻した先生が、金剛先輩に二言程投げかけてから歩き出す。

 

「…………」

 

 去っていく女性的な後ろ姿に、全然似てないのに、姉さんの影を見た。

 ……なんでもかんでも姉さんに重ねるのは、よくない癖だ。……いつまで引き摺っているんだろう。もう会えない人なのに。

 あー、駄目だ。気分を暗くしてどうしたいんだ、俺は。

 

「島風、この後空いてマスカ?」

「……ん。特に、用事はなかったと思います」

「ならワタシ達とティータイムするデース! リラックスできマスヨ~」

 

 自分を慰めるために砲ちゃんを抱いていじいじしていると、金剛がお茶のお誘いをかけてきた。

 彼女に言った通り、この後に用事はない。だから一緒に行く事に否はない。たぶん、ティータイムは彼女の妹達とするんだろうけど、その三人と一緒にいても自然体でいられるから、嫌でもない。

 そんな訳で、午後は金剛型の四姉妹と一緒に紅茶を楽しんだ。

 主な話題は俺の改二や能力の事だったので、話についていけないなんて事もなく、お喋りしている間は不安も晴れていたので、良い時間を過ごせた。

 お部屋に戻った頃にはだいぶんリラックスしていて、吹雪達に不審がられたくらいだった。軟体動物みたいになってたからね。

 

 

 友軍との合流は、何もない海上で行われた。ずらーっと整列した艦娘達の外周に並んだ空母が絶えず索敵をしている。艦載機を飛ばせない艦娘も電探などを用い、または目視で周囲を見渡していた。

 これだけ警戒していても、神隠しの霧にかかれば戦況がどうなるかわからないのだから、敵は相当厄介だ。霧に潜む強敵は倒したから、一人ずつ攫われて倒されるなんて事は……霧の先に戦艦級や、姫級や鬼級が待ち構えていたら、ひとたまりもないか。それでも警戒しない手はない。ずっと気を張り詰めていると持たないかもしれないが、それでもだ。

 

 こちらを藤見奈艦隊とすれば、相手さんは海棠艦隊。友軍とは、海休暇の時に演習を行ったあの人の事だったらしい。見覚えのある顔がある……ああでも、見覚えならほぼすべての艦娘にあるか。

 あらかじめ通信でもしていたのか、ほとんどやり取りもなく彼女らの隣に並び、同じように周囲の警戒を始める俺達の艦隊。まずはここから探していくのかと思ったけど、そうでなく、他の友軍を待っているとの事らしい。

 十数分ほど緊張の中にいると――この時ほど艦娘があまり尿意を抱かない事に感謝した事はなかっただろう――、海棠の艦隊がにわかに騒めき始めた。第一艦隊旗艦、曙に通信が入ったらしく、それがこちらの電にも伝えられた。たくさんの艦娘がいるから直接その様子は見れず、誰かしらの背に阻まれてそれしか見えていなかったが、俺が装備している艤装の妖精さんが通信の内容を拾って逐一伝えてくれた。

 こちらに向かっていた遠方の友軍が敵連合艦隊と交戦中……それは一ヶ所で、ではなく、ここに集おうとしていた仲間達すべての下に多くの敵が襲いかかっているらしい。

 事前の話であった。敵は、もしかしたらこちらの動きを察知しているかもしれない、と。その可能性は高い、と。だからある程度こうなる事は予想できていた。

 俺達の前にも現れるかもしれないから、気を引き締めるように、と伝令があった。口頭での説明なのは、妖精暗号通信等をしていて、急に妨害電波に阻まれて途切れれば、少なくない動揺が走るからだろう。一対一での通信ならまだしも、多数に向けての発信でそうなるのはよくない。

 

 一時間か、二時間か。

 空に浮かぶ黒雲は分厚く、夜の闇のような影を落としながら去っていった。

 快晴の空に日が照っている。頭や肩は少々の熱を持ち、しかしお腹辺りから下はとても冷たい。艤装が駆動する振動と熱が背にあって、体の各所の温度がちぐはぐだった。普通の人間だったら体調を崩してしまいそうなところだ。

 背中の魚雷発射管を弄ってなぜ振動しているのか問いかけたり(シバリングらしい。妖精さんも寒いのかな)、連装砲ちゃん達が空気を読まずに俺の周りをぐるぐる回って永遠の追いかけっこを続けているのを見下ろしたりしていると、とうとう友軍が到着した。駆逐艦を先頭の列に、輪形陣に近い形で近付いて来て、減速し、向こうの方に並んだ。残念ながらどんな艦娘達が来ているのかはわからなかったが、人数が増えた事によって空気中に満ちる息遣いが多くなり、なんとなく安心感を抱いた。これだけいれば安心だろうとか、そういう類のもの。

 間を置かず、他の友軍も到着する。こちらも輪形陣だったが、これは俺達側に向かってきていたので、目視で確認できた。空母と戦艦が周りを取り囲み、その中に駆逐艦や軽巡が輪を作り、中心に一際高い背の女性が滑ってきている。

 それが誰かがわかれば、さすがにざわめきが起こった。俺も、吹雪や夕立も、ぽろっと声を零すくらいはした。

 戦艦大和。

 たぶん彼女は、かつて一度だけ演習で戦った、その本人なのだろう。演習システムで作り出された幻影とは違い、生き生きとした表情を凛と引き締め、歴戦の戦士の雰囲気を纏って、向かってきた。

 戦艦大和は日本にただ一人、ただの一隻のみ存在していると聞く。彼女を見て、ようやくこれが大変な作戦……大規模作戦なのだと実感した。

 霧の強敵を倒したから慢心していたのだろうか、不安に駆られながらも心のどこかでは『大丈夫、勝てる』と思っていたのだろう。しかし以前苦渋を味わわされた艦娘を見れば、その思いは消え、重く硬いものが胸の内に圧し掛かった。

 列から離れた電が波間に止まると、向こう側も先頭の列から一人、駆逐艦娘が抜け出て、立ち止まった。

 漣だ。桃色の髪をツインテールにしていて、制服は…………綾波型のものだろうか。肩にウサギっぽい生物、いや、人形を乗っけている。

 声の無いやり取りは数十秒で終わり、それぞれ引っ込むと、今度は肉声で声がかけられた。各艦隊旗艦より、その下の艦娘達へ。

 

「『多くは言わない。それぞれ自分の役割を見極め、力を発揮する事。貴艦らの活躍を期待し、私もまた後方から力を貸す』、以上、藤見奈提督より、なのですっ!!」

 

 声を張り上げる電ってのは珍しい。姿は見えないが、胸元に両手を押し当て、精いっぱい大きな声を出しているのが容易に想像できた。

 両隣りの各艦隊でも旗艦より提督の言葉らしきものが伝えられている。入り乱れて一部聞き取り辛い部分もあったが、妖精さんが意思を飛ばして補足してくれた。ただ、これは俺の知っている、または想像している言語や言葉で伝えられるから、提督の言葉と少し違ってきてしまっているだろう。でも気持ちはしっかりと受け取った。彼が後ろに立って指揮を執るというなら、全幅の信頼を。彼が期待を寄せていると言うのなら、勝利を。

 士気が高まるというのはこの事を言うのだろうか。体の中からぽかぽかとした熱く強い気持ちがわき上がってくる。

 第一艦隊旗艦は提督と直通通信ができる。リアルタイムでの激励は、艦隊全体の一体感を高めるのには最適だろう。

 

「行くのですっ!」

 

 遠くに聞こえる電の声と、水が掻き分けられていく航行音と駆動音。自然とおう、と勇ましい声を上げて返事をしたが、そこかしこで上がったかけ声の内容はばらばらだった。それでもなお繫がりは強まる。一糸乱れぬ動きで旗艦に続いて滑り出し、友軍と並び、決められた航路を行く。

 霧が見つかるまで、今作戦は終わらない。上の上の上の決定だ。

 海上で寝る事になろうとも、寝ずに動き続ける事になろうとも、絶対に成し遂げよう。

 決意を秘め、前方の夕立の後ろ頭を見つめる。

 風に流れて揺らめくマフラーが、バタバタと音を鳴らして冷たい風にはためいていた。




TIPS
・友軍
すぐさま対応できる五つの地から、三日の時をかけて集まって来た。
もちろんこれが日本中全ての艦娘という訳ではないが、
どうしても応じられない場所や、遅れる場所もあったため、
五つ集った時点で出発した。

・改二
改二に夢を抱いていた夕立は大満足だったが、
同じく夢を抱いていた吹雪は敗北Dを喫した。
いや、Bはあるかもしれない。希望的観測。

・戦艦大和
シマカゼの言った通り、世界に一隻しか現存しない。
たった一人出た後は、建造もドロップも不可能。
そう判明するまでにどれ程の資材が費やされたかはご想像にお任せする。
Lv.155。
同艦隊に夕立改二も存在する。Lv.127。

・三原先生
亡き妹の誕生日だったので感傷に浸っていた。
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